レア
提供:MTG Wiki
レア(Rare)とは、神話レアとアンコモンの間にある稀少度、またその稀少度に属するカードのことである。
[編集] 概要
エキスパンション・シンボルの色は金。基本セット2015以降のカード枠における稀少度の略号は「R」。原則として、14枚入りのプレイ・ブースター1つにつき1枚封入されている。15枚入りのドラフト・ブースターでも同様の封入枚数であった。
イーブンタイドまでは最も高い稀少度であったが、アラーラの断片以降はさらに上の稀少度として神話レアが作られた。
- プレイ・ブースターにおいては不確定レアリティの枠2つやザ・リスト/スペシャルゲスト枠が存在するため、理論上は1セットからレア以上のカードが4枚まで出現する。
- 各カードセットにおいて最も需要があり、高価なレアをトップレアと呼ぶ。逆に箸にも棒にも掛からないようなレアカードを(それをパックから引き当ててしまったユーザーが怨嗟を込めて)カスレアと呼ぶ。ただし、強さや使えなさは環境で変化することも多いため、かなり主観的かつ流動的な呼び名でもある(詳しくはカスレアのページを参照)。
- 伝説のクリーチャーなど、ストーリーにおける重要人物のカードはレア以上であることが多い。
- ストロングホールド以前のカードは稀少度によるエキスパンション・シンボルの色分けがなされていなかったため、レアカードであってもコモンと同じ黒色となっている(カード画像)。これを利用してシャーク行為を行う悪質なユーザーも、残念ながら存在する。
- プレミアム・カードを示す語ではない。
[編集] レアの基準
コモンやアンコモンに比べ出にくい分、より派手で強力なカードが含まれる。ただしカードパワーが高いかというと、必ずしもそうではない。
Rare, but Well DoneでMark Rosewaterは何かのカードをレアにする(コモンやアンコモンにしない)理由を10個挙げている。
なお、1つのカードに複数の理由が当てはまることも多い。
- ルール文章が複雑すぎ、初心者を混乱させるおそれがあるため。(例:歪んだ世界/Warp World)
- ルール上の扱いがややこしく、初心者を混乱させるおそれがあるため。(例:謙虚/Humility)
- ルール文章が長く、文字の多さで初心者に威圧感を与えかねないため。(例:現実の修正/Alter Reality)
- サイズが大きいクリーチャーや効果が派手な呪文に、箔をつけるため。(例:深海の生息者/Denizen of the Deep、抹消/Obliterate、アクローマの記念碑/Akroma's Memorial)
- 特別で斬新な効果を持つ呪文に、箔をつけるため。(例:名誉回復/Vindicate、戦慄掘り/Dreadbore)
- 用途が極端に狭く、特殊な限られたデッキ以外ではほとんど使えないため。(例:寄付/Donate、ライオンの瞳のダイアモンド/Lion's Eye Diamond)
- リミテッドにおいて強力すぎ、パックから多く出てくるとリミテッドを台無しにするおそれがあるため。(例:セファリッドの皇帝アボシャン/Aboshan, Cephalid Emperor)
- アンコモンにも入れられたが、そのセットによりアンコモンにふさわしいカードが多く、アンコモンの枠が足りなくなったため。
- レアのカードサイクルの内の1枚だったため。(例:影魔道士の浸透者/Shadowmage Infiltrator)
- そのセットで「強い」カードがレアに少なすぎ、「強い」レアを増やす必要があったため。
まとめると強いカードでも弱いカードでも、複雑・派手・特殊だったりするものはレアに入れるということである。