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[[ラヴニカへの回帰ブロック]]で登場した「ギルド門」[[サイクル]]のみがこれを持つ。このタイプ自体にルール上の意味はないが、他の[[カード]]に参照される場合がある。
 
[[ラヴニカへの回帰ブロック]]で登場した「ギルド門」[[サイクル]]のみがこれを持つ。このタイプ自体にルール上の意味はないが、他の[[カード]]に参照される場合がある。
  
ギルド門サイクルは([[友好色]]のものは)[[タップインデュアルランド]]のほぼ[[同型再版]]であるが、[[ラヴニカへの回帰]]現在では、門に対して不利な影響を与えるカードは存在せず、むしろ門を持つことが利益になるため、実質的に[[上位互換]]と言える。
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ギルド門サイクルは([[友好色]]のものは)[[タップインデュアルランド]]のほぼ[[同型再版]]であるが、[[ギルド門侵犯]]現在では、門に対して不利な影響を与えるカードは存在せず、むしろ門を持つことが利益になるため、実質的に[[上位互換]]と言える。
  
 
ただし、例えば[[旅人の外套/Traveler's Cloak]]で「門[[土地渡り|渡り]]」を与えることができたりなど、不利益になることもごく稀にあることから、厳密には上位互換とは言い切れない。
 
ただし、例えば[[旅人の外套/Traveler's Cloak]]で「門[[土地渡り|渡り]]」を与えることができたりなど、不利益になることもごく稀にあることから、厳密には上位互換とは言い切れない。
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**とはいえ、門であることを重視しない場合はほぼ下位互換である。[[スタンダード]]で共存する[[M10ランド]]に対しても同様。
 
**とはいえ、門であることを重視しない場合はほぼ下位互換である。[[スタンダード]]で共存する[[M10ランド]]に対しても同様。
 
**[[タップインペインランド]]に対しては、門であることを無視しても上位互換にあたる。
 
**[[タップインペインランド]]に対しては、門であることを無視しても上位互換にあたる。
**[[コモン]]としてはかなり強力な部類の2色地形であり、[[Pauper]]で多色デッキが非常に組みやすくなった。
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*[[コモン]]としてはかなり強力な部類の2色地形であり、[[Pauper]]で多色デッキが非常に組みやすくなった。
 
==フレイバー・テキスト==
 
==フレイバー・テキスト==
ラヴニカへの回帰の門の[[フレイバー・テキスト]]をよく見てみると、文字の下端が統一されていないことがわかる。位置が上にずれている文字を抜き出してカラーホイール順に並べると、
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[[フレイバー・テキスト]]をよく見てみると、文字の下端が統一されておらず、いくつかの文字の位置が上にずれていることが見て取れる。これは意図的に組み込まれた隠しメッセージである。
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文字を抜き出し、各[[エキスパンション]]ごとにカラーホイール順に並べると、
  
 
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|アゾリウスのギルド門||t||i||f||i||オルゾフのギルド門||w||e||y||o
 
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|イゼットのギルド門||h||l||r||c
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|イゼットのギルド門||h||l||r||c||ディミーアのギルド門||i||s||e||t
 
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|ラクドスのギルド門||e||d||a||a||グルールのギルド門||l||t||a||h
 
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|ゴルガリのギルド門||g||s||v||-
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|ゴルガリのギルド門||g||s||v||-||ボロスのギルド門||l||r||c||e
 
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|セレズニアのギルド門||u||o||n||-
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|セレズニアのギルド門||u||o||n||-||シミックのギルド門||d||o||h||r
 
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このようになり、これを左上から縦に読むと、は"The guilds of Ravnica"となる。
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このようになり、これを左上から縦に読むと、"The guilds of Ravnica will destroy each other"([[ラヴニカ/Ravnica|ラヴニカ]]の[[ギルド/Guild|ギルド]]は互いに滅ぼし合うだろう)となる。
  
 
これは日本語版のフレイバー・テキストにも反映されており、位置のずれた文字を同様に並べて読むと、
 
これは日本語版のフレイバー・テキストにも反映されており、位置のずれた文字を同様に並べて読むと、
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|アゾリウスのギルド門||義||や||こ||オルゾフのギルド門||そ||た||ろ
 
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|イゼットのギルド門||る||こ||の
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|イゼットのギルド門||る||こ||の||ディミーアのギルド門||れ||が||ぼ
 
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|ラクドスのギルド門||ど||の||ぎ
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|ラクドスのギルド門||ど||の||ぎ||グルールのギルド門||ぞ||い||し
 
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|ゴルガリのギルド門||の||じ||る||ボロスのギルド門||れ||を||あ
 
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|セレズニアのギルド門||み||っ||ど||シミックのギルド門||が||ほ||う
 
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「義るどのみやこのじっこのぎるど(ギルドの都の十個のギルド)」、となる。
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「義るどのみやこのじっこのぎるど それぞれがたがいをほろぼしあう(ギルドの都の十個のギルド それぞれが互いを滅ぼし合う)」となる。
 
