タイムトラベル
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タイムトラベル/Time travelはキーワード処理の一種。ドクター・フー統率者デッキで初登場した。
ソーサリー
タイムトラベルを行う。(あなたがオーナーである待機状態の各カードやあなたがコントロールしていて時間(time)カウンターが置かれている各パーマネントにつきそれぞれ、それの上に時間カウンター1個を置くか取り除くかしてもよい。)
カード1枚を引く。
[編集] 定義
タイムトラベル/Time travelとは、「あなたがコントロールしていて1個以上の時間カウンターが置かれている各パーマネントや、あなたがオーナーであり追放領域にあり待機状態である各カードの中から好きな数を選び、それらのオブジェクト1つごとに、時間カウンター1個を置くか、時間カウンター1個を取り除く。」を意味する。
- 待機状態の定義については待機の項目を参照。
[編集] 解説
テレビドラマ『ドクター・フー』のストーリーの核である、ドクターとその相棒の時空移動を表したキーワード処理。
あなたのパーマネントやあなたの待機状態であるカードの時間カウンターを増減させることができる。これにより待機されたカードを素早く唱えられるようにしたり、消失を持つパーマネントを長持ちさせることができる。増殖と異なり追放領域にも干渉できるが、対戦相手の時間カウンターを持つカードには触れられない。
ドクター・フー統率者デッキでは構築済みデッキ『タイミーワイミー/Timey-Wimey』(青赤白)で扱われている。同デッキには待機/消失以外にも時間カウンターを用いるカードがあり、それらとのシナジーを形成している。
[編集] ルール
- 選択は各パーマネント/カードごとに個別に行われるが、時間カウンターの増減はすべて同時に行われる。
- 追放領域にあり時間カウンターが置かれたカードであっても、それが待機状態でなければ干渉できない。具体例としては、予見者、アローンド/Alaundo the Seerで追放した待機を持たないカードが挙げられる。
- リリースノートでは追放領域にある時間カウンターが置かれたカード全般に干渉できるかのように書かれているが、これは誤りである。
- 待機・消失を持つオブジェクトであっても、それに時間カウンターが置かれていなければタイムトラベルで時間カウンターを増減させることはできない。
- 待機を持ち追放状態であるカードでも、時間カウンターが置かれていなければ待機状態ではないので注意(CR:702.62b)。わかれ道/The Parting of the Waysや11代目ドクター/The Eleventh Doctorでマナ総量0のカードを追放した場合に起こりうる。
[編集] 開発秘話
セットのデザインが始まった当初から、時間移動がフレイバーの待機は再録メカニズムの候補に上がっていた。だが多人数戦である統率者戦では数ターンかけることが2人対戦より不利に働くという問題点があった。Gavin Verheyは増殖をヒントに、時間を操作するように時間カウンターを操作するメカニズムを思いつき、チームはそれに興味を示した。
デザイン当初は時間カウンターだけでなく英雄譚の伝承カウンターと累加アップキープの経年カウンターも操作できるメカニズムだったが、プレイヤーが誘発型能力の管理に手一杯になってしまうことや、累加アップキープのデザインスペースはそれほど広くないことから、時間カウンターのみを操作するものに縮小された。
[編集] 参考
- Magic: The Gathering® – Doctor Who™ Mechanics/マジック:ザ・ギャザリング『ドクター・フー』のメカニズム(Feature 2023年10月3日 Matt Tabak著)
- Magic: The Gathering® – Doctor Who™ Release Notes/『マジック:ザ・ギャザリング ― Doctor Who(ドクター・フー)』リリースノート(Feature 2023年10月9日 Jess Dunks著)
- Designing Magic: The Gathering® – Doctor Who™(Daily MTG 2023年10月10日)
- 「タイムトラベル(Time travel)」でテキスト検索
- 時間カウンター
- キーワード処理
- ルーリング
引用:総合ルール 20231117.0
- 7 その他のルール