からみつく鉄線/Tangle Wire

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[[パーマネント]]を少しだけ拘束する[[アーティファクト]]。
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各[[プレイヤー]]の[[パーマネント]]を、[[消散カウンター]]の数だけ拘束する[[アーティファクト]]。
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少しだけと言っても、序盤にパーマネントを4つも[[タップ]]されたのでは、[[土地]]しか出さないような[[デッキ]]にとっては致命的である。
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[[消散]]がついているので、[[プレイヤー]]自らが[[除去]]せずとも[[場]]から離れていくが、それまでの数[[ターン]]が厄介であり、だからこそ煩わしい。
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お互いにデメリットがある痛みわけ[[カード]]のように見えるが、実際には平等ではない。まず、[[戦場に出す|戦場に出した]]後に最初に被害を受けるのは[[対戦相手]]であること。そして、からみつく鉄線自身を[[タップ]]することができ、なおかつ[[誘発型能力]]の[[スタック]]の置き方によってタップされる数を減らすことも可能なため（後述）、実質2つ分タップされる数を対戦相手より少なくできること。これらの理由により、トータルでの被害は対戦相手の方が大きくなっている。
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[[能力]]が消散[[カウンター]]を参照しているため徐々に効果も弱くなっていくが、デッキによってはかなりの時間[[ロック]]に近い状態に追い詰められることも。
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[[コントローラー]]自身は、相手よりもタップするパーマネントを少なくする工夫が出来る。
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[[コントローラー]]が有利であることがわかりづらく、数[[ターン]]の時間稼ぎにしかならないということで、当初は評価が低く[[カスレア]]扱いをされていた。しかし、上記の性質と、序盤の時間稼ぎが戦局に大きな差を与える[[環境]]であったため、次第に評価が上がっていった。1枚目で相手がもたついているところに、2枚目を追加して優劣の差をさらに伸ばす強襲手段も強力。
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*これ自身はタップ状態でも[[アンタップ]]状態でも能力に影響しないので、これ自身をタップすることで、タップ数を1つ稼いでくれる。
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*消散カウンターを取り除く能力とタップする能力はどちらも「同じプレイヤーの[[コントロール]]する[[誘発型能力]]」なので、任意の順番で[[スタック]]に乗せられる。
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この時タップの能力を先に乗せ、消散カウンターを取り除く能力を先に解決するようにすると、消散カウンターが1個減った状態でタップするパーマネントを選ぶことになり、1つ少なくて済む。
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これらにより事実上相手よりパーマネント2つ分有利になる。
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*これにより痛み分け[[カード]]と見せかけて実は相手の方が先に足止めを受ける上、トータルの被害もこちらが少なく単純に[[アドバンテージ]]を生み出してくれるカードなのである。
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出た当初はお互いにデメリットがある上数ターンだけの時間稼ぎということで評価は低く、[[カスレア]]扱いだったが、張った側のプレイヤーの方が上記の理由によって有利だったり、当時の[[環境]]が序盤に稼いだ数ターンの時間稼ぎによって場の優劣が一気に決まる物だったりしたために評価が上がったカード。
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多くの妨害手段と同様に[[タングルストンピィ]]のような[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]で使われることは多かったが、[[トリニティ]]や[[茶単]]のような[[コントロール (デッキ)|コントロール]]でもよく使われた。[[スタンダード]][[落ちる|落ち]]した後も、[[エターナル]]において[[スタックス]]系の[[デッキ]]でよく採用されている。特に後者では似たコンセプトのカード[[煙突/Smokestack]]と組み合わせたり、[[ゴブリンの溶接工/Goblin Welder]]で使いまわしたりしてくるので非常にいやらしい。
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一枚目でもたついた相手に対し二枚目を張ることでタップ数の差が開き、有利をさらに伸ばす強襲手段も強力。
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一見すると[[コントロール#term|ビートダウン]]向けに思えるが、[[コントロール]]が相手を減速させる為にも使える。
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*消散カウンターを取り除く[[能力]]とタップする能力は、からみつく鉄線のコントローラーの[[アップキープ]]開始時に同時に[[誘発]]し、どちらの能力も同じ[[プレイヤー]]が[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]しているため、スタックに置く順番をコントローラーが選べる。先に消散カウンターを取り除くようにスタックに置けば、タップされるパーマネントの数を減らすことができる。
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前者の例として[[タングルストンピィ]]、後者の例として[[トリニティ]]や[[茶単]]などでの採用が挙げられる。
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*[[装備品]]など、タップしても影響がないパーマネントとは相性がよい。逆に、相手がそれらをコントロールしていると効果が薄くなってしまう。
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*[[From the Vault:Twenty]]に[[2000年]]を代表する1枚として収録され、{{Gatherer|id=373322|新規イラスト}}が与えられた。
  
