レア
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− | + | [[コモン]]や[[アンコモン]]に比べ希少度が高く、出にくい分、より派手で強力なカードが含まれる。ただし[[カードパワー]]が高いかというと、あながちそうでないことも多い。 | |
− | [[ストロングホールド]]以前のカードは[[稀少度]]による[[エキスパンション・シンボル]]の色分けがなされていなかったため、レアカードであっても現在の[[コモン]]と同じ黒色となっている。これを利用して[[シャーク]]行為を行う悪質なユーザーも、残念ながら存在する。 | + | ===レアの基準=== |
+ | [http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtgcom/daily/mr9 どのようなカードがレアに入れられるかについて語った記事]で[[Mark Rosewater]]は何かのカードをレアにする(コモンやアンコモンにしない)理由を10個挙げている。 | ||
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+ | なお、1つのカードに複数の理由が当てはまることも多い。 | ||
+ | *[[ルール文章]]が複雑すぎ、初心者を混乱させるおそれがあるため。(⇒[[歪んだ世界/Warp World]]) | ||
+ | *[[ルール]]上の扱いがややこしく、初心者を混乱させるおそれがあるため。(⇒[[謙虚/Humility]]) | ||
+ | *[[ルール文章]]が長く、文字の多さで初心者に威圧感を与えかねないため。(⇒[[現実の修正/Alter Reality]]) | ||
+ | *[[大型クリーチャー|サイズが大きいクリーチャー]]や[[効果]]が派手な[[呪文]]に、箔をつけるため。(⇒[[深海の生息者/Denizen of the Deep]]、[[抹消/Obliterate]]、[[アクローマの記念碑/Akroma's Memorial]]) | ||
+ | *特別で斬新な効果を持つ呪文に、箔をつけるため。(⇒[[名誉回復/Vindicate]]、[[戦慄掘り/Dreadbore]]) | ||
+ | *用途が極端に狭く、特殊な限られた[[デッキ]]以外ではほとんど使えないため。(⇒[[寄付/Donate]]、[[ライオンの瞳のダイアモンド/Lion's Eye Diamond]]) | ||
+ | *[[リミテッド]]において強力すぎ、パックから多く出てくるとリミテッドを台無しにするおそれがあるため。(⇒[[セファリッドの皇帝アボシャン/Aboshan, Cephalid Emperor]]) | ||
+ | *アンコモンにも入れられたが、そのセットによりアンコモンにふさわしいカードが多く、アンコモンの枠が足りなくなったため。 | ||
+ | *レアのカード[[サイクル]]の内の1枚だったため。(⇒[[影魔道士の浸透者/Shadowmage Infiltrator]]) | ||
+ | *そのセットで「強い」カードがレアに少なすぎ、「強い」レアを増やす必要があったため。 | ||
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+ | まとめると強いカードでも弱いカードでも、複雑・派手・特殊だったりするものはレアに入れるということである。 | ||
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+ | *箸にも棒にも掛からないようなレアカードを(それをパックから引き当ててしまったユーザーが怨嗟を込めて)[[カスレア]]と呼ぶ。ただし、強さや使えなさは[[環境]]で変化することも多いため、かなり主観的かつ流動的な呼び名でもある(詳しくはカスレアのページ参照)。 | ||
+ | *[[伝説のクリーチャー]]や[[プレインズウォーカー]]など、[[背景世界/ストーリー用語|ストーリーにおける重要人物]]のカードはほとんどがレアまたは[[神話レア]]である。 | ||
+ | *[[ストロングホールド]]以前のカードは[[稀少度]]による[[エキスパンション・シンボル]]の色分けがなされていなかったため、レアカードであっても現在の[[コモン]]と同じ黒色となっている。これを利用して[[シャーク]]行為を行う悪質なユーザーも、残念ながら存在する。 | ||
== 参考 == | == 参考 == |
2012年11月10日 (土) 13:01時点における版
レア(Rare)は高い稀少度、またその稀少度に属するカードのことである。イーブンタイドまでは最も高い希少度であったが、アラーラの断片以降はさらに上の稀少度として神話レアが作られた。基本的に15枚入りのブースターパック1つにつき1枚封入されており、エキスパンション・シンボルの色は金である。プレミアム・カードを示す語ではない。
概要
コモンやアンコモンに比べ希少度が高く、出にくい分、より派手で強力なカードが含まれる。ただしカードパワーが高いかというと、あながちそうでないことも多い。
レアの基準
どのようなカードがレアに入れられるかについて語った記事でMark Rosewaterは何かのカードをレアにする(コモンやアンコモンにしない)理由を10個挙げている。
なお、1つのカードに複数の理由が当てはまることも多い。
- ルール文章が複雑すぎ、初心者を混乱させるおそれがあるため。(⇒歪んだ世界/Warp World)
- ルール上の扱いがややこしく、初心者を混乱させるおそれがあるため。(⇒謙虚/Humility)
- ルール文章が長く、文字の多さで初心者に威圧感を与えかねないため。(⇒現実の修正/Alter Reality)
- サイズが大きいクリーチャーや効果が派手な呪文に、箔をつけるため。(⇒深海の生息者/Denizen of the Deep、抹消/Obliterate、アクローマの記念碑/Akroma's Memorial)
- 特別で斬新な効果を持つ呪文に、箔をつけるため。(⇒名誉回復/Vindicate、戦慄掘り/Dreadbore)
- 用途が極端に狭く、特殊な限られたデッキ以外ではほとんど使えないため。(⇒寄付/Donate、ライオンの瞳のダイアモンド/Lion's Eye Diamond)
- リミテッドにおいて強力すぎ、パックから多く出てくるとリミテッドを台無しにするおそれがあるため。(⇒セファリッドの皇帝アボシャン/Aboshan, Cephalid Emperor)
- アンコモンにも入れられたが、そのセットによりアンコモンにふさわしいカードが多く、アンコモンの枠が足りなくなったため。
- レアのカードサイクルの内の1枚だったため。(⇒影魔道士の浸透者/Shadowmage Infiltrator)
- そのセットで「強い」カードがレアに少なすぎ、「強い」レアを増やす必要があったため。
まとめると強いカードでも弱いカードでも、複雑・派手・特殊だったりするものはレアに入れるということである。
- 箸にも棒にも掛からないようなレアカードを(それをパックから引き当ててしまったユーザーが怨嗟を込めて)カスレアと呼ぶ。ただし、強さや使えなさは環境で変化することも多いため、かなり主観的かつ流動的な呼び名でもある(詳しくはカスレアのページ参照)。
- 伝説のクリーチャーやプレインズウォーカーなど、ストーリーにおける重要人物のカードはほとんどがレアまたは神話レアである。
- ストロングホールド以前のカードは稀少度によるエキスパンション・シンボルの色分けがなされていなかったため、レアカードであっても現在のコモンと同じ黒色となっている。これを利用してシャーク行為を行う悪質なユーザーも、残念ながら存在する。