Vesuvan Doppelganger
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Vesuvan Doppelganger (3)(青)(青)
クリーチャー — 多相の戦士(Shapeshifter)
クリーチャー — 多相の戦士(Shapeshifter)
あなたは「Vesuvan Doppelgangerは、そのクリーチャーの色をコピーしないことと『あなたのアップキープの開始時に、クリーチャー1体を対象とする。あなたは”Vesuvan Doppelgangerは、そのクリーチャーの色をコピーしないこととそれがこの能力を持つことを除き、このクリーチャーはそのクリーチャーのコピーとなる。”ことを選んでもよい。』を持つことを除いて、それが戦場に出ているクリーチャー1体のコピーとして場に出る」ことを選んでもよい。
0/0コピーに関するルールが未整備だった初期の時代、非常に多くのQ&Aを生むことになったクリーチャー。長いテキストだが、要は「アップキープごとにコピー対象を選びなおせる、クローン/Clone」と考えればいいだろう。アップキープの時点で場に出ている、一番うれしいクリーチャーに「変身」できるということ。
ルール
- アップキープに「変身」することは、これが「場に出る」ことでも「場を離れる」ことでもない。なので、これらの能力を持ったクリーチャーに変身しても、その「変身」だけではこれらに関連する効果を得ることはできない。(CR:503.4)
- 例えば、「場に出た時にライフ5回復」のレイディアントの竜騎兵/Radiant's Dragoonsに変身しても(場に出たわけではないので)ライフは回復しない。
- 別の例では、「場を離れた時にカードを1枚引く」サラカスの予見者/Thalakos Seerから他のものに変身しても(場から離れたわけではないので)カードは引けない。
- もちろん、このカード自体が本当に場に出る・場を離れる場合は、そのコピー状態に合わせた効果は発生するので誤解なきよう。
- 「変身」しても、それに乗っているカウンター類は変化しない。変身前後で意味を持たなくなるカウンター類もあるが、それはそのまま残しておく。
- 例えば、累加アップキープの経年(age)カウンター。累加アップキープを持つクリーチャーからそうでないクリーチャーに「変身」した場合、経年カウンターは(その新しい姿では)無意味だが、残ったまま。もしその後にまた累加アップキープをもつクリーチャーに変身すれば、それなりに負担になるだろう。
- Vesuvan Doppelgangerが場にいる状態で、他のVesuvan Doppelgangerをその「場にいるVesuvan Doppelgangerをコピー」するように出すことも可能。「変身」能力を二重に持つことになり非常に紛らわしいので、気をつけよう。
- これが反転した場合、反転したと言う事実を「覚えて」いて、適正に使おうとする。→参考(MJMJ)
- 反転カードをコピーした場合であるなら、反転後の特性を用いる。
- そうでなければ、通常通りの特性を持つが、それをもって反転と言う事実を「忘れる」ことは無い。
その他
- ドッペルゲンガーを見た者は数日中に必ず死ぬという話があるが、神河物語からのレジェンド・ルール変更によって、伝説のクリーチャーにとってはまさに寓話上のドッペルゲンガーそのものとなった。
- これのイラストが、後の変異種/Morphlingのイラストのモチーフとされたのはちょっと有名な話。
- 時のらせんでヴェズーヴァの多相の戦士/Vesuvan Shapeshifterというリメイク版が作られた。