Backdraft

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1つの[[ソーサリー]]によって受けた[[ダメージ]]の半分を、相手に与え返す[[インスタント]]。
  
[[ソーサリー]]による[[ダメージ]]を受けた場合に、その半分だけ相手にダメージを与える。ダメージを引き起こすソーサリー[[呪文]]というと、ほとんどは[[]]のものなので、同色対策といったところ。しかし、[[火力]]呪文のもう一角である[[インスタント]]には効果がないなど、少々破綻しているように見える。
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ダメージを引き起こすソーサリー[[呪文]]というと、ほとんどは[[]]のものなので、同色対策といったところ。しかし、[[火力]]呪文のもう一角であるインスタントには効果がないなど、少々破綻しているように見える。
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*こういう「仕返し」的[[効果]]は、どちらかというと[[白]]の領分。例えば[[目には目を/Eye for an Eye]]など。[[色の役割]]よりも[[Wikipedia:ja:バックドラフト|バックドラフト]]現象のイメージを優先してデザインされたカードであると思われる。
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**しかし{{Gatherer|id=1558}}を見る限り、火災のバックドラフト現象ではなく単に逆風により使用者の側に[[火力]]が反転している。
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*[[バック・ドラフト]]という変則ルールの[[ドラフト]]があるが、このカードとは無関係である。
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==オラクルの変遷==
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印刷時の[[ルール文章]]は「Backdraftは、このターン唱えられたソーサリー1つによって与えられたダメージの半分(端数切り捨て)を、そのソーサリーを唱えたプレイヤー(the caster of the sorcery)に与える。」といったものであった。
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その後、2001年8月頃の[[オラクル]]更新で機能が大きく変更され、以下のようになった。
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{{カードテキスト
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|カード名=Backdraft
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|コスト=(1)(赤)
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|タイプ=インスタント
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|カードテキスト=ソーサリー呪文1つを対象とする。このターン、それがダメージを与えるたび、Backdraftはその半分(端数切り捨て)の点数のダメージをその呪文のコントローラーに与える。
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}}
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一番の変更点は、ソーサリーがダメージを与えた後ではなく、ソーサリー呪文が[[スタック]]に置かれている間にしか唱えられなくなったことである。このときの注意事項を下記に記す。
  
 
*この呪文は、[[遅延誘発型能力]]を生成している。「仕返し」のダメージの発生源は、スタック上にあったBackdraftであり、その[[特性]]は[[最後の情報]]を参照することになる。
 
*この呪文は、[[遅延誘発型能力]]を生成している。「仕返し」のダメージの発生源は、スタック上にあったBackdraftであり、その[[特性]]は[[最後の情報]]を参照することになる。
 
*対象のソーサリーが複数回ダメージを与えれば、そのそれぞれで[[誘発]]して半分を送り返す。[[殺戮の焚きつけ/Kindle the Carnage]]や[[魔力激突/Mana Clash]]などが該当することになる(ただし、「端数切り捨て」なので、実際には[[魔力激突/Mana Clash]]に対してはほとんど意味が無い)。
 
*対象のソーサリーが複数回ダメージを与えれば、そのそれぞれで[[誘発]]して半分を送り返す。[[殺戮の焚きつけ/Kindle the Carnage]]や[[魔力激突/Mana Clash]]などが該当することになる(ただし、「端数切り捨て」なので、実際には[[魔力激突/Mana Clash]]に対してはほとんど意味が無い)。
*[[地震/Earthquake]]など、複数に対してダメージをばら撒く[[効果]]の場合、遅延誘発型能力は'''1回だけ誘発して、合計ダメージの半分を送り返す'''。魔力激突などの、実際に複数回ダメージを与える効果との違いに注意。
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*[[地震/Earthquake]]など、複数に対してダメージをばら撒く[[効果]]の場合、遅延誘発型能力は1回だけ誘発して、合計ダメージの半分を送り返す。魔力激突などの、実際に複数回ダメージを与える効果との違いに注意。
**なお、火力呪文の多くは、複数へのダメージを'''同時に'''与えるので、誘発は1回となる。日本語版の[[カード]]では判りにくいが、英語[[オラクル]]では“deals(与える)”が1度だけしか書かれていないことが確認できる。→例:[[火炎放射/Cone of Flame]]の{{日本語画像|Cone of Flame|日本語画像}}と{{Gatherer|Cone of Flame|英語オラクル}}
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**なお、火力呪文の多くは、複数へのダメージを同時に与えるので、誘発は1回となる。日本語版の[[カード]]では判りにくいが、英語[[オラクル]]では“deals(与える)”が1度だけしか書かれていないことが確認できる。(例:[[火炎放射/Cone of Flame]]の{{Gatherer|id=148078|日本語画像}}と{{Gatherer|id=130535|英語オラクル}}
*こういう「仕返し」的効果は、どちらかというと[[白]]の役割。例えば[[目には目を/Eye for an Eye]]など。
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その後、2010年1月29日のオラクル更新で、印刷時の処理に近づけるため、現在のテキストに変更された。
  
 
==参考==
 
==参考==
 
*[[カード個別評価:レジェンド]] - [[アンコモン]]1
 
*[[カード個別評価:レジェンド]] - [[アンコモン]]1

2019年8月25日 (日) 17:22時点における最新版


Backdraft (1)(赤)
インスタント

このターン、1つ以上のソーサリー呪文を唱えたプレイヤー1人を選ぶ。Backdraftはそのプレイヤーに、このターンにそれらのソーサリー呪文のうち1つによって与えられたダメージの端数を切り捨てた半分に等しい点数のダメージを与える。


1つのソーサリーによって受けたダメージの半分を、相手に与え返すインスタント

ダメージを引き起こすソーサリー呪文というと、ほとんどはのものなので、同色対策といったところ。しかし、火力呪文のもう一角であるインスタントには効果がないなど、少々破綻しているように見える。

[編集] オラクルの変遷

印刷時のルール文章は「Backdraftは、このターン唱えられたソーサリー1つによって与えられたダメージの半分(端数切り捨て)を、そのソーサリーを唱えたプレイヤー(the caster of the sorcery)に与える。」といったものであった。

その後、2001年8月頃のオラクル更新で機能が大きく変更され、以下のようになった。


旧オラクル

Backdraft (1)(赤)
インスタント

ソーサリー呪文1つを対象とする。このターン、それがダメージを与えるたび、Backdraftはその半分(端数切り捨て)の点数のダメージをその呪文のコントローラーに与える。


一番の変更点は、ソーサリーがダメージを与えた後ではなく、ソーサリー呪文がスタックに置かれている間にしか唱えられなくなったことである。このときの注意事項を下記に記す。

  • この呪文は、遅延誘発型能力を生成している。「仕返し」のダメージの発生源は、スタック上にあったBackdraftであり、その特性最後の情報を参照することになる。
  • 対象のソーサリーが複数回ダメージを与えれば、そのそれぞれで誘発して半分を送り返す。殺戮の焚きつけ/Kindle the Carnage魔力激突/Mana Clashなどが該当することになる(ただし、「端数切り捨て」なので、実際には魔力激突/Mana Clashに対してはほとんど意味が無い)。
  • 地震/Earthquakeなど、複数に対してダメージをばら撒く効果の場合、遅延誘発型能力は1回だけ誘発して、合計ダメージの半分を送り返す。魔力激突などの、実際に複数回ダメージを与える効果との違いに注意。

その後、2010年1月29日のオラクル更新で、印刷時の処理に近づけるため、現在のテキストに変更された。

[編集] 参考

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