死者の神、エレボス/Erebos, God of the Dead
提供:MTG Wiki
伝説のクリーチャー エンチャント — 神(God)
破壊不能
あなたの黒への信心が5未満であるかぎり、死者の神、エレボスはクリーチャーではない。(あなたの黒への信心は、あなたがコントロールするパーマネントのマナ・コストに含まれる(黒)の数に等しい。)
あなたの対戦相手はライフを得られない。
(1)(黒),ライフを2点支払う:カードを1枚引く。
黒の神。恒久の拷問/Everlasting Tormentのようなライフ回復禁止能力と、強欲/Greedのようなドロー能力を持つ。
黒のカードは色拘束が強めな傾向があるため、信心の満たしやすさではサイクル中で随一である。極端な話、黒騎士/Black Knight2枚やファイレクシアの抹消者/Phyrexian Obliterator1枚で条件を満たせてしまう。しかし一方で他の神と違って味方クリーチャーを援護する能力を持っていないため、クリーチャーを展開してもそこからシナジーを得ることはできないのは少々寂しい。
主にライフ回復を禁止するエンチャントとして働き、状況によってはドロー能力を起動したり、また条件を満たせればファッティとして働いたり、という具合に思っておくのがベターか。青黒コントロールのような長期戦狙いのデッキで用いるのもよいが、アグロデッキで回復を禁じて一気に勝負をつけるために用いるのもよいだろう。相性がよさそうなゾンビデッキがイニストラード・ブロックの退場で弱体化してしまうのが大きな痛手であるが、同じような黒メインのデッキが組まれれば出番がありそうである。
- 恒久の拷問と違い、自分がライフを得ることは禁止されない。ドロー能力で減ったライフをドレインなどで補うことができるのはありがたい。
- 環境が許せばLichとの組み合わせも面白い。Lichがクァドラプルシンボルなので1枚で信心を満たせる。
ルール
- サイクル共通のルールについては、神も参照。
関連カード
サイクル
テーロスの神サイクル。いずれも神話レアの伝説のクリーチャー・エンチャント。破壊不能を持ち、対応する色への信心が5未満になるとクリーチャーではなくなる。
- 太陽の神、ヘリオッド/Heliod, God of the Sun
- 海の神、タッサ/Thassa, God of the Sea
- 死者の神、エレボス/Erebos, God of the Dead
- 鍛冶の神、パーフォロス/Purphoros, God of the Forge
- 狩猟の神、ナイレア/Nylea, God of the Hunt
ストーリー
死と死の国を統べる黒の神。男性。ヘリオッド/Heliodが照らす光によって作られた影より生まれたとされる。その起源ゆえに、不運や不吉な運命や不本意、あるいは嫉妬や苦しみのような感情の神でもある。さらに死の国には黄金がありふれている(しかし価値がない)がために、富の神でもある。
マスティクス/Mastixという、黄金の柄を持つきわめて長い鞭を持っており、その鞭をもって渋る死者達を自らの領域に引きずり込む。彼は自身の境遇を受け入れており、生者たちの光ある世界を羨んでもいるが、しかしその魂がいずれ自らのもとに加わることを確信しているがために満足もしている。彼を崇拝しているのは、死を賛美する者達、富を羨む者達、そして彼と同様に自らの運命を受け入れようとする者達である。
参考
- 壁紙 (Daily MTG)
- カード個別評価:テーロス - 神話レア