ジャバーリー/Jabari
提供:MTG Wiki
細 |
|||
1行: | 1行: | ||
− | + | '''ジャバーリー'''/''Jabari''は、[[ザルファー/Zhalfir]]のシダー(将軍)である、非凡な軍人・哲学者肌の精鋭騎士・優秀な指揮官。男性。[[フレイバー・テキスト]]ではシダー(sidar)の意味を補って「シダー(将軍)ジャバーリー」と表記されている。 | |
− | + | *「Jabari」はスワヒリ語で「great(偉大な)」または「brave(勇敢な)」を意味する言葉に由来。 | |
− | * | + | |
− | + | ==概要== | |
+ | 黒髪は短く、髭は無し、肌は褐色。ピカピカの白銀の鎧で全身を固め、鎧の上に陣羽織のような濃い青と深い緑色の上着をはおり、手には長剣を携える。白馬に跨る姿は堂々たる理想の騎士像そのもの({{日本語画像|Sidar Jabari|イラスト1}}、{{日本語画像|Jabari's Influence|イラスト2}})。 | ||
− | + | 哲学者めいた口調を好み、穏やかな物腰で熟慮して話す。軍人にならなければザルファー社会の高名な哲学者となっていたのではないかとの風評。ザルファーの統治を正当と疑わず、国を守るためになら最後の1人となっても戦う、という愛国者。 | |
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
ジャバーリーの指揮する軍はザルファー最大の常備軍であり、[[アスカーリ/Askari]]の精鋭騎士団を複数含んでいる。兵士のほとんど全てが古参兵であり、自軍より数で勝る敵軍を退けてきた実績を誇る。 | ジャバーリーの指揮する軍はザルファー最大の常備軍であり、[[アスカーリ/Askari]]の精鋭騎士団を複数含んでいる。兵士のほとんど全てが古参兵であり、自軍より数で勝る敵軍を退けてきた実績を誇る。 | ||
ジャバーリーと[[ラシーダ/Rashida]]が同盟を組めば向かうところ敵なしと言われるものの、残念なことに両者の戦術へのアプローチは全く異質である。 | ジャバーリーと[[ラシーダ/Rashida]]が同盟を組めば向かうところ敵なしと言われるものの、残念なことに両者の戦術へのアプローチは全く異質である。 | ||
− | |||
− | |||
==経歴== | ==経歴== | ||
− | + | ザルファーの富裕な家庭に生まれ、長じて軍人となる。切れ者のジャバーリーは、家族の後ろ盾もあり、着実に昇進していく。 | |
− | + | ||
− | + | ||
[[ケアヴェク/Kaervek]]が戦争を始めた折、ザルファーのシダーとして軍団を率いて奮戦する。 | [[ケアヴェク/Kaervek]]が戦争を始めた折、ザルファーのシダーとして軍団を率いて奮戦する。 | ||
− | + | 開戦から1年以上が過ぎた頃、夢で啓示を受ける。その1週間後、同様に[[キパム/Kipamu#都市|テフェリー/Teferi]]の幻視に導かれた[[アズマイラ/Asmira]]、ラシーダ、[[ハキーム/Hakim]]と首都[[キパム/Kipamu]]近くで落ち合い、マンガラ救出の策を練る。ジャバーリーの任務はハキームと共にケアヴェクの注意を惹きつけておく陽動作戦である。 | |
− | + | ||
夢に導かれるジャバーリーは、国境都市[[Ufunguo|Ufunguo(アーファングォウ)]]の生存者を[[テフェムブルー/Tefemburu]]に誘導するが、溢れる難民に街はパンク寸前の過密状態になる。だが、ラシーダらマンガラ救出部隊の成功には、ケアヴェクの注意をこの都市に留めておく必要があるのだ。 | 夢に導かれるジャバーリーは、国境都市[[Ufunguo|Ufunguo(アーファングォウ)]]の生存者を[[テフェムブルー/Tefemburu]]に誘導するが、溢れる難民に街はパンク寸前の過密状態になる。だが、ラシーダらマンガラ救出部隊の成功には、ケアヴェクの注意をこの都市に留めておく必要があるのだ。 | ||
− | ジャバーリーの読み通り、ケアヴェクのアンデッド、堕落した[[スピリット]]、獣、[[ドラゴン]] | + | ジャバーリーの読み通り、ケアヴェクのアンデッド、堕落した[[スピリット]]、獣、[[ドラゴン]]の軍勢はテフェムブルーに押し寄せてくる。ジャバーリーの指揮の下、地上の攻撃は退けられ、空からの襲撃も[[長弓兵/Longbow Archer|射手隊]]に射落とされるが、敵軍との数の差は歴然、都市の陥落は1週間と先のことではない。 |
− | + | ||
危機的状況であったが、ハキームが夢で授けられた魔法の物語を人々に語って聞かせると、包囲軍は[[フェイズ・アウト|姿を消してしまう]]。この好機にジャバーリーとハキームは民衆を都市から脱出させる。そして翌日、[[フェイズ・イン|再び出現した]]ケアヴェク軍は無人の市内に突入し、ギルド魔道師の魔法の罠に掛かって都市と共に爆発して壊滅する。 | 危機的状況であったが、ハキームが夢で授けられた魔法の物語を人々に語って聞かせると、包囲軍は[[フェイズ・アウト|姿を消してしまう]]。この好機にジャバーリーとハキームは民衆を都市から脱出させる。そして翌日、[[フェイズ・イン|再び出現した]]ケアヴェク軍は無人の市内に突入し、ギルド魔道師の魔法の罠に掛かって都市と共に爆発して壊滅する。 | ||
