スカラベの神/The Scarab God (ストーリー)

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その役割は[[アモンケット/Amonkhet#刻/Hour|永遠の刻/The Hour of Eternity]]において、[[ゾンビ#ストーリー|アンデッド]]の精鋭兵、[[永遠衆/Eternal]]を率いて[[アモンケット/Amonkhet#ナクタムン/Naktamun|ナクタムン/Naktamun]]に攻め入ることである。
 
その役割は[[アモンケット/Amonkhet#刻/Hour|永遠の刻/The Hour of Eternity]]において、[[ゾンビ#ストーリー|アンデッド]]の精鋭兵、[[永遠衆/Eternal]]を率いて[[アモンケット/Amonkhet#ナクタムン/Naktamun|ナクタムン/Naktamun]]に攻め入ることである。
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彼らの起源は古代のアモンケットに存在した文明、キチン宮廷/The Chitin Courtにある。ボーラスが襲来する以前は単色の神五柱と共にナクタムンを守っていた。
  
 
==ストーリー上の描写==
 
==ストーリー上の描写==
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===[[機械兵団の進軍]]===
 
===[[機械兵団の進軍]]===
[[新ファイレクシア/New Phyrexia]]の侵略者へ反撃すべく、アモンケットの生存者達はナクタムンへと向かった。しかしそこで目にしたのは、既に新ファイレクシアの機械兵団と交戦しているスカラベの神と蝗の神の姿であった。この好機を活かしてハゾレトや[[デジェル/Djeru]]達が機械兵団を一掃すると、二柱は何も言わず砂漠の果てへと去っていった。
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[[新ファイレクシア/New Phyrexia]]の侵略者へ反撃すべく、アモンケットの生存者達はナクタムンへと向かった。しかしそこで目にしたのは、既に新ファイレクシアの機械兵団と交戦しているスカラベの神と蝗の神の姿であった。この好機を活かしてハゾレトや[[デジェル/Djeru]]達が機械兵団を一掃すると、二柱は何も言わず遺棄地/The Broken Landsの果てへと去っていった。ハゾレトはナクタムンの民と共に、彼らを追撃しないことを選択した。
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キチン宮廷の神々の力は弱まっているものの、その神性は失われておらず、人里離れたオアシスやナクタムンの忘れられた片隅に潜伏するカルト教団により崇拝されている。このカルト教団は主にボーラス時代の死者、[[永遠衆/Eternal]]の残党、そして遺棄地に眠る無数の不死者により構成されている。特に大多数を占めるのはボーラスの統治よりも遥か昔の死者、すなわち古の君主たちであり、彼らはキチン宮廷の神々こそが真の神だと考え崇めている。
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教団の存在はスカラベたちが神性を維持するのに十分すぎるほどであるが、完全な力を取り戻すにはまだ足りていない。スカラベと蝗の神は、遥か昔に死んだきょうだいの亡骸を蘇らせようと画策しており、力を取り戻すまでは神性な武器を研ぎ澄まし、死者の軍団を配下に加え入れている。
  
 
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※The Scarab表記であれば日本語名で単なる「スカラベ」等と訳されているものも含む
 
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*[[スカラベの神/The Scarab God]]
 
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;[[霊気走破統率者デッキ]]
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:[[スカラベの預言者/Prophet of the Scarab]]、[[スカラベの拳、ハシャトン/Hashaton, Scarab's Fist]]
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:[[スカラベの預言者/Prophet of the Scarab]]、[[死体占い師/Corpse Augur]](「黄金虫」として)
  
 
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;[[機械兵団の進軍]]
 
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:[[アモンケットへの侵攻/Invasion of Amonkhet]]
 
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;[[霊気走破]]
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:[[陰鬱な僻地/Dismal Backwater]](彫像)
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;[[霊気走破統率者デッキ]]
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:[[終局の始まり/Commence the Endgame]](壁画)、[[太陽の指輪/Sol Ring]](壁画、[[コレクター番号]]56番)
  
 
===登場作品・登場記事===
 
===登場作品・登場記事===

2025年2月4日 (火) 22:51時点における版

スカラベの神/The Scarab Godアモンケット・ブロックのキャラクター。カードとしては破滅の刻スカラベの神/The Scarab Godが初出。

目次

解説

ニコル・ボーラス/Nicol Bolasによって封印されていたアモンケット/Amonkhetの一柱。スカラベの全身から成る頭部と人間/Humanの胴体を持ち、コペシュと杖を手にしている(イラスト)。

