アート・カード限定構築
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同様の構築ルールで[[統率者戦]]も可能。暗記しなければならないカードの枚数が増えるため、より一層ゲームプレイが困難となる。 | 同様の構築ルールで[[統率者戦]]も可能。暗記しなければならないカードの枚数が増えるため、より一層ゲームプレイが困難となる。 | ||
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− | *アート・カードは[[セット・ブースター]] | + | *アート・カードは[[セット・ブースター]]1パックにつき確定で1枚封入されているため供給が安定しているが、その一方で正規のカードとして使用できないことから[[コレクター]]以外には需要が低い。このことから[[シングルカード]]価格は(人気カードや箔押し加工版を除けば)二束三文で売られていることも多く、比較的安価にアート・カード限定構築デッキを組める。カードショップよってはアート・カードのコンプリートセットが用意されていたり、詰め合わせの箱で販売している場合もある。 |
*本来ゲームに使用できないカードを使って[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]をするというコンセプトは[[広告カード限定構築]]と共通している。 | *本来ゲームに使用できないカードを使って[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]をするというコンセプトは[[広告カード限定構築]]と共通している。 | ||
2023年2月10日 (金) 08:34時点における最新版
アート・カード限定構築/Art Card Constructedは、構築に分類される非公式フォーマットの1つ。目次 |
[編集] 解説
主にセット・ブースターのおまけとして封入されているコレクション用カードであるアート・カードを使用するフォーマット。アート・カードを、そのイラストが使用されている真正のカードとみなしてゲームに用いる。アート・カードのみの60枚以上のデッキを構築する。
すべてのカードがフルアートのテキストレス仕様で非常に見栄えがよく、美麗で迫力のあるアートを存分に楽しみながら遊べるのが特徴。その代償として表面にルール・テキストどころかマナ・コストやP/T、カード名に至るまであらゆる文字情報が排除されているため、使用カードをすべて暗記していなければまともにゲームを進行すること自体が困難(あるいは不可能)という問題がある。そうした不便さも含めて楽しむフォーマットと言えるかもしれない。
同様の構築ルールで統率者戦も可能。暗記しなければならないカードの枚数が増えるため、より一層ゲームプレイが困難となる。
カードプールは狭いながらもパワーカードは充実しており、青赤デルバー、ホガーク、青白コントロール、親和、フレンズなど、様々なデッキが構築可能。一方でウィニーの層が薄くアグロデッキが組みにくい傾向にある。新しいカード・セットが登場するたびにフルスポイラー(アート・カードの紹介記事)が公開されるので、カードプールの変化は把握しやすい。
- アート・カードの裏面にはカード名・セット名・アーティスト名の情報が記載されているうえ、フォーゴトン・レルム探訪や統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦いでは裏面の仕様そのものが異なるので、裏面が不透明のスリーブを使う必要がある。
- アート・カードはセット・ブースター1パックにつき確定で1枚封入されているため供給が安定しているが、その一方で正規のカードとして使用できないことからコレクター以外には需要が低い。このことからシングルカード価格は(人気カードや箔押し加工版を除けば)二束三文で売られていることも多く、比較的安価にアート・カード限定構築デッキを組める。カードショップよってはアート・カードのコンプリートセットが用意されていたり、詰め合わせの箱で販売している場合もある。
- 本来ゲームに使用できないカードを使ってマジックをするというコンセプトは広告カード限定構築と共通している。
[編集] 使用カード
- モダンホライゾンのイラストコレクション、およびゼンディカーの夜明け以降のカード・セットに「アート・カード」として収録されたカード。
- フルアート仕様のプロモーション・カードは、アート・カードとして収録されていないため使用できない。
- 広告カードや豆知識カードなどは使用できない。
[編集] ルール
- 両面カードは第1面がアート・カード化されていれば使用可能。第2面のアート・カードが存在しない場合、第2面としてはプレイできず、変身・合体は失敗する。
- 「第1面・第2面の両方がアート・カード化されている場合のみ使用可能」とする場合もある。