ナズグル/Nazgûl
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クリーチャー — レイス(Wraith) 騎士(Knight)
接死
ナズグルが戦場に出たとき、指輪があなたを誘惑する。
指輪があなたを誘惑するたび、あなたがコントロールしている各レイス(Wraith)の上にそれぞれ+1/+1カウンター1個を置く。
デッキに《ナズグル/Nazgul》という名前のカードを最大9枚入れてもよい。
4枚制限ルールを無視し、デッキに9枚まで入れられる接死持ちのレイス・騎士。戦場に出たときに指輪があなたを誘惑し、誘惑のたびにレイスを強化する能力も持つ。
ETBと全体強化が連動しているため、単体でも最低限2/3接死(+指輪による疑似潜伏)相当のスペックになる。さらに2体目を出せば互いの強化能力が誘発し4/5と3/4が、3体目を出せば7/8と6/7と4/5が……と、出せば出すほど強力なレイスの軍勢が出来上がっていく。
黒の3マナで5枚以上の投入が可能という点では執拗なネズミ/Relentless Ratsに近い。あちらより単体性能は高いが、強化の性質上後から出したナズグルは先に出したものよりサイズが控えめになる点では劣る。
指輪物語:中つ国の伝承でナズグル以外のレイスはトークンも含めいずれもレア以上であるため、リミテッドでは他のレイスを強化する点は活かしづらい。とはいえ、指輪自体が強力なシステムである都合上、単体でも十分な価値がある。コモンのウルク=ハイの狂戦士/Uruk-hai Berserkerですら強力であることを考えればナズグルの強さは実感できるだろう。
- 実際の英語カード名は曲折アクセント記号付きの《Nazgûl》。
- 「9枚まで入れられる」能力はフォーマットの定めた同名カード枚数の制約より優先される。統率者戦などシングルトンフォーマットでも9枚まで入れられるが、逆にリミテッドのような枚数無制限のフォーマットでも9枚までしか入れられない。
- もっとも、このカードはアンコモンのうえ上限も高いため、リミテッドでは七人の小人/Seven Dwarvesよりも問題になりにくいだろう。
- 8種類のイラスト違いが存在する。通常のブースター・ファンと異なり、通常版も含めて9種類の封入率は同率である。
関連カード
- ナズグル/Nazgûl
- アングマールの魔王/Witch-King of Angmar
- 指輪の幽鬼/Ringwraiths
- 破滅をもたらす者、魔王/Witch-king, Bringer of Ruin
- ナズグルの首領/Lord of the Nazgûl
- Witch-king, Sky Scourge
ストーリー
ナズグル/Nazgûlは、中つ国/Middle-Earthの怪物(イラスト)。暗黒語で「指輪(ナズ)の幽鬼(グル)」の意味で、黒の乗り手/Black Rider、指輪の幽鬼/Ringwraith、9人組/the Nineとも呼ばれる。
かつてサウロン/Sauronに魔法の指輪を与えられた9人の人間/Humanの王たちの末路。自我はほとんど失われているが9体存在し、黒馬や貪欲なる忌まわしき獣/Voracious Fell Beast を駆って、一つの指輪/The One Ringを破壊しようとするフロド・バギンズ/Frodo Bagginsを執拗に追跡した。