再録
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再録(Reprint)とは、何らかのエキスパンションや基本セットで登場したカードが、その後、別のエキスパンションや基本セットに再び収録されること。「再版」とも表記する(プロモーション・カードなど「カードセット収録」とは異なる形の配布を含む場合に表記されることが多い)。
再録されたカードは、ゲーム上では再録後のカードと全く同じものとして扱われ、再録後のセットが使えるフォーマットでも使用可能になる。
- 第10版までの基本セット(初期のものを除く)は「全てのカードが過去のエキスパンションや基本セットから選んで収録した」という形になっているため、「再録」ではなく「採録」と表記する。ただ使い分けが面倒なためか、基本セットの場合でも「再録」と表記されることが多い。
- 再録禁止カードというものも存在する。再録禁止カードリストに掲載されているカードは、実際のトーナメントで使用できるカードとして再録されることはない。
- かつての方針では「プレミアム・カードでない、公式のトーナメント使用可能なカード」にのみ適用される、としていた。そのため、再録禁止カードであってもジャッジ褒賞のプロモーション・カードなどで再録された例があった。再録禁止カード#再版ポリシーの歴史も参照。
- イラストなどの好みや、元々持っていたなどの理由から、再録されたオールドカードの方を好んでデッキに入れるプレイヤーも少なくない。
- 中にはカードイラストのみならず、今では存在しないインタラプトやマナ・ソース・モノ・アーティファクトなどとカード・タイプそのものが違っていたりするケースも多いので、最新のオラクルを確認しておきたい。
- アヴァシンの帰還のいかづち/Thunderboltや、基本セット2013の消去/Erase、ニクスへの旅の復仇/Reprisalなど、10年以上経過してからいきなり再録されるカードもある。
- マジック・オリジンを最後に基本セットが廃止された一時期、スタンダード・リーガルのカードの再録の機会が大きく減った。その代わり、戦乱のゼンディカーの竜使いののけ者/Dragonmaster Outcastのように、エキスパンションの方でレアや神話レアといった今までは再録されづらかったカードも再録されるようになった[1]。
- ブロック制が廃止されたドミナリア以降は基本的な効果のコモンは積極的に再録されるようになり、自然への回帰/Return to Natureなど連続で再録されるカードも珍しくなくなった。
参考
- ↑ Battle for Zendikards, Part One/戦乱のゼンディカード その1(Making Magic 2015年9月21日)