永劫機関/Aeon Engine
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Aeon Engine / 永劫機関 (5)
アーティファクト
アーティファクト
永劫機関はタップ状態で戦場に出る。
(T),永劫機関を追放する:ゲームのターン順を逆転する。(たとえば、プレイが時計回りに進行していたなら、今後は反時計回りに進行する。)
ゲームのターン順を逆転してしまうというルール破壊アーティファクト。
2人対戦では意味を持たない起動型能力を持つ、多人数戦専用カード。自分のターンが終わった直後に起動することで自分のターン数を相対的に増やせるが、タップインと自己追放コストのため悪用はかなり難しくなっている。また、無差別戦では自身のターンを心待ちにしていたプレイヤーからのヘイトを買うことも気にしないといけない。
カジュアルプレイでターンの逆転という事件を楽しむのが良いだろう。即死コンボが完成間近のプレイヤーの手前で逆転させてやった場合などは盛り上がること請け合い。
- 皇帝戦ではターン順の逆転がそのまま自軍の行動回数増加に繋がるため強力。左将軍のターンで起動すればさながら皇帝と右将軍が時間のねじれ/Time Warpを唱えたかのごとき効果となる。次チームの右将軍のターンに使うのも有効。
- 大乱闘戦で使うと大混乱を引き起こす。影響範囲とターンマーカーのルールをそのまま適用するとターンマーカー1つの受け渡し順が逆転することになるが、逆転マーカーと別のターンマーカーとの距離が3プレイヤー以内になるとターンマーカーを渡すことができなくなってゲームが停止してしまう。
- 「永劫機関についてのみ影響範囲ルールを無視してゲーム全体のターン順を逆転させる」とするのが最もシンプルな解決策。もっとも、何席も離れたプレイヤーの行動によって突然ターン順を逆転させられてしまう遠くのプレイヤーは驚くことだろう。
- 起動型能力の効果自体はプレインチェイス戦用現象カードである時間のひずみ/Time Distortionと同等で、そちらのアーティファクト版(定形のマジックのカード版)リメイクと言える。更に遡るとアン・カードのTopsy Turvyに行き着くが、そちらはフェイズの進行も逆転させてしまうカードである。
- フレイバー・テキストはそのまま読めばタイムパラドックスについての話だが、パラドックス装置/Paradox Engineについて言及しているようにも解釈できる。ちょうどあちらも5マナのアーティファクトの「Engine」である。
「パラドックス?今はどうでもいい。それは昨日考えよう。」― 時間鍛冶、エドリン
ルール
- この効果はゲーム開始時に確立されたプレイヤーのターン順を逆にする。ターン順が逆になっている間は、順番に影響する事項(APNAP順など)はこの新しい順番を使う。
- この能力が再度効果を発揮したなら、ターン順はゲーム開始時と同じに戻ることになる。
- 追加ターンはターン順に関係しない。永劫機関の能力が発揮されたターンの後に追加ターンがあるなら、それらは追加された順に従って処理される。最後の追加ターンが終わったなら、次にくるターンは最後に通常ターンを行ったプレイヤーの次の(逆転された)ターン順のプレイヤーのターンである。
- プレイヤーが2人しかいないなら、この効果は意味をもたない。