伝国の玉璽/Imperial Seal
提供:MTG Wiki
ポータル三国志用にソーサリーとなった吸血の教示者/Vampiric Tutor。ポータル三国志だけではシルバーバレット戦略を用いるほどカード・プールが広くないが、汎用サーチはやはり侮れない。
2005年10月20日にエターナルでポータル系が使用可能になるのと同時に、ヴィンテージで制限カードに、レガシーで禁止カードに指定される。単純に教示者系が1枚増えた事になるためデッキの安定性をさらに高める事ができるが、収録エキスパンションの宿命か現在では入手が困難なのが玉にきず。また、Magic Onlineのクラシックでも、Masters Edition 2での再録に伴い、2008年9月20日より制限カードに指定された。
2022年現在では専ら統率者戦において吸血の教示者の追加枠として活躍している。シングルトンの統率者戦において、このような汎用性の高いサーチカードが1枚増えるということはコンボの成功に大きく貢献する。
- 近年プレミア化が著しいポータル三国志。その中でも特に高額の取引がなされているカードでもある。
- ジャッジ褒賞カードとして新枠のプレミアム・カード版が存在する。イラストはポータル三国志版と同一である。
- 「玉璽」とは「ぎょくじ」と読む。天子が持つ印(印鑑)のこと。その名の通り玉を加工して創られている(イラスト)。代々朝廷の奥に伝国の証として漢の高祖から受け継がれてきたものである。その後、後漢末の騒乱で失われたとされるが諸説あって詳らかではない。ポータル三国志の元ネタである三国志演義では呉の主君である孫堅が董卓に焼き払われた洛陽で偶然見つけ、他の武将に渡すまいと命からがら持ち帰ってきた物という話があり、後の彼の息子である孫策の旗揚げにも絡み因縁深い物として扱われている。
- なお、三国時代はその名のとおり三つの国に三人の皇帝がいた時代である。(ただし、孫権・劉備は自称)そのため、彼らもまた皇帝の証たる玉璽を持っていたが、呉や蜀には玉を加工する技術が無く偽物であり、魏国の玉璽も新しく作り直した事から本来の玉璽は行方知れずである。
- 本物の玉璽は、龍の装飾の角が欠けているそうだ。→Wikipedia:ja:伝国璽
- イクサランで再録される予定があり、イラストも用意されていたが何らかの理由で没になった。6年後、このイラストはダブルマスターズ2022の通常版に使用された。
- 元々は女王(恐らくミラルダ/Miralda)から送られた手紙として描かれていたが[1]、製品版の差出人は別の次元/Planeの人物であるマルチェッサ/Marchesaになっている。
「今宵、必ず宮殿においでなさい。」― 女王マルチェッサからの手紙(出典:ダブルマスターズ2022(通常版))
参考
- ↑ mceran.art(担当アーティストMilivoj CeranのInstagram)