モルデンカイネン/Mordenkainen

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Mordenkainen / モルデンカイネン (4)(青)(青)
伝説のプレインズウォーカー — モルデンカイネン(Mordenkainen)

[+2]:カード2枚を引く。その後、あなたの手札にあるカード1枚をあなたのライブラリーの一番下に置く。
[-2]:「このクリーチャーのパワーとタフネスは、それぞれあなたの手札にあるカードの枚数の2倍に等しい。」を持つ、青の犬(Dog)・イリュージョン(Illusion)・クリーチャー・トークン1体を生成する。
[-10]:あなたの手札とライブラリーを交換し、その後、ライブラリーを切り直す。あなたは「あなたの手札の上限はなくなる。」を持つ紋章を得る。

5

伝説のプレインズウォーカーとしてカード化されたダンジョンズ&ドラゴンズの大魔導士。プラス能力でドロー、小マイナスで手札枚数を参照するサイズトークン、奥義で手札とライブラリー交換する。

+2能力
先読み/See Beyondに近いドロー。
ハンド・アドバンテージ的には+1枚だが、ライブラリーを2枚掘れるため目当てのカードにアクセスしやすい。
ライブラリーに眠っていたほうが都合の良いカードを戻すためにも利用可能。
-2能力
呪文「モルデンカイネンズ・フェイスフル・ハウンド」の詠唱。初めて生きたもの、増麻呂/Masumaro, First to Live(2倍マロー/Maro)相当のイリュージョン・トークンを生成する。
比較対象が古いカードなうえ色も違えど、6マナ伝説相当のカードを初期状態からでも2体まで展開できるのは非常に強力。モルデンカイネンを象徴する忠誠度能力であると言えよう。
このカードを採用するようなデッキは長期戦志向のコントロールデッキであることがほとんどのため、大抵の場合は他にドローカードが入っているはずであり自然と育てやすい。
-10能力
手札とライブラリーを交換し、手札の上限をなくす。無限への突入/Enter the Infiniteの亜種。
忠誠度消費の大きさに見合う、膨大なハンド・アドバンテージを得られる奥義。-2能力で呼び出した犬とは単独でシナジーを形成し、とてつもないサイズのフィニッシャーが完成する。
  • 交換であって「引く」ではないため、カードを引くことで誘発する能力の誘発条件にはならない。

ならば手札の増強手段には事欠かないため、-2能力は実質これでフィニッシャーの投下となり得る。実戦では主にこれを使用したあと、+2能力と組み合わせていく用法となるだろう。

登場当初のスタンダードは全体的に高速気味な環境だったため、6マナと重く即座に勝利へ結びつかないこのカードは評価が低かった。ローテーション後はゲームスピードが低速化したこともあり、青系コントロールのフィニッシャーとして採用されているケースも見かける。

[編集] 関連カード

[編集] サイクル

フォーゴトン・レルム探訪プレインズウォーカーサイクル。各に1枚ずつ存在する。稀少度神話レア

いずれもダンジョンズ&ドラゴンズのキャラクターであり、背景設定上はプレインズウォーカー/Planeswalkerではない。

[編集] ストーリー

モルデンカイネン/Mordenkainenダンジョンズ&ドラゴンズのキャラクター。人間のアークメイジ/Archmage。男性(イラスト1イラスト2)。

グレイホーク/Greyhawk(フォーゴトン・レルム/Forgotten Realmsとは異なる世界)出身のモルデンカイネンは、グレイホークを守護する秘密結社「八者の円/The Circle of Eight」の創設者である。彼はまた、多くの名高い呪文を創造しており、それらが記された呪文書や魔法研究書は次元/Planeを越えて冒険者達から高い評価とともに閲覧されている(特筆すべきは「モルデンカイネンズ・フェイスフル・ハウンド/Mordenkainen's faithful hound」だ)。

モルデンカイネンは「均衡/Balance」という哲学の主張者の一人である。これは、多元宇宙/The Multiverseは対立する勢力の集まりであり、各勢力が自らの利になるよう運命の天秤を傾けようとしているというものだ。彼曰く、善・悪・秩序・混沌を問わず争い合ういずれかの側が力を持ちすぎると、それは道徳から逸脱した暴君を生み出すきっかけとなってしまう。均衡のために、全体論として宇宙は静的な状態を保たねばならない。すなわち、如何なる争いにおいても、いずれの側も永久に優位を誇ることのない状態だ。

  • D&Dの製作者であるGary Gygaxのロールド・キャラクターであり、D&Dシリーズのノベライズでは最初に主人公を務めている。

[編集] 登場作品・登場記事

[編集] 参考

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