台パン
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台パンとは、机などを激しく叩いたり蹴ったりすること。「台(テープル)にパンチする」もしくは「台をパンパン叩く」の略。台バンと呼ばれることも多い。
解説
要するに「暴力的な行為」である。広義に見れば、台を叩く以外にも、椅子を蹴る、テーブルを下から蹴り上げたりひっくり返したりする、デッキケースやカードなどを投げつけたり叩きつけたり握りつぶしたりする……などと言った行動も含まれる。
- 何らかのボディランゲージとして机を叩く動作をすること(下記参照)とは明確に区別される。
- さらに拡大解釈すれば、暴言を吐いたり、あるいは直接対戦相手を殴ったりすることも当てはまるが、そこまで行くともはや台パンとは呼ばれない。
マジックのプレイ中に台パンを行うと、対戦相手に対して暴力的な威嚇行為をすることにあたり、極めて非紳士的な行為とみなされる。またその際、衝撃でライブラリーが崩れたり、並べたカードが乱れて戦場その他の状態がわからなくなったりなど、ゲームの進行に重大な影響を与える危険性がある。
大会などの場合、当然処罰の対象であり、ゲームの敗北や失格処分、資格停止(サスペンドリスト入り)などの極めて重い罰則が与えられる可能性もある。カジュアルプレイにおいても、例えばショップのデュエルスペースでは他のプレイヤーや見学者などに不快感を与えるため、店への出入り禁止などの対象になるだろうし、極端な場合、暴行罪・脅迫罪、与えた損害によっては器物損壊罪・傷害罪などに問われる可能性もある。知的ゲームであるマジックにおいて、DCIは暴力的な行為には厳しく対処する傾向にあり、プレミアイベントで実行するとlifetime(一生涯)の資格停止を受ける可能性もある。
台を叩く行為
上記のようにゲーム進行を妨げたり法令に抵触したりするほどの殴打は論外だが、台を小さな音が立つ程度に軽く叩くことは、何らかのボディランゲージや、単なる手癖として行われることはままある。
- 考え事をしているときに「テーブルを指でコツコツ叩く」「手札などをパシパシと音を立てていじる」、あるいは「タップするときにカードの角を軽く弾く」「対象を指定するときにカードを軽く叩く」などは案外多くのプレイヤーが無意識にやっていたりする。しかし「音が気になって不愉快だ」「カードが傷つく可能性があることはやめろ」と思うプレイヤーも少なくないので、やはりマナーの問題として慎んだほうがいいかもしれない。
- ちなみに、上記の行為を処罰するCardpeckerやStop Thatというカードがある。
- カジノゲームでは「台を叩く」行為が特定の意味を持つことがある。例えばポーカーでは「指でテーブルを(大抵は2回)軽く叩く」ことで「チェック(パス)」または「スタントパット(ディスカードとドローを行わない)」を示す。これをマジックの「優先権またはターンのパス」「キープ(マリガンなし)」の意味に援用している可能性がある。
- 無論、これらはマジックの世界で公式に認められたものではないため、意思疎通に齟齬が生じてトラブルになりかねない。対戦相手がどのような意図でボディランゲージを使っているのかは正確に確認すべきだし、不安ならば使用をやめて口頭で確認するように要請したほうがよい。