人間でない

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'''人間でない'''/''non-Human''[[クリーチャー]]を参照する[[カード]]群が存在する。
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'''人間でない'''/''non-Human''[[クリーチャー]]を参照する[[タイプ的カード]]群が存在する。
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==解説==
 
==解説==
[[人間]]は[[2003年]]の[[ミラディン]]で制定されて以来[[マジック]]において最も枚数の多い[[クリーチャー・タイプ]]であるが、[[2011年]]の[[イニストラード・ブロック]]までは敢えて[[メカニズム]]的に焦点を当てられてこなかった([[人間#部族カード]]を参照)。
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[[人間]]は[[2003年]]の[[ミラディン]]で制定されて以来[[マジック]]において最も枚数の多い[[クリーチャー・タイプ]]であるが、[[2011年]]の[[イニストラード・ブロック]]までは敢えて[[メカニズム]]的に焦点を当てられてこなかった([[人間#タイプ的カード]]を参照)。
  
 
[[イニストラード]]では人間とその他4[[種族]]という対立構造ゆえ、「人間でない」クリーチャーへの対策カードが2枚収録された。
 
[[イニストラード]]では人間とその他4[[種族]]という対立構造ゆえ、「人間でない」クリーチャーへの対策カードが2枚収録された。
  
[[2019年]]の[[エルドレインの王権]]では([[赤白黒]]の[[騎士]]に対する)[[緑青赤]]が「人間でない」クリーチャーであることをメリットとして扱う小テーマがあった。これは前年に[[ブロック (総称)|ブロック]]制が廃止されたばかりで[[スタンダード]]の個々の[[カード・セット]]間のメカニズム的繋がりが希薄になるのを緩和する意味合いもあり、翌年の[[イコリア:巨獣の棲処]][[変容]]をはじめとする「人間でない」[[シナジー]]が大々的に登場する布石であった。
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続く[[闇の隆盛]]の[[常なる狼/Immerwolf]]では「[[変身]]後の[[狼男]]」のみを指すための[[テキスト]]として「人間でない狼男」という記述が用いられた([[狼男/Werewolf]]を表す[[変身する両面カード]][[第1面]]では「人間・狼男」、[[第2面]]では「狼男」であるため)。
  
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[[2019年]]の[[エルドレインの王権]]では([[赤白黒]]の[[騎士]]に対する)[[緑青赤]]に、「人間でない」ことをメリットとして扱う小テーマがあった。これは前年に[[ブロック (総称)|ブロック]]制が廃止されたばかりで[[スタンダード]]の個々の[[カード・セット]]間のメカニズム的繋がりが希薄になるのを緩和する意味合いもあり、翌年の[[イコリア:巨獣の棲処]]で[[変容]]をはじめとする「人間でない」[[シナジー]]が大々的に登場する布石であった。
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*この流れはゆるやかに続いており、これら2セットのあいだに挟まれた[[テーロス還魂記]]では[[脱出]]を持つクリーチャーらが、[[ゼンディカーの夜明け]]では(人間らを有する[[パーティー]]に対し)[[上陸]]を持つクリーチャーらがいずれもすべて人間以外で統一されていた。
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**また[[ショーケース・フレーム]]が初登場したエルドレインの王権には人間を含む([[当事者カード]]の)ショーケースがあったが、その後の[[本流のセット]]は[[基本セット2021]]を除けば「[[神]]や[[亜神]]」「変容」「上陸」「神」と、偶然か意識してか人間でないテーマのショーケースが続いた。
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*なお、「人間でない」が特別な[[ルール用語]]というわけではない。下記の判別基準も[[肉体の奪取/Rend Flesh]]の「スピリットでない/non-Spirit」や[[眼腐りの終焉/Eyeblight's Ending]]の「エルフでない/non-Elf」などと全く同様である。
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==判別基準==
 
*人間という[[タイプ]]さえ持っていなければいいので、[[エルフ]]などの人型の生物も「人間でない」として扱われる。
 
*人間という[[タイプ]]さえ持っていなければいいので、[[エルフ]]などの人型の生物も「人間でない」として扱われる。
 
**一方で人間であってはいけないので、例えば「人間・エルフ」を併せ持つ[[ハーフエルフ/Half-Elf]]は含まれない。
 
**一方で人間であってはいけないので、例えば「人間・エルフ」を併せ持つ[[ハーフエルフ/Half-Elf]]は含まれない。
*直感的ではないが、[[トークン・カード]]の[[イラスト]]が人間に見えても[[トークン]]自体は人間でないこともある。[[ウィノータ・コンボ]]で[[急報/Raise the Alarm]]が出す兵士・トークンなど。
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*直感的ではないが、[[トークン・カード]]の[[イラスト]]が人間に見えても[[トークン]]自体は人間でないこともある。[[ウィノータ・コンボ]]で[[急報/Raise the Alarm]]が[[生成]]する兵士・トークンなど。
 
