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タルモゴイフ/Tarmogoyf

提供: MTG Wiki
Tarmogoyf / タルモゴイフ (1)(緑)
クリーチャー — ルアゴイフ(Lhurgoyf)
タルモゴイフのパワーは、すべての墓地にあるカードの中のカード・タイプの種類数に等しく、タフネスはその値に1を足したものに等しい。
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未来予知で登場した緑のルアゴイフ。他のルアゴイフ同様、墓地にあるカードを参照するが、これはそのカード・タイプの「種類数」によってサイズが決定される。そのため、理論上無制限に強化できる他のルアゴイフとは異なり、サイズに限界(現在は9/10)が存在する。

登場した当初はあまり注目されていなかったが、トーナメントの結果などからそのコスト・パフォーマンスと汎用性の高さが広く認知されるようになり、フォーマットを問わず多くのデッキに投入されるようになった。トップレア、パワーカードの代表格として様々な逸話・伝説を残した名カードである。

特徴

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他のルアゴイフと違い、特定タイプのカードを大量に用意せずとも1枚でも落ちていればよいため、相手のデッキを問わず、また特に自分のデッキ構成を工夫しなくても、ある程度サイズを上げることができる。一般に、インスタントとソーサリー、戦闘や除去によって死亡する機会が多いクリーチャーの3種類、環境によってはフェッチランドによる土地も加えた4種類が、特に工夫をせずとも自然に満たすことができる「基準値」とされる。つまり、2マナ3/4ないし4/5が標準サイズというわけで、見た目の奇抜さとは裏腹に安定して高いコスト・パフォーマンスを発揮する、扱いやすいクリーチャーである。当然、効率よく墓地を肥やすようにデッキ構成を工夫すれば、さらに強化の速度・効率を上げることができる。

マナ・コストが低く、ゲームの極めて早い段階から唱えることができる上、その能力によってターンが進行するにつれてサイズが上がるため、終盤になってもフィニッシャーとして使うことができ、腐ることが少ない。

緑単色デッキよりも、ソーサリーやインスタントを多用する別の色と組むことで効率よく強化することができるので、多色デッキでの利用がほとんど。タルモゴイフ自身の色拘束が弱いためタッチでも使いやすく、実際これを投入するためだけに「タッチ・タルモ」と称して緑にタッチする他色のデッキも少なくない。

しかし、簡単に土地を墓地に送り込めるフェッチランドを使用できないスタンダードや時のらせんブロック構築では、相手のデッキにも依存するとはいえ、ただデッキに入れるだけでは中途半端な大きさにしかならないことも多く、特にビートダウン同士の対決ではそれが顕著に見られた。

他のルアゴイフに比べて墓地対策に強いのも特徴である。すべての墓地を参照するためトーモッドの墓所/Tormod's Cryptや虚空の力線/Leyline of the Voidなどの効果が低く、また一時的に墓地を一掃されてもタフネスが1残るため、その後継続的に墓地のカードを消されない限りは、いずれ元のサイズに戻すことができる。

利用

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ローウィンでプレインズウォーカーが登場したためサイズの限界が8/9に上がり、未来予知で登場した部族(現在の同族)カードも大きく増加したことにより、さらにサイズを上げやすくなった。

当初は、クリーチャーデッキにおいて序盤サイズが上がりづらいことから2、3枚に抑えられる事も多かったが、最終的には気にせず4枚投入されていた。

ラヴニカ・ブロック+コールドスナップ+時のらせんブロック期

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小悪疫/Smallpoxとのシナジーを利用したタルモポックスで活躍。またグルール・ビートにこれを投入した物も登場するなど、幅広い活躍を見せた。

ついにスタンダードでの再登場を果たすが、インフレに取り残されており評価は低め。特に報いの呪詛/Requiting Hexで軽々と除去されてしまうのは致命的。

一方で状況起因処理による複雑さは相変わらずで、火力やマイナス修整での除去に失敗したエピソードがSNSなどで流れた。

カードプールが狭いブロック構築でも、緑白ゴイフがグランプリモントリオール07を制するなど、大きな存在感を見せた。

フェッチランドや軽い呪文が多用されるため、スタンダード以上に序盤からの強化を見込むことができ、非常に強力である。スタンダード同様、緑を含む多くのデッキに投入されている。

しかしモダンホライゾン系列の参入などで相対的なカードパワーが見劣りするようになり、2026年現在はモダンであっても採用率はごく僅かになってしまっている。

ヒストリック・アンソロジー6以降は使用可能。天敵である致命的な一押し/Fatal Pushと同居することもあり評価は高くないが、パイロゴイフ/Pyrogoyfと組み合わせ2マナの火力になれる点は強みであり、色の合う暗黒時代の後継、ジャーシル/Jarsyl, Dark Age Scionで墓地から唱える際はバロウゴイフ/Barrowgoyfより扱いやすいため、9枚目以降のルアゴイフとしてしばしば採用される。

その他、どのようなフォーマットにおいても2マナの戦闘要員としては水準以上。リミテッドのようにデッキの自由度が低い場合でも、前述した「基準値」である3/4程度ならまず満たしてくれるため、色が合っていれば適当に採用しても十分に有用。

