テレパシー/Telepathy
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対戦相手の手札を公開情報にするシンプルなエンチャント。あらゆるデッキにおいて、相手の手札を把握することは戦略上非常に重要である。しかも見せるのは対戦相手だけで、自分が持っているカードがこれによって知られることは無い。そして、たった1マナで場に出すことができる。
しかし弱点は多く、まず相手の手札に干渉することができる、見るだけだということ。2枚目からは何の役にも立たず、確実に腐るということ。そしてとりあえずはカード・アドバンテージを確実に失ってしまうことである。つまり、直接ゲームに影響する能力はなく、完全に戦略上のサポートしか行わない珍しいカードだといえる。
トーナメントレベルに達しているとはとても思えないが、ヴィンテージなどでデッキの種類を問わず、1枚積みされることがある。よく考えてみると、ピッチスペルが環境に存在する以上、場の状況だけでは安全性を読み切れない。コンボデッキでは安心してコンボをスタートすることができるし、ビートダウンやコントロールデッキに入れたとしても、100%の判断を行うことで、結果として1枚以上のアドバンテージを得ることは可能かもしれない。
- 多人数戦であれば、対戦相手全員に効果を及ぼす。裏を返せば除去されやすくなるということでもある。
- ちなみにKai Buddeはかつてインビテーショナルカードとして、これを非常に強力にしたようなカードをデザインした。詳細は非凡な虚空魔道士/Voidmage Prodigyを参照のこと。
参考
- カード個別評価:ウルザズ・サーガ - アンコモン
- カード個別評価:基本セット2010 - アンコモン
- カード個別評価:第10版 - アンコモン
- カード個別評価:第9版 - アンコモン
- カード個別評価:第8版 - アンコモン
- カード個別評価:第7版 - アンコモン