残響する深淵/Echoing Deeps
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墓地の土地のコピーとして戦場に出る洞窟。ヴェズーヴァ/Vesuvaが土地版クローン/Cloneならば、こちらは土地版影武者/Body Doubleといったところ。
同じく墓地の土地を再利用できる世界のるつぼ/Crucible of Worlds系カードや壌土からの生命/Life from the Loamなどと比較すると、使い切りかつタップインという点では劣っている。しかし、このカードの利点は土地の実質的なリアニメイトを土地のスロットで行えるため、デッキを圧迫しにくい点にある。したがって、上記のるつぼなどを用いた土地を何度も再利用することに特化した戦略よりも、少ない回数でも土地を再利用できれば十分なデッキに向いていると言える。基本でない土地をサーチできるカードがあれば、コピー元の土地自体とそれらを再利用できる残響する深淵の両方をサーチできるため、複数枚積むと事故を起こしやすい土地を運用しやすくなる。
モダンでは鱗親和で採用され、ウルザの物語/Urza's Sagaの再利用に用いられている。レガシーでは12postやヘックスメイジ・デプスなどエルフの開墾者/Elvish Reclaimerを使用するデッキで採用される。
スタンダードではカルロフ邸殺人事件参入後の世界魂ランプで採用される。同デッキには墓地利用要素があり、またコンボのために「戦場に出た直後に墓地に置かれる土地」が必要なので、その水増しに用いられる。具体的には、斡旋屋一家の潜伏先/Brokers Hideoutや伝説の土地をコピーしている。
ルール
基本的なルールはクローン/Clone#ルールおよびコピー可能な値を参照。
- 他のタイプに加え洞窟であることは、コピー効果の一部であるためコピー可能な値になる。
- コピーを選んだ場合、残響する深淵が元々持つ無色マナを生み出す能力は上書きされて無くなる。
- コピーしないことを選んだ場合、残響する深淵はアンタップ状態で戦場に出る。
- 残響する深淵と墓地にある他の土地(Aとする)が同時に墓地から戦場に出る場合、Aのコピーとして戦場に出すことができる。コピー先を選ぶのは戦場に出るよりも前だからである(CR:614.12a)。