事件
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「解明条件 ― [条件]」は「[[あなた]]の[[終了ステップ]]の開始時に、[条件]でありこの事件が未解明な場合、これは解明完了になる。」という[[誘発型能力]]である。 | 「解明条件 ― [条件]」は「[[あなた]]の[[終了ステップ]]の開始時に、[条件]でありこの事件が未解明な場合、これは解明完了になる。」という[[誘発型能力]]である。 | ||
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[[カルロフ邸殺人事件]]で初登場したエンチャント・タイプ。特定の条件を満たすことで事件の謎が解き明かされ、追加の能力が解放される。同時発売の[[カルロフ邸殺人事件統率者デッキ]]でも使用されている。 | [[カルロフ邸殺人事件]]で初登場したエンチャント・タイプ。特定の条件を満たすことで事件の謎が解き明かされ、追加の能力が解放される。同時発売の[[カルロフ邸殺人事件統率者デッキ]]でも使用されている。 | ||
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+ | *カルロフ邸殺人事件の[[プレイ・ブースター]]から出る[[パンチアウト・カード]]には、解明完了したことを表すマーカーが含まれている。マーカーに描かれたシンボルは[[ラヴニカ魔法探偵社/The Ravnican Agency of Magicological Investigations]]の社章である。 | ||
+ | *リリース・ノート及び総合ルールには「解明条件」と「解明完了」がそれぞれキーワード能力であるとされているが、実際はキーワード能力なのは解明完了だけで解明条件は事件カードのルールの一部という扱いになっている。 | ||
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+ | *レイアウトの都合上、[[レア]]以上のカードであっても[[拡張アート# 拡張アート (カード枠)|拡張アート]]版が存在しない。 | ||
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*「解明条件」は[[if節ルール]]の影響下にある。終了ステップの開始時点で条件を満たしていなければ[[誘発]]自体が起こらない。[[解決]]時に条件を満たしていなければ解明完了にならない。 | *「解明条件」は[[if節ルール]]の影響下にある。終了ステップの開始時点で条件を満たしていなければ[[誘発]]自体が起こらない。[[解決]]時に条件を満たしていなければ解明完了にならない。 | ||
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*事件が解明完了しても、元々持っていた能力は[[失う|失われ]]ない。 | *事件が解明完了しても、元々持っていた能力は[[失う|失われ]]ない。 | ||
*解明完了であることは[[コピー可能な値]]ではない。 | *解明完了であることは[[コピー可能な値]]ではない。 | ||
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==参考== | ==参考== | ||
*[https://magic.wizards.com/en/news/feature/murders-at-karlov-manor-mechanics Murders at Karlov Manor Mechanics]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/0037524/ 『カルロフ邸殺人事件』のメカニズム]([[Daily MTG]] 2024年1月16日 [[Matt Tabak]]著) | *[https://magic.wizards.com/en/news/feature/murders-at-karlov-manor-mechanics Murders at Karlov Manor Mechanics]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/0037524/ 『カルロフ邸殺人事件』のメカニズム]([[Daily MTG]] 2024年1月16日 [[Matt Tabak]]著) | ||
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+ | :719.2. 事件カードの枠にルール上の意味はない。 | ||
