四角の構え/Square Up
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機能上は緑でも唱えることができる代わりにサイクリングのない驚くべき発育/Startling Development。あちらと同様に味方の強化にも、相手のファッティを弱体化させるのにも使える。緑は大型クリーチャーを用意しやすいため後者の用途で使いやすくなったのは追い風か。ただしあちらが構築での採用実績があったのは(1)でサイクリングできるカードだからという面が大きく、今後よほど相性の良いカードが登場しない限りこちらがスタンダードで活躍するのは厳しいだろう。
リミテッドでは基本のP/Tが0/0のフラクタルトークンを対象にすることで剛力化/Titanic Growthのようにも使用できる。特に力線の発動/Leyline Invocationは大抵6/6以上になるため、強化にも相手ファッティの討ち取りにも使え相性が良い。
カード名とフレイバー・テキスト
数学を研究するクアンドリクス大学/Quandrix Collegeのカードらしく、カード名とフレイバー・テキストには数学用語の言葉遊びが含まれている。
まずカード名の「square up」は「(敵に)身構える」「(難局に)敢然と立ち向かう」「(借金を)清算する」などの意味だが、イラストから名詞のsquare(四角形、正方形)を掛けていることが分かる。日本語版もこれを汲んだ訳になっている。さらに開発部用語でsquareといえば正方を意味し、効果はこちらに掛けている。
フレイバー・テキストのradicalには「急進的な、過激な」のほかに、「冪根(べきこん)」の意味もある。最も代表的な冪根の平方根は2乗(square)の逆操作である(9の正の平方根は3で、3の2乗は9)。また、「think inside the box」は「型にはまった考え方をする、常識にとらわれた考え方をする」を意味するイディオムだが、boxには「箱」のほかに「四角形」の意味もあり、これも意図的なチョイスだろう。
Sometimes the most radical thing you can do is think inside the box.
型にはめて考えることが、最も過激な手段となることもある。
関連カード
サイクル
ストリクスヘイヴン:魔法学院の、コモンの対抗色混成呪文サイクル。インスタントかソーサリー。
- エクスタスの隆盛/Rise of Extus(白黒)
- 実例指導/Teach by Example(青赤)
- 詰め込み期間/Cram Session(黒緑)
- 生きた証/Make Your Mark(赤白)
- 四角の構え/Square Up(緑青)