先祖の物語/Tales of the Ancestors
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ソーサリー
手札にあるカードの枚数が最も多いプレイヤーよりも手札にあるカードの枚数が少ない各プレイヤーはそれぞれ、その差に等しい枚数のカードを引く。
予顕(1)(青)(あなたのターンの間、あなたは(2)を支払って、あなたの手札からこのカードを裏向きに追放してもよい。後のターンに、これの予顕コストでこれを唱えてもよい。)
予顕を持ち、すべてのプレイヤーの手札の枚数を均等にするソーサリー。意外な授かり物/Windfallのバリエーション、特に力の均衡/Balance of Powerの多人数戦対応版リメイクと言える。
性質上、使用前の下準備として「自分が手札が少ない側になる」必要があり、手札を貯め込む側になることが多い青としては若干噛み合っていない面はある。しかし予顕というシステムの持つ「予顕することで見た目の手札枚数を減らせる」「予顕したことがブラフとなり、対戦相手の動きを牽制して動きを鈍らせる(結果、手札が貯まりがちになる)」と言った性質がそれ以上の追い風となり、扱いやすさを担保してくれている。多元宇宙の警告/Behold the Multiverseが同コストで2枚引いているので、欲張らずにそれぐらいを目安にしておけば効果の不安定さもあまり気にならない。
意外な授かり物同様、チェイン・コンボ型のデッキでの働きにも期待がかかる。事前に予顕しておくのはもちろん、コンボ中に引いても生撃ちができるため無駄にならない。
多人数戦では、全員に効果が及ぶため工夫のしがいがあるカード。無差別戦では特に政治交渉力が問われるだろう。またチームメイトにも恩恵が及ぶため、皇帝戦のようにチームの人数が多い場合は「チームメイトの一人があえて手札を多めに保ち、残り全員が手札を大量消費する」というような役割分担をして使用する手もある。またアーチエネミー戦のようにチームの人数が不均衡である場合はチーム側が大幅有利である。