人間
提供:MTG Wiki
人間/Human
クリーチャー・タイプの1つ。 今この文章を読んでいるあなたも、おそらくこのタイプだろう。
基本的に中型から小型のクリーチャーである。 P/Tに差があるのは、体格差というよりむしろ、人数や使用している武具・戦闘技術の差であると思われる。 すべての色に存在するが、兵士やクレリックを多数抱える白が、他の色それぞれのおよそ2倍と多数派になっている。 サイクルなどで色ごとに異なる部族が割り当てられる場合、白が人間になることが多い。 白に次ぐのは主要クリーチャー・タイプとしてウィザードを擁する青。 人型の有力部族であるエルフと競合する緑はやや少なめとなっている。
伝説の人間もかなりの数にのぼる。→ 「伝説の人間」を検索
クリーチャー — 人間(Human) クレリック(Cleric)
(T):クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。このターン、それに与えられる次のダメージを1点軽減する。
1/1伝説のクリーチャー — 人間(Human) シャーマン(Shaman)
(1)(赤):クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。山伏の長、熊野はそれに1点のダメージを与える。
このターン、山伏の長、熊野にダメージを与えられたクリーチャーが死亡するなら、代わりにそれを追放する。
割に新しいクリーチャー・タイプで、初出はミラディン。
それ以前のカードでもこのサブタイプを持つカードは多いが、それらは後の再録(またはMagic Onlineでの販売)に際してのエラッタによる修正である。
それ以前は基本的に、人間は「職業」、人間以外は「種族」をクリーチャー・タイプとしていたのだ。
だが、人間以外で職業を持つものの扱いが不自然であったことなどから、クリーチャー・タイプに「人間」を導入し、現在では「種族+職業」で表すようになっている。
このため、クリーチャー・タイプが人間であるものは、コールドスナップまでは全て最初から他のクリーチャー・タイプを併せ持っていた。 しかし、時のらせん時に新たにクリーチャー・タイプを付与されたもの、あるいは人間に変更されたものの中に、職業を持たないものが出てきてしまっており、現在、この法則は崩れている。
新しい割には非常に多くのカードが持つタイプであり、クリーチャー・タイプの数では圧倒的多数で第1位である。→ 各種カードランキング コールドスナップでそれまで1位だったスピリットを追い抜いた。
- ただ、有用な部族カードがまったく無いのが短所。
- これは人間に関するイメージ的な問題・制約が多いためである。
Mark Rosewaterは自身のコラム内で、「人間・部族はいろいろ変なことになるからね。(例えば「人間1つを生け贄にする」ってヤバいだろ?)」と語っている(→出典)。
- 2006年5月頃のトライバル・ウォーズではゴブリンと共に二大勢力を築き上げ、トライバル・ウォーズをスタンダードとクラシックの二つのフォーマットに分けてしまった。
もっともビートダウンではなく、オーリオックの廃品回収者/Auriok Salvagersとライオンの瞳のダイアモンド/Lion's Eye Diamondを使ったサルベイジャーコンボデッキであったが。 2007年1月現在のトライバル・ウォーズ(スタンダード)でも、多種多様な人間デッキが戦果を残している。→参考記事(英語)
- 第9版や2005年9月、2007年9月のクリーチャー・タイプ整理により、多くの古いカードが人間のクリーチャー・タイプを与えられた。
サマイトの癒し手/Samite Healerのように納得できるものや、ネクラタル/Nekrataalのようなキワドいものまで様々だ。 大いなる人狼/Greater Werewolfや熊人間/Werebearなどの獣人も人間のサブタイプを持っている。
- 特に2007年9月サブタイプ変更の影響が大きく、このとき約650枚のカードが人間となり、それまでの約450枚から一気に倍増した。
- イメージとは裏腹に非常識な能力を持つものも多い。
- 人間・戦士トークンを出すカードにスタング/Stanggがある。
ただし、伝説のクリーチャーなので人間トークンの量産は通常は出来ない。
参考
- Debating Humanity(Wizards社、英文)
- Human Nature(Wizards社、英文)
- サマイトの癒し手の分類―第9版の悩みどころ(Wizards社;英語)
- 人間(Human)で検索
- クリーチャー・タイプ解説