残酷なハイソニア/Hythonia the Cruel
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伝説のクリーチャー — ゴルゴン(Gorgon)
接死
(6)(黒)(黒):怪物化3を行う。(このクリーチャーが怪物的でない場合、これの上に+1/+1カウンターを3個置く。これは怪物的になる。)
残酷なハイソニアが怪物的になったとき、すべてのゴルゴン(Gorgon)でないクリーチャーを破壊する。
伝説のゴルゴン。6マナ4/6+接死の基本性能に加え、怪物化による全体除去を内蔵する。
除去耐性は持たないが、高いタフネスと接死により単体でもブロッカーとしてかなりの堅牢さを誇る。加えて怪物化能力が凶悪で、ゴルゴン以外を薙ぎ払った上に7/9が戦場に残る。起動に成功したなら勝利は目前だろう。
唯一、リセット能力は怪物的になることで誘発する能力であることがネック。怪物化能力に対応しての除去やバウンスで簡単に妨害されてしまい、怪物化の起動コストに8マナもかかるため打ち消しで守ることも難しい。幸い、クリーチャーとしての基本性能は高いため、滞り無くマナを伸ばせる黒系コントロールデッキが組めるならフィニッシャーとして採用できる。登場時のスタンダード環境には、闇の領域のリリアナ/Liliana of the Dark Realmsや墓所の怪異/Crypt Ghastなど、黒単色でも使えるマナ加速やマナ基盤を安定させられるカードが存在するのは追い風だろう。
- 「State of Design 2013(邦訳:デザイン演説2013)」で事前情報として与えられていた、「『ゴルゴンでない』という記述のある複数のカード」の内の1枚(もう1枚は形見持ちのゴルゴン/Keepsake Gorgon)。
開発秘話
上位種・下位種の関係と言えるこのカードと形見持ちのゴルゴンは、母ゴルゴンと仔ゴルゴンとしてデザインされた。「ゴルゴンでない」という部分は、全体除去効果が自分自身を巻き込まないようにするための文言であるだけでなく、テーロス/Therosのゴルゴンは同族の視線に対する耐性を持つという設定を持たせたためでもある。なお、原典のギリシャ神話ではゴルゴンはゴルゴンの視線によって石化し得る。
また、このカードは元々怪物化したときに各クリーチャーに1点のダメージを与えるようになっていた(接死を持っているので、1点でも致死ダメージとなり破壊される)が、混乱を招くとして単に破壊するデザインに変更された(参考/翻訳)。