**[[MTGアリーナ]]では、出てくるトークンのイラストを選べず固定されていることもあり特に先入観を生みやすい。
 
**[[MTGアリーナ]]では、出てくるトークンのイラストを選べず固定されていることもあり特に先入観を生みやすい。
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*ミラディンより前に印刷されたカードは[[タイプ行]]に「人間」と印刷されてこそいないものの[[2007年9月サブタイプ変更]]などの[[オラクル]]更新で現在は人間として扱うものも大量に存在する。これもイラストだけで確実に判別がつくものではないため、オラクルを閲覧できる[[ウィザーズ]]公式[[データベース]]である[[Gatherer]]などでの確認が必要。
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**ちょうどミラディンの直前の[[第8版]]から[[新枠]]でカードが印刷されるようになったので、つまり(少なくとも)[[旧枠]]時代に印刷されたカードは全て要確認と言い換えることができる。
  
 
==一覧==
 
==一覧==
以下が該当する。
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以下が該当する。また、[[カード名]]に「Non-Human」を含むカードとして[[非人間大砲/Non-Human Cannonball]]([[Unfinity]])がある。
  
 
===[[イニストラード・ブロック]]===
 
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===[[イコリア:巨獣の棲処]]===
 
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*[[変容]]など多数
 
*[[変容]]など多数
 
===[[Unfinity]]===
 
*[[非人間大砲/Non-Human Cannonball]]
 
  
 
===[[機械兵団の進軍]]===
 
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===[[機械兵団の進軍:決戦の後に]]===
 
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*[[ドラニス遺跡/Drannith Ruins]]
 
*[[ドラニス遺跡/Drannith Ruins]]
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===[[ジュラシック・ワールド・コレクション]]===
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*[[インジェン社の遺伝子学者、ヘンリー・ウー/Henry Wu, InGen Geneticist]]
  
 
==参考==
 
==参考==

2024年7月7日 (日) 18:52時点における最新版

人間でない/non-Humanクリーチャーを参照するタイプ的カード群が存在する。


Avacynian Priest / アヴァシン教の僧侶 (1)(白)
クリーチャー — 人間(Human) クレリック(Cleric)

(1),(T):人間(Human)でないクリーチャー1体を対象とし、それをタップする。

1/2


Ferocity of the Wilds / 僻境の暴虐 (2)(赤)
エンチャント

あなたがコントロールしていて人間(Human)でない攻撃クリーチャーは、+1/+0の修整を受けトランプルを持つ。


[編集] 解説

人間2003年ミラディンで制定されて以来マジックにおいて最も枚数の多いクリーチャー・タイプであるが、2011年イニストラード・ブロックまでは敢えてメカニズム的に焦点を当てられてこなかった(人間#タイプ的カードを参照)。

イニストラードでは人間とその他4種族という対立構造ゆえ、「人間でない」クリーチャーへの対策カードが2枚収録された。

続く闇の隆盛常なる狼/Immerwolfでは「変身後の狼男」のみを指すためのテキストとして「人間でない狼男」という記述が用いられた(狼男/Werewolfを表す変身する両面カード第1面では「人間・狼男」、第2面では「狼男」であるため)。

2019年エルドレインの王権では(赤白黒騎士に対する)緑青赤に、「人間でない」ことをメリットとして扱う小テーマがあった。これは前年にブロック制が廃止されたばかりでスタンダードの個々のカード・セット間のメカニズム的繋がりが希薄になるのを緩和する意味合いもあり、翌年のイコリア:巨獣の棲処変容をはじめとする「人間でない」シナジーが大々的に登場する布石であった。

[編集] 判別基準

[編集] 一覧

以下が該当する。また、カード名に「Non-Human」を含むカードとして非人間大砲/Non-Human CannonballUnfinity)がある。

[編集] イニストラード・ブロック

[編集] イニストラードを覆う影ブロック

[編集] エルドレインの王権

[編集] イコリア:巨獣の棲処

[編集] 機械兵団の進軍

[編集] 機械兵団の進軍:決戦の後に

[編集] ジュラシック・ワールド・コレクション

[編集] 参考

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