二枚舌/Duplicity
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Duplicity / 二枚舌 (3)(青)(青)
エンチャント
エンチャント
二枚舌が戦場に出たとき、あなたのライブラリーのカードを上から5枚、裏向きのまま追放する。
あなたのアップキープの開始時に、あなたはあなたの手札のカードをすべて裏向きのまま追放してもよい。そうした場合、二枚舌によって追放されたあなたがオーナーである他のすべてのカードをあなたの手札に加える。
あなたの終了ステップの開始時に、あなたはカードを1枚捨てる。
あなたが二枚舌のコントロールを失ったとき、二枚舌によって追放されたすべてのカードをオーナーの墓地に置く。
補充用の手札を5枚キープしておくようなエンチャント。手札が無くなったときにこれと「交換」することで、新たな手札を5枚手に入れることができる、というのが有効な利用法になるだろう。
とりあえず5マナの5枚ドローカードとして機能するが、何もしなくても終了ステップに手札を1枚捨てるというデメリットが痛い。このため青のダブルシンボルであるが、普通の青単色デッキに入れるとデメリットの方がメリットを上回るだろう。そのため構築では引いた手札を使い切るような青赤のバーンデッキの方が向いている。墓地を肥やす目的としては、もっと良いカードがあるだろう。
リミテッドで有効活用するのは難しい。最後の一押しに使えなくもないが、失敗した際のデメリットの大きさはやはり気になる。
- 追放したカードは自分でも見られないので、目的のカードを引いてくるためのトリックとしては使えない。
- 生体融合帽/Grafted Skullcapと一緒に使うとデメリットが気にならなくなる。もしくは、手札を入れ替えた上で寄付/Donateしてしまうのがいいだろう。
- このカードをデザインしたMark Rosewaterは、発想は面白かったのに致命的なデメリット(手札を1枚捨てる)を付けて魅力のない使用に耐えないカードにしてしまったことを失敗だったと述べている[1]。もちろん、このデメリットが無ければほぼ「無条件5枚ドロー」であるので、デメリットが付いていること自体は妥当なのだが。
参考
- ↑ Mistakes? I’ve Made a Few (Making Magic 2002年11月11日)