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+ | ::719.3a「解明条件 - [条件]/To Solve - [条件]」とは、「あなたの終了ステップの開始時に、[条件] かつ この事件がまだ解明完了でない場合、この事件が解明完了になる。」を意味する。 | ||
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+ | ::719.3b 解明完了であることはパーマネントが持ちうる記号である。呪文や能力がそれが解明完了であることを参照すること以外に、ルール上の意味はない。一旦パーマネントが解明完了になると、それが戦場から離れるまで解明完了のままである。解明完了であることは能力でもコピー可能な値でもない。 | ||
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+ | ::719.3c 事件が解明完了であるなら、「解明完了 - [テキスト]」で示される常在型能力はゲームに影響を及ぼし、誘発型能力は誘発し、起動型能力は起動できる。 702.169 〔解明完了〕参照 | ||
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+ | :702.169a 解明完了は事件カードに書かれているキーワード能力である。詳細は 719 〔事件カード〕参照。「解明完了」の語の後に、能力を示すテキストが続けて記載される。それらの能力は常在型能力や誘発型能力や起動型能力である。 | ||
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+ | :702.169b 常在型能力を示す場合の「解明完了 - [テキスト]」は、「この事件が解明完了である間、[テキスト]」を意味する。 | ||
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+ | :702.169c 誘発型能力を示す場合の「解明完了 - [テキスト]」は、「[テキスト]。この能力はこの事件が解明完了であるなら誘発する。」を意味する。 | ||
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+ | :702.169d 起動型能力を示す場合の「解明完了 - [テキスト]」は、「[テキスト]。この能力はこの事件が解明完了であるなら起動できる。」を意味する。 |
2024年7月28日 (日) 16:37時点における最新版
事件/Caseはエンチャント・タイプの1つ。関連するキーワード能力である解明条件/To Solveと解明完了/Solvedについても当項目で解説する。
エンチャント — 事件(Case)
この事件(Case)が戦場に出たとき、あなたがコントロールしていないクリーチャー1体を対象とする。あなたがコントロールしている各クリーチャーはそれぞれ、そのクリーチャーに1点のダメージを与える。
解明条件 ― このターンに3体以上のクリーチャーが攻撃した。(未解明なら、あなたの終了ステップの開始時に解明する。)
解明完了 ― あなたがコントロールしているすべてのクリーチャーは+1/+0の修整を受ける。
目次 |
[編集] 定義
事件・カードは通常のカードとレイアウトが異なり、左半分がイラスト、右半分が文章欄となっている(イラスト。英雄譚とは逆、つまりクラスと似た配置)。事件は解明条件/To Solveと解明完了/Solvedという2つのキーワード能力を持つ。
「解明条件 ― [条件]」は「あなたの終了ステップの開始時に、[条件]でありこの事件が未解明な場合、これは解明完了になる。」という誘発型能力である。
「解明完了」の意味は、その後に書かれている能力の種類(起動型能力/誘発型能力/常在型能力)によって異なる。各能力の定義や書式は当該項目を参照。
- 「解明完了 ― [起動型能力]」は「[起動型能力]。この事件が解明完了していなければ起動できない。」を意味する。
- 「解明完了 ― [誘発型能力]」は「[誘発型能力]。この能力は、この事件が解明完了していなければ誘発しない。」を意味する。
- 「解明完了 ― [常在型能力]」は「この事件が解明完了しているかぎり、[常在型能力]。」を意味する。
[編集] 解説
カルロフ邸殺人事件で初登場したエンチャント・タイプ。特定の条件を満たすことで事件の謎が解き明かされ、追加の能力が解放される。同時発売のカルロフ邸殺人事件統率者デッキでも使用されている。
カルロフ邸殺人事件では全色に存在しており、レアでは5色サイクルを形成している。アンコモンについては各色に1枚ずつのほか、白のみ2枚存在し、無色のパクト破りの事件/Case of the Shattered Pactも存在する。事件を参照するカードとして事件簿の監査人/Case File Auditorも収録されている。