その役割は永遠の刻/The Hour of Eternityにおいて、アンデッドの精鋭兵、永遠衆/Eternalを率いてナクタムン/Naktamunに攻め入ることである。

彼らの起源は古代のアモンケットに存在した文明、キチン宮廷/The Chitin Courtにある。ボーラスが襲来する以前は単色の神五柱と共にナクタムンを守っていた。

ストーリー上の描写

永遠の刻/Hour of Eternity

ボーラスにより封印が解かれた他の二柱がナクタムンへと進軍する中、彼は来世への門/Gate to the Afterlifeで静止していた。蠍の神/The Scorpion Godが神々を葬り、蝗の神/The Locust Godナクタムン/Naktamunを破壊すると、その道を阻む者はいなくなった。そして、永遠衆を引き連れナクタムンの住民――栄光に値しない者たちを殺戮していった。

灯争大戦

サムト/Samutによって蝗の神ともどもナクタムンから離れた場所におびき出され、その後ハゾレト/Hazoretがヘクマの再建を行ったことにより、生き残った昆虫の神二柱はナクタムンから締め出された。彼らはボーラスの存在がなければ全力を発揮できないようであった。

機械兵団の進軍

新ファイレクシア/New Phyrexiaの侵略者へ反撃すべく、アモンケットの生存者達はナクタムンへと向かった。しかしそこで目にしたのは、既に新ファイレクシアの機械兵団と交戦しているスカラベの神と蝗の神の姿であった。この好機を活かしてハゾレトやデジェル/Djeru達が機械兵団を一掃すると、二柱は何も言わず遺棄地/The Broken Landsの果てへと去っていった。ハゾレトはナクタムンの民と共に、彼らを追撃しないことを選択した。

霊気走破

キチン宮廷の神々の力は弱まっているものの、その神性は失われておらず、人里離れたオアシスやナクタムンの忘れられた片隅に潜伏するカルト教団により崇拝されている。このカルト教団は主にボーラス時代の死者、永遠衆/Eternalの残党、そして遺棄地に眠る無数の不死者により構成されている。特に大多数を占めるのはボーラスの統治よりも遥か昔の死者、すなわち古の君主たちであり、彼らはキチン宮廷の神々こそが真の神だと考え崇めている。

教団の存在はスカラベたちが神性を維持するのに十分すぎるほどであるが、完全な力を取り戻すにはまだ足りていない。スカラベと蝗の神は、遥か昔に死んだきょうだいの亡骸を蘇らせようと画策しており、力を取り戻すまでは神性な武器を研ぎ澄まし、死者の軍団を配下に加え入れている。

登場

※The Scarab表記であれば日本語名で単なる「スカラベ」等と訳されているものも含む

登場カード

カード名に登場

霊気走破統率者デッキ
スカラベの預言者/Prophet of the Scarabスカラベの拳、ハシャトン/Hashaton, Scarab's Fist

フレイバー・テキストに登場

霊気走破統率者デッキ
スカラベの預言者/Prophet of the Scarab死体占い師/Corpse Augur(「黄金虫」として)

イラストに登場

破滅の刻
永遠の刻/Hour of Eternity至高の意志/Supreme Will
Amonkhet Invocations
不忠の糸/Threads of Disloyalty
Archenemy: Nicol Bolas
平等なき力/Power Without Equal
アモンケットリマスター
危険な櫃/Perilous Vault(棺)
機械兵団の進軍
アモンケットへの侵攻/Invasion of Amonkhet
霊気走破
陰鬱な僻地/Dismal Backwater(彫像)
霊気走破統率者デッキ
終局の始まり/Commence the Endgame(壁画)、太陽の指輪/Sol Ring(壁画、コレクター番号56番)

登場作品・登場記事

アモンケット・ブロック
灯争大戦
機械兵団の進軍
霊気走破

その他

  • モチーフはエジプト神話の日の出の神、ケプリだろう。スカラベの頭部を持つ人間男性の姿で表され、スカラベが糞球を転がす様子が太陽の運行を思わせることから、太陽神ラーの一形態とされた。
  • 古代エジプトではスカラベ、並びに太陽は再生や復活の象徴とされた。カード化されたスカラベの神が復活効果を持つこともそれを踏まえてのものか。

参考

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