鎖を解かれしもの、ポルクラノス/Polukranos, Unchained
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(必ずポルクラノスが優先されるわけではない。複数の置換/軽減効果が適用されるならコントローラーが決定する。) |
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==関連カード== | ==関連カード== |
2020年5月23日 (土) 06:17時点における版
伝説のクリーチャー — ゾンビ(Zombie) ハイドラ(Hydra)
鎖を解かれしもの、ポルクラノスは+1/+1カウンターが6個置かれた状態で戦場に出る。これは+1/+1カウンターが代わりに12個置かれた状態で脱出する。
鎖を解かれしもの、ポルクラノスの上に+1/+1カウンターが置かれている間にこれがダメージを受けるなら、そのダメージを軽減し、これの上からそれに等しい数の+1/+1カウンターを取り除く。
(1)(黒)(緑):他のクリーチャー1体を対象とする。鎖を解かれしもの、ポルクラノスはそれと格闘を行う。
脱出 ― (4)(黒)(緑),あなたの墓地から他のカード6枚を追放する。
皮肉にもエルズペス/Elspethと同様に神々の戦を利用して脱出したポルクラノス/Polukranos。首を切り落としても倍の数になって復活する伝説のゾンビ・ハイドラ。
今回はダメージを+1/+1カウンターの消費で受ける黒緑の0/0クリーチャーであり、格闘は起動型能力となっている。何よりも4マナ6/6という優秀なマナレシオを持つのが強み。ダメージでどんどんサイズは縮まっていくものの、ダメージそれ自体は受けないという性質から接死などには耐性がある。1度でも戦闘で敵を葬れば悪くはなく、起動型能力の格闘もそのサイズを活かしやすい。脱出時は12/12で出てくるためその辺のドラゴンや天使程度1、2回上から殴り倒せるだろう。
ダメージによらない除去への耐性は無いものの、野放しにはできないマナレシオのクリーチャーが脱出を持っている事自体が売りで、脱出時は脅威度が跳ね上がる。1枚で対処を迫るレベルの強さがあるのでドレッジ系のデッキにおけるフィニッシャーの立ち位置になり得る。逆に墓地肥やし手段の少ないデッキでは脱出コストの6枚追放は安定した捻出が難しい。
この手のカードのお約束として、オーラや装備品などで素のP/Tを強化したり上書きすれば格闘し続けることも可能になる。ただし、+1/+1カウンターがない状態では接死への耐性がなくなる点には注意。直後のイコリア:巨獣の棲処では変容という相性の良いメカニズムが登場している。変容によりカード名が上書きされるため、ポルクラノスをもう1体出すことも可能になる。
リミテッドでは4マナ6/6自体が強いが、対戦相手が墓地対策を持たない場合ロングゲームになれば試合を終わらせる力を持つ。
ルール
- 軽減されないダメージを受けた場合、ダメージを受けつつカウンターも減るため実質2倍のダメージを受けてしまう。登場時のスタンダードでは踏みつけ/Stompや探索する獣/Questing Beastによって起こりやすい状況の為注意。
- 複数の置換効果や軽減効果が同時に適用可能である場合、どの順番で適用するかはそのパーマネントのコントローラーが決定する(CR:616.1)。置換効果の項も参照。
関連カード
- 世界を喰らう者、ポルクラノス/Polukranos, World Eater
- 鎖を解かれしもの、ポルクラノス/Polukranos, Unchained
- ポルクラノスの再誕/Polukranos Reborn - 破滅のエンジン、ポルクラノス/Polukranos, Engine of Ruin
開発秘話
元々はMark Gottliebによってレアの伝説のクリーチャーとしてデザインされた。テーロス還魂記のデザイン終盤に、セット全体の総単語数が多すぎるという問題を解決するためにレアのカードの単語数を減らす俎上に乗せられたが、より単語数の少ない神話レアと入れ替えることによってテキストはそのままで収録された[1]。
ストーリー
一度はエルズペス/Elspethに討たれたものの、死の国/The Underworldからの脱出を果たしたポルクラノス/Polukranos。
詳細はポルクラノス/Polukranosを参照。
参考
- ↑ 単語強盗『テーロス還魂記』の章(Daily MTG 2020年1月7日)