対エキスパンションカード
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[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]初期のエキスパンションに収録されてきたが、[[アライアンス]]以降、([[銀枠]]である[[アンヒンジド]]をのぞいて)通常のエキスパンションでは作られていない。なにより[[リミテッド]]や[[ブロック構築]]といった[[フォーマット]]が生まれたことが大きく、再びこのようなカードが作られる可能性は低いと見られる。 | [[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]初期のエキスパンションに収録されてきたが、[[アライアンス]]以降、([[銀枠]]である[[アンヒンジド]]をのぞいて)通常のエキスパンションでは作られていない。なにより[[リミテッド]]や[[ブロック構築]]といった[[フォーマット]]が生まれたことが大きく、再びこのようなカードが作られる可能性は低いと見られる。 | ||
− | + | 2013年7月の総合ルール更新により、これらが影響を与えるのは「そのエキスパンションで初めて印刷されたカードと同じ[[カード名]]を持った[[カード]]と[[パーマネント]]」となった。例えば、対[[アラビアンナイト]]の[[City in a Bottle]]の場合、[[第5版]]の[[鳥の乙女/Bird Maiden]]はアラビアンナイトが初出なので[[生け贄に捧げる|生け贄に捧げ]]られるが、[[山/Mountain]]はアラビアンナイトが初出ではないので影響を受けない。 | |
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+ | 対エキスパンションカードが影響を与えるのは「そのエキスパンション・シンボルを特性として持つカード」だけだった。同じ[[カード名]]を持っていても、[[再版]]でのカードは「その再版したエキスパンションのカード」になるため、これらの影響を受けなかった。 | ||
+ | *同じ[[カード名]]を持っていても、[[再版]]でのカードは「その再版したエキスパンションのカード」になるため、これらの影響を受けなかった。例えば、[[Golgothian Sylex]]は「[[アンティキティー]]のエキスパンション・シンボルを持つ[[エイトグ/Atog]]」は[[生け贄に捧げる|生け贄に捧げ]]させたが、[[リバイズド]]/[[第5版]]/[[ミラディン]]のエイトグには影響を与えなかった。 | ||
+ | **[[クロニクル]]と[[ルネッサンス]]は、例外といえるセットであった。これらに含まれるカードは、元のエキスパンション・シンボルを持つため、その出典元の対エキスパンションカードに影響された。例えば「クロニクル版の[[アーナム・ジン/Erhnam Djinn]]」は、City in a Bottleの影響を受けていた(もちろん[[ジャッジメント]]再版のアーナム・ジンは影響されない)。 | ||
+ | **[[コールドスナップ]]の[[構築済みデッキ|テーマデッキ]]に再録されている[[アイスエイジ・ブロック]]のカードや[[アンソロジー]]に収録されているカードなど、上記の例以外にも、元のエキスパンション・シンボルを持ったまま、後から印刷される場合はある。 | ||
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+ | 同じ英語名を持つカードは、言語が違っても[[プロモーション・カード]]であっても同じようにデッキ構築やゲームプレイに使用できるべきという理念によって、現在のルールに変更された。 | ||
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*[[City in a Bottle]]([[アラビアンナイト]]) | *[[City in a Bottle]]([[アラビアンナイト]]) |
2013年7月12日 (金) 21:30時点における版
対エキスパンションカード(expansion hoser)とは、特定のエキスパンションに対して効果を発揮するカードのこと。
マジック初期のエキスパンションに収録されてきたが、アライアンス以降、(銀枠であるアンヒンジドをのぞいて)通常のエキスパンションでは作られていない。なによりリミテッドやブロック構築といったフォーマットが生まれたことが大きく、再びこのようなカードが作られる可能性は低いと見られる。
2013年7月の総合ルール更新により、これらが影響を与えるのは「そのエキスパンションで初めて印刷されたカードと同じカード名を持ったカードとパーマネント」となった。例えば、対アラビアンナイトのCity in a Bottleの場合、第5版の鳥の乙女/Bird Maidenはアラビアンナイトが初出なので生け贄に捧げられるが、山/Mountainはアラビアンナイトが初出ではないので影響を受けない。
過去のルール
対エキスパンションカードが影響を与えるのは「そのエキスパンション・シンボルを特性として持つカード」だけだった。同じカード名を持っていても、再版でのカードは「その再版したエキスパンションのカード」になるため、これらの影響を受けなかった。
- 同じカード名を持っていても、再版でのカードは「その再版したエキスパンションのカード」になるため、これらの影響を受けなかった。例えば、Golgothian Sylexは「アンティキティーのエキスパンション・シンボルを持つエイトグ/Atog」は生け贄に捧げさせたが、リバイズド/第5版/ミラディンのエイトグには影響を与えなかった。
- クロニクルとルネッサンスは、例外といえるセットであった。これらに含まれるカードは、元のエキスパンション・シンボルを持つため、その出典元の対エキスパンションカードに影響された。例えば「クロニクル版のアーナム・ジン/Erhnam Djinn」は、City in a Bottleの影響を受けていた(もちろんジャッジメント再版のアーナム・ジンは影響されない)。
- コールドスナップのテーマデッキに再録されているアイスエイジ・ブロックのカードやアンソロジーに収録されているカードなど、上記の例以外にも、元のエキスパンション・シンボルを持ったまま、後から印刷される場合はある。
同じ英語名を持つカードは、言語が違ってもプロモーション・カードであっても同じようにデッキ構築やゲームプレイに使用できるべきという理念によって、現在のルールに変更された。