ザ・リスト

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**例えば[[Ryu, World Warrior]]のマジック・バージョンであるVikya, Scorching Stalwartのカードは、[[ファイレクシア:完全なる統一]]のザ・リストに含まれている。
 
**例えば[[Ryu, World Warrior]]のマジック・バージョンであるVikya, Scorching Stalwartのカードは、[[ファイレクシア:完全なる統一]]のザ・リストに含まれている。
 
*「ブースター・パックから出現する特殊な再録カード群」という概念は、過去のセットでは[[時のらせん]]の[[タイムシフト|タイムシフト・カード]]や[[Masterpiece Series]]などが存在していた。ザ・リストはそれらの系譜と言える。
 
*「ブースター・パックから出現する特殊な再録カード群」という概念は、過去のセットでは[[時のらせん]]の[[タイムシフト|タイムシフト・カード]]や[[Masterpiece Series]]などが存在していた。ザ・リストはそれらの系譜と言える。
**それらは現在で言うところの[[ブースターパック#ドラフト・ブースター|ドラフト・ブースター]]に封入されていたため、[[リミテッド]][[環境]]に影響を与えていた。ザ・リストはリミテッドでの使用を想定していないセット・ブースターに封入されていることから、収録の自由度が高くなっている。
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**それらは現在で言うところの[[ブースターパック#ドラフト・ブースター|ドラフト・ブースター]]に封入されていたため、[[リミテッド]][[環境]]に影響を与えていた。制定当時のザ・リストはリミテッドでの使用を想定していないセット・ブースターに封入されていることから、収録の自由度が高くなっていた。カルロフ邸殺人事件以降は、タイムシフトなどと同様にリミテッドにも影響するようになった。
 
*ザ・リストと並行して、別の特殊な再録カードが同時に封入されることもある。これはザ・リストとは別のスロットで収録される。
 
*ザ・リストと並行して、別の特殊な再録カードが同時に封入されることもある。これはザ・リストとは別のスロットで収録される。
 
**例えば[[兄弟戦争]]の[[兄弟戦争#旧枠版アーティファクト/Retro Frame Artifacts|旧枠版アーティファクト/Retro Frame Artifacts]]は、セットに関連した[[カード・タイプ]]のカードが確定で出現するスロットおよびランダムなカードのスロットに封入されており、それらとは別スロットでザ・リストのカードが出現するようになっている<ref>[https://mtg-jp.com/reading/translated/0036421/ 『兄弟戦争』の各種ブースター製品の内容は?](Daily MTG 2022年10月27日)</ref>。
 
**例えば[[兄弟戦争]]の[[兄弟戦争#旧枠版アーティファクト/Retro Frame Artifacts|旧枠版アーティファクト/Retro Frame Artifacts]]は、セットに関連した[[カード・タイプ]]のカードが確定で出現するスロットおよびランダムなカードのスロットに封入されており、それらとは別スロットでザ・リストのカードが出現するようになっている<ref>[https://mtg-jp.com/reading/translated/0036421/ 『兄弟戦争』の各種ブースター製品の内容は?](Daily MTG 2022年10月27日)</ref>。

2024年3月17日 (日) 12:34時点における版

ザ・リスト/The Listとは、

  1. プレイ・ブースターセット・ブースターから出現する特殊な再録カード群の総称。セット・ブースターが初めて導入されたゼンディカーの夜明けで初登場した。本項目で解説する
  2. カードプールの全カードに独自の優先順位をつけたカードリスト。ドラフトを有利に進めるため作られる。Frank Karstenなどが用いた手法[1]

目次

解説

カルロフ邸殺人事件以降のプレイ・ブースターにはコモンの収録スロットが7枚分存在するが、そのうちの1スロットが低確率で何らかの再録カードに置き換わるようになっている。この特殊な再録カード群をザ・リストと呼ぶ。

過去の様々なカード・セットに収録されたカードから約40種類ほどのカードがザ・リストに選定される。ザ・リストの内容はセットごとに更新され、主にそのセットのメカニズム、テーマ、キャラクターに関連したラインナップになるように入れ替えが行われる。更新内容は公式記事で都度告知される。

ザ・リストのスロットからはリスト内のコモンアンコモンが9.38%の確率で、リスト内のレア神話レアが1.56%の確率で出現する。また、1.56%でスペシャルゲストというザ・リストとは異なる区分の再録カードが出現することもある。総じて、ザ・リストのスロットは12.5%の確率(8パックに1つの割合)でそのセットのコモンから別のカードへ差し替えられることとなる[2]

セットごとの詳細は各カード・セットの項の公式特集ページを参照。

仕様

  • ザ・リストのカードは他の特殊な再録カードと同様、構築では同名のカードが使用可能カード・セットに含まれていない限り使用できない。詳細は名前も参照。
    • 一方、リミテッドでは他の収録カードと同様に使用可能である。
  • ザ・リストのカードはMystery Boosterと同じ仕様で印刷されており、カードの左下にプレインズウォーカー・シンボルがある以外は再録元のセットと同じエキスパンション・シンボルコレクター番号を持つ。オラクルの更新も一切反映されておらず、廃語が含まれることもある。
    • 公式サイトのポップアップで表示される画像は、必ずしもザ・リストの仕様と一致していないので注意。
  • ザ・リストのカードはブースターが日本語なら日本語版の、それ以外の言語なら英語版のカードが収録される。その他の言語は存在しない。

過去の仕様

セット・ブースター時代
  • プレイ・ブースターの導入前はセット・ブースターからのみザ・リストが出現していた。
    • その出現方式の都合上、一般的なリミテッドでザ・リストを用いる機会はなかった。
  • スロットはコモンのものではなく、トークン・カードや広告カードなどを封入するための特殊カード1枚分のスロットを用いていた。置換が起こる確率は25%(4パックに1回の割合)となっていた。
  • ザ・リストの総数は、原則として1セットにつき約300種類であった。ただし、セットによっては種類の数が変更されることもある(例えばファイレクシア:完全なる統一は187種)。
  • 日本語のブースターでも英語版のカードしか存在しなかった。

その他

  • セット・ブースターが発売されるセットであれば、サプリメント・セットアン・セットでもザ・リストが作られる。
  • ユニバースビヨンドのマジック・バージョンカード(ユニバースウィズイン)は、ザ・リストに組み込まれる。
  • 「ブースター・パックから出現する特殊な再録カード群」という概念は、過去のセットでは時のらせんタイムシフト・カードMasterpiece Seriesなどが存在していた。ザ・リストはそれらの系譜と言える。
    • それらは現在で言うところのドラフト・ブースターに封入されていたため、リミテッド環境に影響を与えていた。制定当時のザ・リストはリミテッドでの使用を想定していないセット・ブースターに封入されていることから、収録の自由度が高くなっていた。カルロフ邸殺人事件以降は、タイムシフトなどと同様にリミテッドにも影響するようになった。
  • ザ・リストと並行して、別の特殊な再録カードが同時に封入されることもある。これはザ・リストとは別のスロットで収録される。

関連記事

本流のセット
サプリメント・セット
アン・セット

脚注

  1. フランク・カーステン(MTG日本公式 殿堂入り記念ページ)
  2. Collecting Murders at Karlov Manor/『カルロフ邸殺人事件』をコレクションする(Daily MTG 2024年1月16日)
  3. 『兄弟戦争』の各種ブースター製品の内容は?(Daily MTG 2022年10月27日)

参考

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