- カルロフ邸殺人事件のプレイ・ブースターから出るパンチアウト・カードには、解明完了したことを表すマーカーが含まれている。マーカーに描かれたシンボルはラヴニカ魔法探偵社/The Ravnican Agency of Magicological Investigationsの社章である。
- リリース・ノート及び総合ルールには「解明条件」と「解明完了」がそれぞれキーワード能力であるとされているが、実際はキーワード能力なのは解明完了だけで解明条件は事件カードのルールの一部という扱いになっている。
- 過去のカードでは、クラスのクラス・レベル棒も似たような扱いとなっている。
- レイアウトの都合上、レア以上のカードであっても拡張アート版が存在しない。
[編集] ルール
- 「解明条件」はif節ルールの影響下にある。終了ステップの開始時点で条件を満たしていなければ誘発自体が起こらない。解決時に条件を満たしていなければ解明完了にならない。
- 事件が解明完了の状態になったら、それは戦場を離れるまで解明完了のままである。
- 事件が解明完了しても、元々持っていた能力は失われない。
- 解明完了であることはコピー可能な値ではない。
[編集] 開発秘話
このサブタイプは、「事件」という要素を元にしたトップダウン・デザインである。事件は物事ではあるが物理的に形を持っているわけではないので、エンチャントにすることが決まった。事件は解明するものであるというフレイバー要素と、解明の動機付けとして報酬が必要というゲーム上の要素から、ゼンディカー・ブロックの探索カウンターを使うエンチャントのような概観になった。当初は複数の解明方法があるパターンも試されていたが、簡略化のために解明条件は1つに絞られた[1]。
[編集] 脚注
- ↑ Getting Away with Murders at Karlov Manor, Part 2/『カルロフ邸殺人事件』をやり遂げる その2(Making Magic 2024年1月22日 Mark Rosewater著)
[編集] 参考
- Murders at Karlov Manor Mechanics/『カルロフ邸殺人事件』のメカニズム(Daily MTG 2024年1月16日 Matt Tabak著)
- Murders at Karlov Manor Release Notes/『カルロフ邸殺人事件』リリースノート(Daily MTG 2024年1月26日 Eric Levine著)
- サブタイプ「事件(Case)」で検索
- 「事件(Case)」でテキスト検索
- ルーリング
- エンチャント
- エンチャント・タイプ
- サブタイプ
[編集] 引用:総合ルール 20240412.0
総合ルールビューアが未対応のため、日本公式サイトより引用
- 719. 事件カード
- 719.1. 事件カードのアートはカードの左側に縦長に配置され、タイプ行はカードの下端にある。
- 719.2. 事件カードの枠にルール上の意味はない。
- 719.3. 事件カードは長いダッシュの前に示された2つの特有のキーワード能力を持ち、それぞれの後に示された誘発型能力または常在型能力や誘発型能力や起動型能力を持つ。
- 719.3a「解明条件 - [条件]/To Solve - [条件]」とは、「あなたの終了ステップの開始時に、[条件] かつ この事件がまだ解明完了でない場合、この事件が解明完了になる。」を意味する。
- 719.3b 解明完了であることはパーマネントが持ちうる記号である。呪文や能力がそれが解明完了であることを参照すること以外に、ルール上の意味はない。一旦パーマネントが解明完了になると、それが戦場から離れるまで解明完了のままである。解明完了であることは能力でもコピー可能な値でもない。
- 719.3c 事件が解明完了であるなら、「解明完了 - [テキスト]」で示される常在型能力はゲームに影響を及ぼし、誘発型能力は誘発し、起動型能力は起動できる。 702.169 〔解明完了〕参照
- 702.169. 解明完了/Solved
- 702.169a 解明完了は事件カードに書かれているキーワード能力である。詳細は 719 〔事件カード〕参照。「解明完了」の語の後に、能力を示すテキストが続けて記載される。それらの能力は常在型能力や誘発型能力や起動型能力である。
- 702.169b 常在型能力を示す場合の「解明完了 - [テキスト]」は、「この事件が解明完了である間、[テキスト]」を意味する。
- 702.169c 誘発型能力を示す場合の「解明完了 - [テキスト]」は、「[テキスト]。この能力はこの事件が解明完了であるなら誘発する。」を意味する。
- 702.169d 起動型能力を示す場合の「解明完了 - [テキスト]」は、「[テキスト]。この能力はこの事件が解明完了であるなら起動できる。」を意味する。