ブルイネンの馬流し/Horses of the Bruinen
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ソーサリー
クリーチャー最大2体を対象とする。それらをオーナーの手札に戻す。占術1を行う。指輪があなたを誘惑する。
虚空への突入/Into the Voidに青マナを1つ足したら、指輪があなたを誘惑するようになり、占術がついた。
これ自体が5マナと重いので、占術をマナスクリュー対策に使うことは不可能。一方でマナフラッドの際には僅かながらのライブラリー操作に加え、対戦相手のクリーチャーをバウンスすることで手をこまねいている間にライフを削り取れるパターンのトップデッキを探しに行ける。通常の展開であれば、5マナ出る段階で2体戻せればそれなりのテンポ・アドバンテージの獲得も狙えるだろう。指輪の誘惑についても、指輪所持者が得る疑似潜伏との相性が良く、実質的なアンブロッカブルを作り出せる場合も。
特にリミテッドでは軍団を一発でご破算に出来る貴重なバウンス手段。占術も誘惑も青系の各アーキタイプがほぼ必ず用いているメカニズムのいずれかを誘発させられる鍵になるので、盤面によっては一気に複数の誘発を同時に畳みかけて形勢をもぎ取る、実質的なエンドカードになる場合が多い。
構築では規模が大きめとはいえ、バウンスに5マナは少々厳しい。指輪の誘惑と占術ももっと軽い選択肢があるため、優先度は低い。
ストーリー
「旅の仲間」の一幕(イラスト)。
裂け谷/Rivendellまであと一息の所で、フロド/Frodo達はナズグル/Nazgûl達に追いつかれてしまう。ブルイネン川/Bruinenを渡った所でついに追い詰められ、フロドの勇気も尽きかけたその時、突如ブルイネン川の水かさが増した。白く光る馬に乗った騎士に率いられたような濁流がナズグル達を押し流し、あるいは狂乱した馬が乗り手諸共川に飛び込み、幽鬼達は全滅した。その濁流はフロドを救うため、エルロンド/Elrondとガンダルフ/Gandalfが起こした業であった。