遅延誘発型能力

提供:MTG Wiki

2022年5月2日 (月) 02:44時点における053 (トーク | 投稿記録)による版
移動: 案内, 検索

遅延誘発型能力/Delayed Triggered Abilityは、誘発型能力の一種。何らかの呪文能力により作成される誘発型能力で、作成されたあと、誘発条件を満たすと誘発する。


Thicket Basilisk / 茂みのバジリスク (3)(緑)(緑)
クリーチャー — バジリスク(Basilisk)

茂みのバジリスクが壁(Wall)でないクリーチャーをブロックするか、壁でないクリーチャーによってブロックされた状態になるたび、戦闘終了時にそのクリーチャーを破壊する。

2/4


Blessed Wine / 聖別された葡萄酒 (1)(白)
インスタント

あなたは1点のライフを得る。
次のターンのアップキープの開始時に、カードを1枚引く。


解説

遅延誘発型能力は、呪文や他の能力解決、または置換効果の適用、またはプレイヤーに何らかの処理を認める常在型能力によって作られる。

  • 例:茂みのバジリスク/Thicket Basiliskの能力は、解決されると遅延誘発型能力を作成する。
  • 例:光の護法印/Ward of Lightsの1つ目の能力は、プレイヤーに光の護法印をそれが瞬速を持つかのように唱えることを認める能力であり、プレイヤーがそうしたときに遅延誘発型能力を作成する。

遅延誘発型能力が実際に作成される前にそれの誘発イベントが起きたとしても、それが誘発することはない。その結果、誘発イベントが起きることが不可能になることもありうる。

遅延誘発型能力は、期限が明記されていない限り、次に誘発イベントが起こったときに1度だけ誘発する。誘発イベントが複数同時に起こった場合、どのイベントによって誘発するかを遅延誘発型能力のコントローラーが選ぶ。期限が明記されている場合は、誘発イベントが起こるたびに誘発する。

特定のオブジェクトに影響する遅延誘発型能力は、そのオブジェクトの特性が変化しても影響を及ぼすことができるが、そのオブジェクトがその領域を離れた場合(指定された時点までに戻ってきたとしても)、影響を及ぼさない。

呪文によって作成された遅延誘発型能力の発生源はその呪文であり、コントローラーはその呪文の(解決時の)コントローラーである。

他の能力によって作成された遅延誘発型能力の発生源はその能力の発生源と同じであり、コントローラーはその能力の(解決時の)コントローラーである。

常在型能力の置換効果によって作成された遅延誘発型能力の発生源はその常在型能力を持つオブジェクトであり、コントローラーはその置換効果を適用した時点でのそのオブジェクトのコントローラーである。

プレイヤーに何らかの処理を認め、そのプレイヤーがそうしたなら遅延誘発型能力を作成する常在型能力によって作成された遅延誘発型能力の発生源は、その常在型能力を持つオブジェクトであり、コントローラーはその処理が行われた時点でのそのオブジェクトのコントローラーである。

参考

引用:総合ルール 20231117.0

QR Code.gif