− | 一方、ラシーダも任務を遂行しマンガラを解放する。 | + | 一方、ラシーダも任務を遂行しマンガラを解放する。[[ウーザーク/Uuserek]]でマンガラがケアヴェクを破った後は、ジャバーリーはラシーダと連合軍を組みケアヴェク軍残党を山脈へと押し遣る。敗北を嗅ぎ取った[[ヴィーアシーノ]]とそのドラゴンらは[[大砂漠/the Great Desert#ジャムーラ|大砂漠/the Great Desert]]へと戻っていった。 |
− | [[ | + | |
==登場カード== | ==登場カード== | ||
*[[シダー・ジャバーリー/Sidar Jabari]] | *[[シダー・ジャバーリー/Sidar Jabari]] | ||
− | + | ===フレイバー・テキストに登場=== | |
*[[警告の叫び/Alarum]] | *[[警告の叫び/Alarum]] | ||
*[[軍隊蟻/Army Ants]] | *[[軍隊蟻/Army Ants]] | ||
54行: | 43行: | ||
*[[ザルファーの指揮官/Zhalfirin Commander]] | *[[ザルファーの指揮官/Zhalfirin Commander]] | ||
− | + | ===カード名のみに登場=== | |
*[[ジャバーリーの旗印/Jabari's Banner]] | *[[ジャバーリーの旗印/Jabari's Banner]] | ||
2008年6月19日 (木) 22:20時点における版
ジャバーリー/Jabariは、ザルファー/Zhalfirのシダー(将軍)である、非凡な軍人・哲学者肌の精鋭騎士・優秀な指揮官。男性。フレイバー・テキストではシダー(sidar)の意味を補って「シダー(将軍)ジャバーリー」と表記されている。
- 「Jabari」はスワヒリ語で「great(偉大な)」または「brave(勇敢な)」を意味する言葉に由来。
目次 |
概要
黒髪は短く、髭は無し、肌は褐色。ピカピカの白銀の鎧で全身を固め、鎧の上に陣羽織のような濃い青と深い緑色の上着をはおり、手には長剣を携える。白馬に跨る姿は堂々たる理想の騎士像そのもの(イラスト1、イラスト2)。
哲学者めいた口調を好み、穏やかな物腰で熟慮して話す。軍人にならなければザルファー社会の高名な哲学者となっていたのではないかとの風評。ザルファーの統治を正当と疑わず、国を守るためになら最後の1人となっても戦う、という愛国者。
ジャバーリーの指揮する軍はザルファー最大の常備軍であり、アスカーリ/Askariの精鋭騎士団を複数含んでいる。兵士のほとんど全てが古参兵であり、自軍より数で勝る敵軍を退けてきた実績を誇る。
ジャバーリーとラシーダ/Rashidaが同盟を組めば向かうところ敵なしと言われるものの、残念なことに両者の戦術へのアプローチは全く異質である。
経歴
ザルファーの富裕な家庭に生まれ、長じて軍人となる。切れ者のジャバーリーは、家族の後ろ盾もあり、着実に昇進していく。
ケアヴェク/Kaervekが戦争を始めた折、ザルファーのシダーとして軍団を率いて奮戦する。
開戦から1年以上が過ぎた頃、夢で啓示を受ける。その1週間後、同様にテフェリー/Teferiの幻視に導かれたアズマイラ/Asmira、ラシーダ、ハキーム/Hakimと首都キパム/Kipamu近くで落ち合い、マンガラ救出の策を練る。ジャバーリーの任務はハキームと共にケアヴェクの注意を惹きつけておく陽動作戦である。
夢に導かれるジャバーリーは、国境都市Ufunguo(アーファングォウ)の生存者をテフェムブルー/Tefemburuに誘導するが、溢れる難民に街はパンク寸前の過密状態になる。だが、ラシーダらマンガラ救出部隊の成功には、ケアヴェクの注意をこの都市に留めておく必要があるのだ。
ジャバーリーの読み通り、ケアヴェクのアンデッド、堕落したスピリット、獣、ドラゴンの軍勢はテフェムブルーに押し寄せてくる。ジャバーリーの指揮の下、地上の攻撃は退けられ、空からの襲撃も射手隊に射落とされるが、敵軍との数の差は歴然、都市の陥落は1週間と先のことではない。
危機的状況であったが、ハキームが夢で授けられた魔法の物語を人々に語って聞かせると、包囲軍は姿を消してしまう。この好機にジャバーリーとハキームは民衆を都市から脱出させる。そして翌日、再び出現したケアヴェク軍は無人の市内に突入し、ギルド魔道師の魔法の罠に掛かって都市と共に爆発して壊滅する。
一方、ラシーダも任務を遂行しマンガラを解放する。ウーザーク/Uuserekでマンガラがケアヴェクを破った後は、ジャバーリーはラシーダと連合軍を組みケアヴェク軍残党を山脈へと押し遣る。敗北を嗅ぎ取ったヴィーアシーノとそのドラゴンらは大砂漠/the Great Desertへと戻っていった。
登場カード
フレイバー・テキストに登場
- 警告の叫び/Alarum
- 軍隊蟻/Army Ants
- 怒涛の突進/Barreling Attack
- 梢のドラゴン/Canopy Dragon
- 神への捧げ物/Divine Offering(ミラージュ)
- 霊感/Inspiration(ビジョンズ、第6版、スターター)
- ジャバーリーの威光/Jabari's Influence(カード名とイラストも)
- レジスタンス兵/Resistance Fighter
- 鋼の儀式/Ritual of Steel
- 戦士の誉れ/Warrior's Honor(ビジョンズ)
- ザルファーの指揮官/Zhalfirin Commander
カード名のみに登場
参考
- ミラージュ
- ビジョンズ
- ウェザーライト
- ザルファー/Zhalfir
- Mirage Character Profiles(公式記事)
- Visions: The Backstory(公式記事)
- 背景世界/ストーリー用語