対抗策

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上述の通り、他のルアゴイフに比べて中途半端な墓地対策では対策になりえない。大祖始の遺産/Relic of Progenitusや安らかなる眠り/Rest in Peaceほどの大規模墓地対策なら有効だが、これらは自分の墓地利用を制限することにも繋がるためデッキを選ぶ。

しかしマナレシオがよいとはいえ、言わば「それだけ」であり、被覆などの特殊な能力を持っているわけではないので、恐怖/Terrorのような通常のクリーチャー対策が有効。実際に燻し/Smotherや不忠の糸/Threads of Disloyalty、レガシーなどでは精神支配/Mind Harnessなども対策として使われている。また、マナ総量が2であることが災いし、致命的な一押し/Fatal Pushでも紛争を満たす必要なく対処可能。

消極的な対抗策としては、「自分のデッキにもタルモゴイフを投入する」というものが挙げられる。これは、能力の性質上、すべてのタルモゴイフのサイズが一致し、またパワーよりもタフネスの方が高いため、強化されたり自分のタルモゴイフが除去されたりしないかぎり、対戦相手のタルモゴイフをブロックし続けることで「タルモゴイフ同士の睨み合い」を作り出すことができるためである。これを踏まえて、アラーラの断片以降では賛美を利用して睨み合いを打破するという対策への対策テクニックが広まっている。

その他

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育たぬものは、死ぬ。そして死んだものがタルモゴイフを育てる。

(出典:モダンマスターズ2015)

適応しなかったものは、死ぬ。そして死んだものはタルモゴイフの糧となる。

(出典:リアリティ・フラクチャー)

カード制作・収録

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市場評価(性能・取引価格)

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  • サイカトグ/Psychatogと並ぶ、「公開当初は全く注目されていなかったが、後に大きくシングルカード価格が高騰したカード」の代名詞的存在。最盛期はとても高額なカードであったが、登場当初は紙レアと一緒に数百円で大量入手できた時期もあったという。
    • 注釈文の「プレインズウォーカー」のインパクトが強かったところも大きい。「プレインズウォーカーって何?」とからくりなどと一緒に笑い話にされてしまい、実際に試してみる人が少なかったのである。
      • マジックの世界観、そして未来予知というエキスパンションの特殊性もあり、プレインズウォーカーは名前だけで実装されないカード・タイプとして考えているプレイヤーも多かった。
      • ちなみに、元々プレインズウォーカーは未来予知の時点で実装されるはずのカード・タイプだった。
    • 他にも「単純に強そうに見えなかった」「未来予知の他のインパクトのあるカードに目を奪われた」(当時はエターナルでハルクフラッシュが大暴れしており、それと相性のいい契約サイクルが特に注目を集めた)という点もこのカードの影を薄くしていた。
    • 軽いカードを使い能動的に墓地を肥やす、という発想も初期には無かった面もある。特に土地は特殊な戦略でないとそうそう墓地に置かれないという認識であった。
  • シングルカードの取引価格の高騰ぶりで知られた。特にModern Masters発売前後のモダンプレイヤー人口の増加による需要増大によって、(Modern Mastersによって市場流通量が増えたはずなのに)値段がうなぎ上りに跳ね上がっていった様は、もはや伝説の域。
    • それ以外にも、シールドのグランプリにおいてフォイルのこのカードを引いたプレイヤーが、デッキ登録の前にドロップしたなどという逸話もある(当時は不正防止のために自分で剥いたカードはデッキ登録後に他のプレイヤーのものを受け取っていた。つまり大会参加を続行すればフォイルのタルモゴイフは誰かの所へ旅立ってしまう)。
    • 現在では、幾度かの再録に加えて環境の変化の影響もあって、一時期に比べればシングルカード価格はかなり落ち着いている。
  • モダンマスターズ2015のリミテッドで行われたグランプリラスベガス15の決勝ドラフトの中において、Pascal Maynardがタルモゴイフのプレミアム・カードを引き当て話題を集めた。そのカードはネットオークションに懸けられ、14,900ドルで落札された[8]。

関連カード

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カード・タイプの種類数でなくマナ・コストの種類数を参照すると苦悶の権化/Embodiment of Agoniesになる。

ストーリー

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タルモゴイフ/Tarmogoyfは非常に腹を空かせた野獣(beast)であり、生物ばかりでなく様々なエネルギーを貪り食う、雑食性ルアゴイフ(イラストを見ると人間/Humanは好物のようだが)。魔法でも摂取・代謝が可能で、違う種類のエネルギーを平らげるごとに、筋組織は成長し、より強力になっていく。

棲息地は吹雪の極地世界。そこは通常のマジックとは別の世界とされる。例えば、1つの可能性として再び氷河期が到来した未来のドミナリア/Dominaria、あるいは、全く別の次元/Planeなどが示唆されている。

モダンホライゾン3統率者デッキではアイスエイジ・ブロックの時代のドミナリアに生息していたことになっている。

リアリティ・フラクチャーでは模倣宇宙/Echoverseのアルケヴィオス/Arcaviosにも生息していることが確認された。どうやら魔道士狩り/Mage Hunterすら餌にしてしまうようだ。

  • 「tarmo」とはフィンランド語で「エネルギー(energy)」を意味する。「Tarmogoyf」で「エネルギーを食べるルアゴイフ」くらいの意味合い[9][10]。

脚注

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参考

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