夢魔/Nightmare
提供:MTG Wiki
コントロールしている沼の数によってP/Tが変化するクリーチャー。基本セット2010まで皆勤賞。
黒単色のデッキで用いれば回避能力を持った巨大クリーチャーであり、フィニッシャーになり得る。ウィニーなどの速攻デッキに入れるには6マナという重さが厳しいため、これの主な活躍の場はコントロールデッキである。しかし、黒コントロールが隆盛した時代には往々にして他に優秀なフィニッシャーが存在していたので、トーナメント・シーンでこのカードが使われたことは少ない。他に選択肢がなかった黎明期に使用されていた程度だが、その当時はその当時でハルマゲドン/Armageddonという致命的な弱点が存在していた。
青のマハモティ・ジン/Mahamoti Djinnや赤のシヴ山のドラゴン/Shivan Dragonと比べても遜色の無い強さなのだが、なかなか環境に恵まれないという点で不遇である。
- クリーチャー・タイプは元々ナイトメアのみであったが2007年9月サブタイプ変更で馬を獲得した。
- トーメントやジャッジメントで新たに登場したナイトメアのように、「特定のものを追放する能力」は持っていない。しかしナイトメアであることに変わりはないので、狂気を操る者チェイナー/Chainer, Dementia Masterの影響を受ける。
- アルファと第7版で2種類のイラストが存在しており、そのどちらもファンが多いと言われている(イラスト(アルファ~第6版)、イラスト(第7版~基本セット2010))。
- 基本セット2010版の公式ハンドブックでは、何故かあくむとルビが振られている。
関連カード
- 悪夢の鞭/Nightmare Lash - 夢魔のような修整を与える装備品。
ストーリー
沼地を住処とし、瘴気が満ちた土地が広がるほど力を高める空飛ぶ黒馬(イラスト1、イラスト2)。
「mare」は古英語で「馬」(現代英語では主に雌馬を指す)。「nightmare」という単語自体の「mare」の語源は「馬」とは関係ない(「悪夢をもたらす魔物」を意味する)のだが、音韻・綴りの類似から夢魔はしばしば馬の姿で描かれてきた。マジックでもそれに倣って馬をモチーフにしているようだ。
夢魔はコミックや小説でも登場している。コミック版Nightmareは夢魔のCaliphear(カリフィアー)が主人公の物語。小説ささやきの森/Whispering Woodsでは炎に包まれた魔法の馬として描かれ、短編The Theft of Bayende, Heart and Soul(Tapestries収録)では翼を持つ馬の姿である。
- クリーチャー・タイプの夜魔(Nightstalker)は日本語名が似ているが、また別。
参考
- 参照クリーチャー
- カード個別評価:基本セット2010 - レア
- カード個別評価:第10版 - レア
- カード個別評価:第9版 - レア
- カード個別評価:第8版 - レア
- カード個別評価:第7版 - レア
- カード個別評価:第6版 - レア
- カード個別評価:第5版 - レア
- カード個別評価:第4版 - レア
- カード個別評価:リバイズド - レア
- カード個別評価:アンリミテッド - レア