ゲトの裏切り者、カリタス/Kalitas, Traitor of Ghet
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エルドラージ/Eldraziに屈したカリタス/Kalitas。対戦相手のクリーチャーの死体を己の下僕に変える常在型能力と、下僕を食らって己の力に変える起動型能力を持つ。
4マナ3/4絆魂というのは黒のダブルシンボルクリーチャーとしてはかなり優秀なスペック。黒の得意な除去でサポートしてやることで次々と対戦相手のクリーチャーを自軍のゾンビに変えることができる。2/2がサイズとして心もとない状況でも、それらを生け贄にすることで自身の戦力に変換できる。ある程度能力が自己完結しているため、あまりクセのない運用ができる。
スタンダードでは黒絡みのミッドレンジやコントロールに登用される。コントロールでは単体除去からの強化が間に合わず自身の衰滅/Languishに巻き込まれながらトークンを出すこともしばしば。アリストクラッツはこれ1体で機能不全に陥るためその対策に(アリストクラッツ自身も)サイドボードに控えている事も多い。
- 初出時は後ろを向いてこちらを振り返っているイラストだったが、「裏切る」ことにより同じポーズで正面を向いたイラストになっている。しかし今回はエルドラージへの忠誠の証かウラモグ/Ulamogの血族に似た仮面をかぶっているため、やはり顔の全貌を見ることはできない。
ルール
- カリタスと対戦相手のクリーチャーが同時に死亡する場合でも、そのクリーチャーは追放され、トークンが戦場に出る。
- 先頭に立つもの、アナフェンザ/Anafenza, the Foremostなどの同系統の置換効果との相互作用に注意。アナフェンザとカリタスを同時にコントロールしている状態で対戦相手のクリーチャーが死亡する場合、影響を受けるプレイヤーである対戦相手がどちらの置換効果を先に適用するか決定する(CR:616.1)。アナフェンザの効果を先に適用された場合、それはもう死亡するイベントではないのでカリタスの効果は適用されずトークンは出ない。
- 起動型能力の「他の」は「吸血鬼かゾンビ」にかかっている。カリタスのクリーチャー・タイプが何らかの効果でゾンビに変更されていても、この能力でカリタス自身を生け贄に捧げることはできない。
関連カード
ストーリー
封印から解き放たれたエルドラージ/Eldraziに服従する道を選んだカリタス/Kalitas。エルドラージと戦う道を選んだ血の長/Bloodchief、ドラーナ/Dranaと対立する。
詳細はカリタス/Kalitasを参照。