大気の精霊/Air Elemental
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四大精霊サイクルの1つ。リミテッド・エディションから基本セット2010まで皆勤賞であった青の飛行クリーチャーの代表。根強いファンも多い。
飛行以外の能力を持たないものの、フィニッシャーとしては十分なコスト・パフォーマンスを持つ。ビッグ・ブルーのフィニッシャーとして構築で使用された実績もある。
- ブルースカイなどにも採用されることもあったが、プレーンシフト登場後は厄介なスピリット/Troublesome Spiritと同じく火炎舌のカヴー/Flametongue Kavuの恰好の的になってしまう。
- 大型飛行クリーチャーの基本とも言える存在だが、リミテッド・エディション当時からセラの天使/Serra Angelとセンギアの吸血鬼/Sengir Vampireに性能で負けており、さらにコンフラックスでは(飛行が本来得意ではない)赤の大食のドラゴン/Voracious Dragonにも追い抜かれてしまった。
- 登場から10年以上上位互換が存在していなかったが、次元の混乱で警戒が追加されたセラのスフィンクス/Serra Sphinxが登場。その後も、同マナ・コストでさらなる能力を有する願いのジン/Djinn of Wishesやカラスの群れ/Murder of Crows、より大きいP/Tも持つタジームの守護者/Guardian of Tazeemや完成態の講師/Docent of Perfection、より軽い秘法の管理者/Curator of Mysteriesなどが登場している。
- 第5版における中堅クリーチャー一斉粛清の際、唯一生き残った四大精霊である。第5版には風の精/Wind Spiritと同時に収録された。
- 第10版で飛行/Flightが収録を逃したことで、皆勤賞サバイバルでは青の最後の生き残りとなっていた。
- 第10版を選ぼうの第9週でフレイバー・テキスト投票に出場。投票の結果、ジョゼフ・コンラッドのエッセイを出典とするフレイバー・テキストがつけられた。
ウェスタリーの気候の支配の中に潜り込む東風は無感情な暴君で、鋭い短剣を背中に隠し、不意の一撃を狙っている。― ジョゼフ・コンラッド、「海の鏡」
- イラストは女性だったり、獣みたいだったりと多様。中でも第5版のイラストとポータル・セカンドエイジ(第6版)のイラストの人気が高い。第7版以降はどちらかと言えば悪霊じみたイラストが描かれることが多い。
- 2009年、スクウェア・エニックスのATCG(アーケードトレーディングカードゲーム)『ロードオブヴァーミリオンII』に使い魔カードとしてゲスト参戦した。特殊技名は時間のねじれ(タイムワープ)。
関連カード
リミテッド・エディションの大地(Earth)、水(Water)、炎(Fire)、大気(Air)の四大元素からなる四大精霊サイクル。青と赤に2種類ずつあり、いずれもアンコモンでダブルシンボルの5マナである。
- 大地の精霊/Earth Elemental
- 水の精霊/Water Elemental
- 炎の精霊/Fire Elemental
- 大気の精霊/Air Elemental
アイスエイジでは同様の配色の4大スピリットサイクルが、基本セット2011では同じ四大元素からなる召使いサイクルがそれぞれ登場している。
参考
- カード個別評価:イクサラン - アンコモン
- カード個別評価:基本セット2019 - アンコモン(ウェルカム・デッキ)
- カード個別評価:基本セット2010 - アンコモン
- カード個別評価:第10版 - アンコモン
- カード個別評価:第9版 - アンコモン
- カード個別評価:第8版 - アンコモン
- カード個別評価:第7版 - アンコモン
- カード個別評価:第6版 - アンコモン
- カード個別評価:第5版 - アンコモン
- カード個別評価:第4版 - アンコモン
- カード個別評価:リバイズド・エディション - アンコモン
- カード個別評価:アンリミテッド・エディション - アンコモン
- カード個別評価:スターター - アンコモン
- カード個別評価:ポータル・セカンドエイジ - アンコモン
- ウェルカム・デッキ2017 - アンコモン
- カード個別評価:Masters Edition 4 - アンコモン