危ない! 火事だ! 敵だ!/Fear, Fire, Foes!
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ソーサリー
クリーチャー1体を対象とする。このターン、ダメージは軽減できない。危ない! 火事だ! 敵だ!はそれにX点のダメージを与え、それと共通のコントローラーを持ちそれでない各クリーチャーにそれぞれ1点のダメージを与える。
そのターン、ダメージを軽減できなくするX火力。対象とコントローラーが同じクリーチャーにも軽微な全体火力を飛ばす。
性質としては地震波/Seismic Waveに近い。比較すると威力を調整でき、軽減で対処されなくなった代わりに、単体火力の対象には追加の1点が入らないため効率で劣り、カード・タイプもソーサリー。
タフネスが1の相手を一掃しつつ、それなりにタフな相手もマナを注ぎ込めば除去してくれる。小型クリーチャーの横並びを得意とするウィニーに有効な一方、ウィニーに採用されやすい全体強化を使われていると、これ単独では排除できなくなってしまう点には注意。ダメージの軽減を禁止する効果はこれ自体以外によるものも含まれるので、軽減による時間稼ぎを得意とする白相手の場合はリーサル級の火力を唱える前に撃っておくと、延命を未然に防げる。
自分のクリーチャーを対象として撃つことも適正。通常はデメリットしか無いが、対戦相手がクリーチャーをコントロールしていない状況では軽減の無効目当てに使える他、ダメージを受けることを条件に誘発する能力を誘発させることが可能。X=0でも構わないので、ダメージを発生させたくないクリーチャーがいるなら1マナで撃ってしまうとよい。
ストーリー
「旅の仲間」の一幕(イラスト)。
フロド/Frodo達が旅立った後のホビット庄/The Shireで、フロド邸に黒の乗り手達が押し入った。だが偽装役として残ったフレデガー・ボルジャー/Fredegar Bolgerは間一髪裏口から抜け出し、ホビット達は村に不届き者が侵入したことに気付いた。非常用角笛が鳴り渡るなか、黒の乗り手達はホビット達に構うことなく、フロド達を追ってホビット庄から駆け去ったのであった。
- イラストでは実際に火事が起こっているが、原作ではフロド邸の玄関が壊れた以外に損害の描写は無い。
- フレイバー・テキストは黒の乗り手がフロド邸の鍵を壊すために唱えた文言。
「モルドールの名において、そこを開けろ!」