専用執務室+講義室/Restricted Office+Lecture Hall
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エンチャント — 部屋(Room)
あなたがこのドアを開放したとき、パワーが3以上であるすべてのクリーチャーを破壊する。
(どちらの半分でも唱えることができる。そのドアは戦場で開放される。閉鎖されているドアのマナ・コストを支払って、それを開放してもよい。これはソーサリーとして扱う。)
エンチャント — 部屋(Room)
あなたがコントロールしていてこれでないすべてのパーマネントは呪禁を持つ。
(どちらの半分でも唱えることができる。そのドアは戦場で開放される。閉鎖されているドアのマナ・コストを支払って、それを開放してもよい。これはソーサリーとして扱う。)
白の専用執務室/Restricted Officeはパワーが高いクリーチャーの全体除去。カード・タイプは異なるが食物を生成しなくなった水の辺村の合戦/The Battle of Bywaterという趣で、あちらと同じく自身がパワーの低いクリーチャーを利用していると一方的に戦場を更地に出来る場合もある。大規模な除去としてはマナ総量も妥当なラインだし、パワーが3以上という条件の都合上、通常なら開放したくなるのは中盤以降なのでテンポ面での負担もそう大きくない。一方で対戦相手も小型クリーチャーを主力としている場合は腐るリスクも。
青の講義室/Lecture Hallはこれ以外の自分のパーマネントに呪禁を付与。単体除去が一切怖くなくなる強力な効果だがその分重い。もう一方のドアと相性の良い横並びを軸とした戦術の場合は単体除去はそう怖くなく、全体除去には一切の耐性を与えられないので少々噛み合いが惜しいところも。
登場時のスタンダードにおけるライバルとしては侵入者の放逐/Expel the Interlopersが存在。こちらの方が1マナ軽いが、ミラーマッチの場合も最悪自陣ごと吹き飛ばすリセットカードとして使える分、小回りの良さではあちらの方が上。エンチャントであることを活かしてリアニメイトでも使い回すことが可能ではあるが、部屋はリアニメイトしただけだと何も効果を及ぼさないので結局一手間かかるのが難点。除去耐性については競合する相手がいないが前述の通り非常に重く、当てにするのは難しい。採用するのであれば目的は明確に定めた上で行いたい。統率者戦ではマリーナ・ヴェンドレル/Marina Vendrellを統率者に、部屋を軸としたコントロールデッキへの適性が高い。タップ能力で部屋を開放できるので重さの問題が少し緩和される他、特定の部屋やクリーチャーに勝ち筋を依存しやすい分、除去耐性の付与は保険として有効。
リミテッドでは単にリセットカードとして有益。対戦相手の戦場だけを一掃したり、自分のクリーチャーを一切巻き込まれないようにするのは少々難易度が高めだが、ファッティを展開された時にも備えて確保しておいて悪くあるまい。