 
==参考==
 
==参考==
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*[[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/feature/253|The Top 50 Artifacts of All Time]]第34位([[WotC]]、文:[[Zvi Mowshowitz]]、英語)
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*[[The Top 50 Artifacts of All Time]]第34位([[WotC]]、文:[[Zvi Mowshowitz]]、英語)
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*[[カード個別評価：マスクスブロック]]
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*[[カード個別評価：ネメシス]] - [[レア]]
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*[[From the Vault:Twenty]]

2018年9月26日 (水) 21:09時点における最新版


Tangle Wire / からみつく鉄線 (３)
アーティファクト

消散４（このアーティファクトは、その上に消散(fade)カウンターが４個置かれた状態で戦場に出る。あなたのアップキープの開始時に、それから消散カウンターを１個取り除く。できない場合、それを生け贄に捧げる。）
各プレイヤーのアップキープの開始時に、そのプレイヤーはからみつく鉄線の上に置かれている消散カウンター１個につき、そのプレイヤーがコントロールするアンタップ状態のアーティファクト１つかクリーチャー１体か土地１つをタップする。


各プレイヤーのパーマネントを、消散カウンターの数だけ拘束するアーティファクト。

お互いにデメリットがある痛みわけカードのように見えるが、実際には平等ではない。まず、戦場に出した後に最初に被害を受けるのは対戦相手であること。そして、からみつく鉄線自身をタップすることができ、なおかつ誘発型能力のスタックの置き方によってタップされる数を減らすことも可能なため（後述）、実質2つ分タップされる数を対戦相手より少なくできること。これらの理由により、トータルでの被害は対戦相手の方が大きくなっている。

コントローラーが有利であることがわかりづらく、数ターンの時間稼ぎにしかならないということで、当初は評価が低くカスレア扱いをされていた。しかし、上記の性質と、序盤の時間稼ぎが戦局に大きな差を与える環境であったため、次第に評価が上がっていった。1枚目で相手がもたついているところに、2枚目を追加して優劣の差をさらに伸ばす強襲手段も強力。

多くの妨害手段と同様にタングルストンピィのようなビートダウンで使われることは多かったが、トリニティや茶単のようなコントロールでもよく使われた。スタンダード落ちした後も、エターナルにおいてスタックス系のデッキでよく採用されている。特に後者では似たコンセプトのカード煙突/Smokestackと組み合わせたり、ゴブリンの溶接工/Goblin Welderで使いまわしたりしてくるので非常にいやらしい。

  • 消散カウンターを取り除く能力とタップする能力は、からみつく鉄線のコントローラーのアップキープ開始時に同時に誘発し、どちらの能力も同じプレイヤーがコントロールしているため、スタックに置く順番をコントローラーが選べる。先に消散カウンターを取り除くようにスタックに置けば、タップされるパーマネントの数を減らすことができる。
  • 装備品など、タップしても影響がないパーマネントとは相性がよい。逆に、相手がそれらをコントロールしていると効果が薄くなってしまう。
  • From the Vault:Twentyに2000年を代表する1枚として収録され、新規イラストが与えられた。

[編集] 参考

「http://mtgwiki.com/wiki/%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%BF%E3%81%A4%E3%81%8F%E9%89%84%E7%B7%9A/Tangle_Wire」より作成
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