電光吠えのドラゴン/Sparktongue Dragon

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
 
(4人の利用者による、間の5版が非表示)
1行: 1行:
 
{{#card:Sparktongue Dragon}}
 
{{#card:Sparktongue Dragon}}
 +
[[Category:WHISPER最新オラクル未対応]]
 +
''WHISPERのルール文章は最新の[[オラクル]]に未対応です。「クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする」は「[[任意の対象|1つを対象とする]]」に読み替えてください。''
  
 
追加で[[マナ]]を[[支払う]]と[[稲妻/Lightning Bolt]]を呼び起こす、[[中堅クリーチャー|中型]]の[[ドラゴン]]。
 
追加で[[マナ]]を[[支払う]]と[[稲妻/Lightning Bolt]]を呼び起こす、[[中堅クリーチャー|中型]]の[[ドラゴン]]。
12行: 14行:
  
 
==開発秘話==
 
==開発秘話==
[[基本セット2019]]を開発するにあたって、[[リミテッド]]で[[サルカン・ヴォル/Sarkhan Vol (ストーリー)|サルカン・ヴォル/Sarkhan Vol]]とドラゴンの繋がりを取り入れてドラゴン[[部族 (俗称)|部族]]デッキが組めるよう、ドラゴン・カードの[[開封比]]を高めるべく[[コモン]]のドラゴンを収録する必要があった。
+
[[基本セット2019]]を開発するにあたって、[[リミテッド]]で[[サルカン・ヴォル/Sarkhan Vol (ストーリー)|サルカン・ヴォル/Sarkhan Vol]]とドラゴンの繋がりを取り入れてドラゴン[[タイプ的]]デッキが組めるよう、ドラゴン・カードの[[開封比]]を高めるべく[[コモン]]のドラゴンを収録する必要があった。
  
 
[[再録]]を除いて最初からコモンとして作られたドラゴンには[[ドラゴンの雛/Dragon Hatchling]]、[[稲妻の金切り魔/Lightning Shrieker]]が既に存在しており、それらの再録も検討された。しかし0/1のドラゴンの雛は[[ドラゴンの卵/Dragon Egg]]で生成される2/2[[トークン]]との間に認識的なズレを生じさせてしまい、稲妻の金切り魔は[[切り直す|シャッフル]]が多くなるという問題を抱えていた。これらを踏まえ、新たに3枚目のコモンのドラゴンをデザインする運びとなった。
 
[[再録]]を除いて最初からコモンとして作られたドラゴンには[[ドラゴンの雛/Dragon Hatchling]]、[[稲妻の金切り魔/Lightning Shrieker]]が既に存在しており、それらの再録も検討された。しかし0/1のドラゴンの雛は[[ドラゴンの卵/Dragon Egg]]で生成される2/2[[トークン]]との間に認識的なズレを生じさせてしまい、稲妻の金切り魔は[[切り直す|シャッフル]]が多くなるという問題を抱えていた。これらを踏まえ、新たに3枚目のコモンのドラゴンをデザインする運びとなった。
19行: 21行:
  
 
*単なる大型フライヤーはコモン枠では強力すぎ、[[アンコモン]]に[[火山のドラゴン/Volcanic Dragon]]が存在していた。[[小型クリーチャー|小型]]のドラゴンを取り扱うカードには[[トップダウン・デザイン]]のドラゴンの卵の存在があった。これらの中間的な立ち位置を探るのは困難を極めたことが伺える。
 
*単なる大型フライヤーはコモン枠では強力すぎ、[[アンコモン]]に[[火山のドラゴン/Volcanic Dragon]]が存在していた。[[小型クリーチャー|小型]]のドラゴンを取り扱うカードには[[トップダウン・デザイン]]のドラゴンの卵の存在があった。これらの中間的な立ち位置を探るのは困難を極めたことが伺える。
 +
*調整の一時期「2RR、2/2、飛行、[[先制攻撃]]」と[[カミソリ足のグリフィン/Razorfoot Griffin]]よりも[[色拘束]]がキツい案もあったが、それでも「赤のコモン枠には不適切」だったらしい。
  
 
==参考==
 
==参考==
24行: 27行:
 
*[[カード個別評価:基本セット2019]] - [[コモン]]
 
*[[カード個別評価:基本セット2019]] - [[コモン]]
 
*[[カード個別評価:統率者レジェンズ]] - [[コモン]]
 
*[[カード個別評価:統率者レジェンズ]] - [[コモン]]
 +
*[[カード個別評価:ジャンプスタート2022]] - [[コモン]]
 +
*[[カード個別評価:Jumpstart: Historic Horizons]] - [[コモン]]

2024年8月19日 (月) 08:59時点における最新版


Sparktongue Dragon / 電光吠えのドラゴン (3)(赤)(赤)
クリーチャー — ドラゴン(Dragon)

飛行
電光吠えのドラゴンが戦場に出たとき、あなたは(2)(赤)を支払ってもよい。そうしたとき、クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。これはそれに3点のダメージを与える。

3/3

WHISPERのルール文章は最新のオラクルに未対応です。「クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする」は「1つを対象とする」に読み替えてください。

追加でマナ支払う稲妻/Lightning Boltを呼び起こす、中型ドラゴン

5マナ3/3とマナ・コストに対しやや控え目のサイズアドバンテージを取り得るETB能力を内蔵しているものの、計8マナかかることから構築水準とは言い難い性能。

翻って、リミテッドでは手に入りやすい中型フライヤーであり、終盤に引いてきた際には除去も兼ねるなかなかの性能。5マナと8マナのマナ・コストを使い分けられることで、マナを伸ばす戦略へ理由付けにも一役買う。とはいえタフネスの低さから敵の航空戦力とぶつかったときの脆さは少し気になるか。火の血脈、サルカン/Sarkhan, Fireblood吐炎/Spit Flameといったドラゴンシナジーを持つカードをピックできたなら、是非併せて採用してみたい。

[編集] ルール

[編集] 開発秘話

基本セット2019を開発するにあたって、リミテッドサルカン・ヴォル/Sarkhan Volとドラゴンの繋がりを取り入れてドラゴンタイプ的デッキが組めるよう、ドラゴン・カードの開封比を高めるべくコモンのドラゴンを収録する必要があった。

再録を除いて最初からコモンとして作られたドラゴンにはドラゴンの雛/Dragon Hatchling稲妻の金切り魔/Lightning Shriekerが既に存在しており、それらの再録も検討された。しかし0/1のドラゴンの雛はドラゴンの卵/Dragon Eggで生成される2/2トークンとの間に認識的なズレを生じさせてしまい、稲妻の金切り魔はシャッフルが多くなるという問題を抱えていた。これらを踏まえ、新たに3枚目のコモンのドラゴンをデザインする運びとなった。

強大で派手なイメージを持つドラゴンをコモンカードに仕上げるにあたり、「ドラゴンらしさ」と「コモンらしさ」の板挟みとなり、たびたびP/Tや能力が書き換えられるなど調整は難航した。最後まで全員が納得する完璧なものは見つけられず、最終的に完成したカードは従来の赤のコモン枠に存在し得ない、コモンらしくないものとなったが、疑似キッカー能力で火を噴くシンプルにドラゴンらしさを表現するカードとして仕上がった。[1]

[編集] 参考

  1. Mファイル『基本セット2019』編・赤緑・多色・アーティファクト(Play Design 2018年7月20日)
QR Code.gif