主の存在/Presence of the Master
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エンチャント呪文を封じ込めるエンチャント。レジェンドで初出し、エンチャントが一つのテーマであるウルザ・ブロックで再録されたカード。
効果自体は面白いが、実際に使うとなるとなかなか難があるカード。
ビートダウン系デッキのクリーチャー強化エンチャントを止めるには、この重さは厳しい。4マナ使える頃にはあらかた展開は終わっているだろう。コントロール系デッキの環境構築エンチャントを止めるにも、つらい。4マナ使える頃には、相手の打ち消し/除去体制も整ってしまう。
また根本的に、エンチャント自体をまったく入れないデッキもあるわけで、無駄になりやすい。よってサイドボード要員なのだが、重さがネックになったのか使われることはなかった。エターナルエンチャント対策――とりわけ怨恨/Rancor対策にもなるので、もう少し軽量ならばあるいは可能性もあったのかもしれない。
- あくまで『必ず打ち消される』だけで、エンチャント呪文の使用自体を禁止するわけではない。打ち消されてかまわなければ普通にプレイできるし、打ち消されないエンチャント呪文があればそれはなんの影響もなく場に出せる。
- また、エンチャントが場に出ること自体は禁じていないので『エンチャントを直接場に出す』効果(補充/Replenishなど)を用いればエンチャントを出すことができる。
- 場に展開されることこそ防げるが、エンチャントレスデッキにドローをされる事を防ぐことは出来ない。
- 第5版以前のルールなら防げた。当時のエンチャントレスのドローは「かけるのに成功したとき」だったからだ。
- レジェンド版のイラストに注目。アインシュタインのような人物が描かれている。(画像) 同じレジェンドのEurekaには彼の提示した有名な公式「E=mc^2」が書かれている。