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ギルド門侵犯のフレーバー・テキストにも同様の仕掛けがされており、
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|オルゾフのギルド門||そ||た||ろ
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|シミックのギルド門||が||ほ||う
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これらを並べると"The guilds of Ravnica will destroy each other"([[ラヴニカ/Ravnica|ラヴニカ]]の[[ギルド/Guild|ギルド]]は互いに滅ぼし合うだろう)。日本語版は「義るどのみやこのじっこのぎるど それぞれがたがいをほろぼしあう(ギルドの都の十個のギルド それぞれが互いを滅ぼし合う)」となる。不自然なひらがな表記などはあるものの、表向きの文と隠された文の両方の意味を保ったままこの言葉遊びを取り入れることに成功しているのは、まさに[[誤訳/名訳#名訳|名訳]]と言う他ないだろう。
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*不自然なひらがな表記などはあるものの、表向きの文と隠された文の両方の意味を保ったままこの言葉遊びを取り入れることに成功しているのは、まさに[[誤訳/名訳#名訳|名訳]]と言う他ないだろう。
 
*日本語版のGathererでは、上にずれている文字は「_」で囲まれて表示されている。
 
*日本語版のGathererでは、上にずれている文字は「_」で囲まれて表示されている。
 
**アゾリウスのギルド門では一箇所のみ間違った箇所が「_」で囲まれている。
 
**アゾリウスのギルド門では一箇所のみ間違った箇所が「_」で囲まれている。
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==関連カード==
 
==関連カード==
門を参照する能力を持つカード。
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門を参照・利用する能力を持つカード。
 
===ラヴニカへの回帰===
 
===ラヴニカへの回帰===
 
*[[武器庫の護衛/Armory Guard]]
 
*[[武器庫の護衛/Armory Guard]]
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*[[土地タイプ]]
 
*[[土地タイプ]]
 
*[[ルーリング]]
 
*[[ルーリング]]
 
 
__NOTOC__
 
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2013年2月5日 (火) 20:46時点における版

/Gateは、土地タイプのひとつ。


Azorius Guildgate / アゾリウスのギルド門
土地 — 門(Gate)

アゾリウスのギルド門はタップ状態で戦場に出る。
(T):(白)か(青)を加える。


ラヴニカへの回帰ブロックで登場した「ギルド門」サイクルのみがこれを持つ。このタイプ自体にルール上の意味はないが、他のカードに参照される場合がある。

ギルド門サイクルは(友好色のものは)タップインデュアルランドのほぼ同型再版であるが、ギルド門侵犯現在では、門に対して不利な影響を与えるカードは存在せず、むしろ門を持つことが利益になるため、実質的に上位互換と言える。

ただし、例えば旅人の外套/Traveler's Cloakで「門渡り」を与えることができたりなど、不利益になることもごく稀にあることから、厳密には上位互換とは言い切れない。

フレイバー・テキスト

フレイバー・テキストをよく見てみると、文字の下端が統一されておらず、いくつかの文字の位置が上にずれていることが見て取れる。これは意図的に組み込まれた隠しメッセージである。

文字を抜き出し、各エキスパンションごとにカラーホイール順に並べると、

カード ずれている文字 カード ずれている文字
アゾリウスのギルド門 t i f i オルゾフのギルド門 w e y o
イゼットのギルド門 h l r c ディミーアのギルド門 i s e t
ラクドスのギルド門 e d a a グルールのギルド門 l t a h
ゴルガリのギルド門 g s v - ボロスのギルド門 l r c e
セレズニアのギルド門 u o n - シミックのギルド門 d o h r

このようになり、これを左上から縦に読むと、"The guilds of Ravnica will destroy each other"(ラヴニカギルドは互いに滅ぼし合うだろう)となる。

これは日本語版のフレイバー・テキストにも反映されており、位置のずれた文字を同様に並べて読むと、

カード ずれている文字 カード ずれている文字
アゾリウスのギルド門 オルゾフのギルド門
イゼットのギルド門 ディミーアのギルド門
ラクドスのギルド門 グルールのギルド門
ゴルガリのギルド門 ボロスのギルド門
セレズニアのギルド門 シミックのギルド門

「義るどのみやこのじっこのぎるど それぞれがたがいをほろぼしあう(ギルドの都の十個のギルド それぞれが互いを滅ぼし合う)」となる。

  • 不自然なひらがな表記などはあるものの、表向きの文と隠された文の両方の意味を保ったままこの言葉遊びを取り入れることに成功しているのは、まさに名訳と言う他ないだろう。
  • 日本語版のGathererでは、上にずれている文字は「_」で囲まれて表示されている。
    • アゾリウスのギルド門では一箇所のみ間違った箇所が「_」で囲まれている。

該当カード

ラヴニカへの回帰ブロック初出のギルド門サイクル。各ギルド/Guildに対応した色マナを生み出すマナ能力を持った、タップイン2色土地土地タイプを持つ。稀少度コモン

関連カード

門を参照・利用する能力を持つカード。

ラヴニカへの回帰

ギルド門侵犯

参考

QR Code.gif