火の怒りのタイタン、フレージ/Phlage, Titan of Fire's Fury
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伝説のクリーチャー — エルダー(Elder) 巨人(Giant)
これが戦場に出たとき、これが脱出していないなら、これを生け贄に捧げる。
これが戦場に出るか攻撃するたび、1つを対象とする。これはそれに3点のダメージを与え、あなたは3点のライフを得る。
脱出 ― (赤)(赤)(白)(白),あなたの墓地にありこれでないカード5枚を追放する。(あなたの墓地にあるこのカードを脱出コストで唱えてもよい。)
死の国/The Underworldに封じられていた伝説のエルダー・巨人の1体。脱出でなければ戦場に残れないが、戦場に出るか攻撃するたび稲妻のらせん/Lightning Helixが誘発する。
3マナのソーサリーになった稲妻のらせんと見れば取り回しが悪くも思えるが、タフネス3以下のクリーチャーを利用するデッキが相手なら1対1交換&3点ゲインということで自然の怒りのタイタン、ウーロ/Uro, Titan of Nature's Wrath相当の性能を発揮する。ダウスィーの虚空歩き/Dauthi Voidwalkerのように脱出を阻害するクリーチャーを自力で除去できるのも嬉しく、いったん戦場に定着すれば小粒クリーチャーを軒並み睨めるプレッシャーの強さはウーロ以上ともとれる。攻撃のたびに最大12点のライフ差が発生するというクロック性能の高さも嬉しい。
短所としては、他のタイタンのように直接ハンド・アドバンテージにつながる効果を持っておらず、相手のデッキによっては血管の施し/Alms of the Vein相当の働きしかしない場面も予想できる。
モダンでは発売当初はメタゲーム上に赤白のデッキが少なかったため「強いが環境に恵まれないカード」と見られていたが、モダンホライゾン3リリース直後からボロス・エネルギーやルビー・ストーム、ジェスカイ・コントロールなどの赤白系デッキが流行し、それらのデッキの多くで採用されるようになる。リリース後2週間時点ではモダンホライゾン3のトップレアにまで出世した。特に同時に収録された栄光の闘技場/Arena of Gloryは非常に相性がよく、奇襲的に12点のダメージをばら撒きながら6点のライフを回復できるため決まればゲームの流れを大きく傾けることができる。
ルール
基本的なルールについては死の飢えのタイタン、クロクサ/Kroxa, Titan of Death's Hunger#生け贄に捧げる能力を参照。
関連カード
サイクル
テーロス/Therosの死の国/The Underworldのタイタン/Titanのメガサイクル。いずれも2色の伝説のエルダー・巨人で、ETBおよび攻撃時の誘発型能力を持ち、脱出でなければ戦場に残れない。稀少度は神話レア。
- 死の飢えのタイタン、クロクサ/Kroxa, Titan of Death's Hunger(黒赤、テーロス還魂記)
- 自然の怒りのタイタン、ウーロ/Uro, Titan of Nature's Wrath(緑青、テーロス還魂記)
- 火の怒りのタイタン、フレージ/Phlage, Titan of Fire's Fury(赤白、モダンホライゾン3)
ストーリー
フレージ/Phlageは、遥か昔にテーロス/Therosを支配していたタイタン/Titanの一体(イラスト1、イラスト2)。
初出はダンジョンズ&ドラゴンズのテーロスの世界観でキャンペーンを行うためのデータブックである「Mythic Odysseys of Theros」。原初のニクス/Nyxから誕生し、神々/Godsによって死の国/The Underworldに封じられた巨人の1体として、死の飢えのタイタン、クロクサ/Kroxa, Titan of Death's Hunger、自然の怒りのタイタン、ウーロ/Uro, Titan of Nature's Wrath、Phlage, Titan of Burning Wind、Skotha, Titan of Eternal Darkの4体が紹介されていた。