不吉な保管箱/Ominous Lockbox
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MTGアリーナ専用カード
Ominous Lockbox / 不吉な保管箱 (1)(青)アーティファクト — 手掛かり(Clue)
不吉な保管箱が戦場に出たとき、1から20までの数1つを秘密裏に選ぶ。
対戦相手がその選ばれた数に等しいマナ総量を持つ呪文1つを唱えたとき、不吉な保管箱を生け贄に捧げる。そうしたなら、その呪文をコピーし、あなたはそのコピーの新しい対象を選んでもよい。
(2),不吉な保管箱を生け贄に捧げる:カード1枚を引く。
アーティスト:Nicholas Gregory
戦場に出たときに数字を選び、選んだマナ総量の呪文を対戦相手が唱えると一度だけ自動でコピーする手掛かり・アーティファクト。
3以上を選べばテンポ・アドバンテージを得られる。ただし自動で選ばれる性質上、対戦相手の戦場にクリーチャーがいない時の除去などで腐る危険もある点には注意。一応その場合も生け贄に捧げるのは強制だがコピーは任意のため、強制的に自分のクリーチャーを除去する羽目にはならない。もちろんカード・アドバンテージの逸失には繋がるので対戦相手のデッキを予想しながら使うのが基本。特にフィニッシャーの候補が少ないコントロールデッキなどはその時点の環境に沿った数字を選ぶことで高精度でフィニッシャーをコピー出来る。
Magic: The Gathering Arena専用のフォーマット限定のカードということで、これでコピーできる最大のマナ総量を持つ呪文は終末の影/Shadow of Mortalityとアースクウェイク・ドラゴン/Earthquake Dragon(いずれもヒストリック・タイムレスでのみ併用可能)の15。必然的に16以上および収録されたカードの無い14を選ぶ場合はX呪文を想定することになるが、通常のデッキでそのマナ域まで届くのは稀なので、戦場にどうしても手掛かりを維持したい場合にのみ選ぶことになる。
0を選べないのでマナ総量が0の呪文はコピーできない。登場時のアルケミーには最初からデッキに入れられるマナ総量0のカードは存在しないが、水銀の細工人/Quicksilver Lapidaryや市場の飛行機械職人/Emporium Thopteristなどで創出されることがある。
ブロールでは対戦相手の統率者のマナ総量を指定するのも面白い。デッキの相性の問題でコピーしたところで使いこなせない統率者もいるし、対戦相手が同じマナ帯の惜しくない呪文を露払いに使う可能性もあるが、パルン、ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, Parunなどを使っている対戦相手には強いプレッシャーになる。
- アン・ゲームも含めるとアンヒンジドのGleemaxの1000000が最大。仮にアルケミーに追加されたとしても(マナ総量そのものを変更する手段が無ければ)0マナと同様に絶対にコピーできない呪文ということになる。
ルール
- 生け贄に捧げるのは効果の一部である。能力がスタックに積まれてから解決されるまでにプレイヤーは対応してこれを戦場からどかすことができる。そうなった場合、効果で生け贄に捧げることができなくなるので「そうしたなら」以降は実行されない。
- これが戦場にある間は何度でも誘発する。しかし前述のように戦場を離れた後は何も起こらないため、結果的に最後に誘発させた呪文だけがコピーされることになる。