投石攻撃の副官/Sling-Gang Lieutenant
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クリーチャー — ゴブリン(Goblin)
投石攻撃の副官が戦場に出たとき、赤の1/1のゴブリン(Goblin)・クリーチャー・トークンを2体生成する。
ゴブリン1体を生け贄に捧げる:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは1点のライフを失い、あなたは1点のライフを得る。
包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commanderの黒バージョン。
マナ・コストやETBのトークン数、火力などの観点では下位種だが、起動コストにマナやタップが不要な速効性が最大の持ち味。戦場のゴブリン数が即そのまま対戦相手の残りライフと直結する性質上、ゴブリンの砲撃/Goblin Bombardmentのクリーチャー版という使用感でもある。プレイヤーのライフしか削れないのでボードコントロール用途には使えず、ライフをまっしぐらに削っていくフィニッシュ性能に特化している。
エターナルではゴブリンデッキで、上述の包囲攻撃の司令官の枠に挿し変わって採用されている。霊気の薬瓶/Aether Vialの蓄積カウンターを5まで乗せる必要がなく、ゴブリンの首謀者/Goblin Ringleader等の優秀なクリーチャーとマナ・コストが合致しているのが大きい。また、リシャーダの港/Rishadan Portや不毛の大地/Wastelandといった他のカードにマナを注ぎ込むことの多いデッキなので、起動コストにマナが不要な点でも軍配が上がっている。特にヴォルラスの要塞/Volrath's Strongholdで使い回す際にはこのテンポが重要。
モダンでもゴブリンデッキで活躍しており、人目を引く詮索者/Conspicuous Snoopの登場後はあちらを使用したコンボのフィニッシャーとして存在感を増した。ゴブリン軸のジャンドでも十分採用圏内。
リミテッドではゴブリンシナジーの要であるだけでなく、これ単独でも単純に3点ドレイン相当の働きをする。チャンプブロッカーを複数確保できる点も加味すると、競っている局面でダメージレースを刺しきる性能が高い。吉兆の一角獣/Good-Fortune Unicorn、朽ちゆくゴブリン/Putrid Goblinと揃えば即死コンボ。