祝福されし者の声/Voice of the Blessed
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クリーチャー — スピリット(Spirit) クレリック(Cleric)
あなたがライフを得るたび、祝福されし者の声の上に+1/+1カウンター1個を置く。
祝福されし者の声の上に4個以上の+1/+1カウンターがあるかぎり、これは飛行と警戒を持つ。
祝福されし者の声の上に10個以上の+1/+1カウンターがあるかぎり、これは破壊不能を持つ。
あなたがライフを得るたびに+1/+1カウンターが乗り、カウンターの数が一定以上になるとキーワード能力を得られるスピリット・クレリック。
元より優秀なアジャニの群れ仲間/Ajani's Pridemateがダブルシンボルになりつつボーナスを得た形であり、1度誘発しただけでも2マナ3/3と十分なサイズになる。4個乗れば飛行・警戒つき6/6とフィニッシャーが務まるサイズになり、10個以上のカウンターで破壊不能がつく前にゲームを畳んでくれることも多い。より効率よいキーワード獲得を狙うならば他の+1/+1カウンターを置くカードと組み合わせるとよいだろう。
弱点としては、これ自体が除去耐性を得るまでにかなり時間がかかる点。流石に10個のカウンターを乗せるのは特化したデッキであっても難しく、破壊はもちろん、カウンターを貯めた後もバウンスや追放はどうしようもない。明滅ではカウンターがリセットされてしまうので、呪禁やプロテクションを付与して守りながら育てていき、早めに勝負を決めたいところである。
登場時のスタンダードでは月皇の古参兵/Lunarch Veteran・旅する聖職者/Traveling Ministerおよび生命の絆の僧侶/Cleric of Life's Bondを採用したライフゲインシナジー重視の白黒クレリックデッキを組むことができ、緑を含むカードにはさらに裕福な亭主/Prosperous Innkeeperや月の踊り手、トレラッサーラ/Trelasarra, Moon Dancerなども存在したため、トーナメントレベルにこそ至らないが一貫性の高いデッキを組むことができた。ローテーションでこれらの相方を失ったのちは特に目立った活躍を見せないままスタンダードから退場した。
- ダブルシンボルの都合上、上記のカードを採用するため多色化すると色事故を生じうるジレンマも抱えていた。Magic: The Gathering ArenaのBO1スタンダードでは白単色の神聖なる僧侶/Hallowed Priestを使うことができ、カードパワーは相当低いもののマナ基盤を白に寄せる一助となっていた。
- ライフゲインのたびカウンターで強化されるカードについてはアジャニの群れ仲間/Ajani's Pridemateのページを参照。