Knight of the Hokey Pokey

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
(ムービーリンク切れに付き差し替え。注釈文が改正されているのでそのへんをまとめて「オラクルの変遷」に以降。)
5行: 5行:
 
1体でも厄介な優秀[[ウィニー]][[クリーチャー]]である。
 
1体でも厄介な優秀[[ウィニー]][[クリーチャー]]である。
  
「ホーキー・ポーキー」はアメリカでは定番のお遊戯で、日本でもこども英語教室などではお馴染みである。
+
「ホーキー・ポーキー」はアメリカでは定番のお遊戯で、日本でも「ポキポキ踊り」などと訳されて保育園などで行われている。
しかし、そういうものに通っていない日本人にはこの踊りに馴染みがなく、今でも質問がちらほらあるようである。
+
しかし、[[アングルード]]発売時点ではほとんど日本人に知られておらず、[[銀枠]]の話が出るたびに質問が出ていた。現在でもちらほら質問があるようである。
  
[https://www.youtube.com/watch?v=tIdjJ3FYoS8 ホーキー・ポーキーのムービー]
+
*やり方が[[注釈文]]の形で例示されている。注釈文はルールに影響しないので、ホーキー・ポーキーであればこのとおりでなくてもよい。いくつかバリエーションが有る。
[http://syogaku.eccjr.co.jp/syogaku3/syogaku3_data.html ホーキ・ポーキーのムービーや歌詞]
+
**[[アングルード]]版に印刷されている文では分かりづらかったためか、[[Unstable]]発売以降注釈文の[[オラクル]]が改正されている。詳しくは「オラクルの変遷」の項を参照。
 +
**[[ルール・テキスト]]には「歌う」ではなく「やる(Do)」と書かれているので、歌が嫌いな人や、他の銀枠カードでしゃべったり歌うのが禁止されている場合、歌う必要ない。
  
*やり方が[[カード]]に例示されているが、[[注釈文]]は効果に影響しないので、ホーキー・ポーキーであればこのとおりでなくてもよい。古典的なお遊戯なので、いくつかバリエーションがある。
+
*このHokey-pokeyという単語は「Hocus Pocus」というごまかしやいんちきを意味する言葉が由来。さらにその元はキリスト教の用語に由来するとも、何らかの儀式の名残とも言われているが、はっきりとは分かっていない。
**本来は右手・左手・右足・左足・尻・頭を前に出して引っ込め、そのたびに回るものだが、説明は「歌う」ではなく「やる(Do the)」なのでこのアクションだけで十分である。
+
*[[カード名]]は、5語というそこそこ長い単語数を誇る。[[Wordmail]]をつけると、3マナ7/7先制攻撃+(恥さえ捨てれば)ダメージ軽減と、驚くべき[[コスト・パフォーマンス]]。[[単色]]であることを考えると、[[Our Market Research Shows That Players Like Really Long Card Names So We Made this Card to Have the Absolute Longest Card Name Ever Elemental]]や[[_____|_____]]よりも相性はいいと思われる。
**「両手をワイルドに振る」は、Youtubeのように五本指をひらひらさせたり、{{Gatherer|id=9742}}の騎士のように人差し指を立てて上下に振ったりと多少の違いがある。いずれにせよ手先は指定されていないので何でも可能。
+
*{{Gatherer|id=9742}}はかの有名な[[十字軍/Crusade]]({{Gatherer|id=159818}})のパロディである。
 +
**ところで馬に乗っているが、踊れるのだろうか?
 +
*[[フレイバー・テキスト]]は、ホーキー・ポーキーの歌の最後をそのまま書いている。
 +
{{フレイバーテキスト|That's what it's all about.}}
  
*この動作に相当する歌詞の原文は「You do the hokey-pokey and you turn yourself around,」。直訳すると「あなたはHokey-pokeyをしつつ(その場で)一周せよ」となり、尻を振るとかの振り付けはカードの原文(wiggle your butt~)に由来する。
+
==オラクルの変遷==
**このHokey-pokeyという単語は「Hocus Pocus」というごまかしやいんちきを意味する言葉が由来だが、さらにその元はキリスト教の用語に由来するとも、何らかの儀式の名残とも言われているが、はっきりとは分かっていない。
+
いずれも主に注釈文の改正であり、機能に影響する[[ルール・テキスト]]の変更はない。
 +
 
 +
一般的な「ホーキー・ポーキー」は、地面に円を描いてその中に体の一部(例:右手・左手・右足・左足・尻・頭)を出し入れし、振り、両手で何らかのアクション(バリエーションがある)をしながらその場で回る…を繰り返す。
 +
 
 +
[https://www.youtube.com/watch?v=5ogs1lUwjak ホーキー・ポーキーのムービー]
 +
 
 +
しかし、アングルード版の注釈文は、文章からそれを想像するのが難しいものだった。また、なぜか「尻を振る/wiggle your butt」という一般的でないアクションが挟まれていた。
 +
{{カードテキスト
 +
|カード名=Knight of the Hokey Pokey
 +
|コスト=(白)(白)
 +
|タイプ=騎士(Knight)の召喚
 +
|カードテキスト=先制攻撃<br>(1)(白),ホーキー・ポーキー'''(立ち上がり、尻を振り、両手を頭の上にあげ、360度回りながら両手をワイルドに振る)'''を行う:このターン、あなたが選んだ発生源1つが次にKnight of the Hokey Pokeyに与えるすべてのダメージを軽減する。
 +
|PT=2/2
 +
|背景=old
 +
}}
 +
*この注釈文は「You do the hokey-pokey and you turn yourself around」の部分を説明したものと思われる。また、「尻を振る」は、前半終わりの部分が「~You put your butt(bottom) in and you shake it all about」だった場合に相当する。
 +
*「立ち上がる/Stand up」は、[[マジック]]が通常椅子に座って行うゲームであることから付け加えられたものと思われる。このお遊戯はもとより立って行うものである。
 +
*「両手をワイルドに振る」の部分と思しき箇所は、人差し指を上に向けて上下に振ったり、五本指をひらひらさせたりといろいろなバリエーションがある。{{Gatherer|id=9742}}を見るに[[R&D]]が想定していたのは前者と思われる。しかし「ワイルドに振る」と言われてこれが連想できるかというと厳しい。
 +
 
 +
 
 +
[[Unstable]]発売に伴い銀枠のオラクルが設定されたことで、注釈文の部分がより具体的に改正された。また、[[キーワード処理]]の注釈文に使われる「○○を行うには~/to do~」というテンプレートを用いて、末尾に移動したことで読みやすくなっている。
 +
{{カードテキスト
 +
|カード名=Knight of the Hokey Pokey
 +
|コスト=(白)(白)
 +
|タイプ=騎士(Knight)の召喚
 +
|カードテキスト=先制攻撃<br>(1)(白),ホーキー・ポーキーを行う:このターン、あなたが選んだ発生源1つが次にKnight of the Hokey Pokeyに与えるすべてのダメージを軽減する。'''(ホーキー・ポーキーを行うには、あなたの右足を入れ、あなたの右足を出す。あなたの右足を入れ、全体を振る。この手順を左足、右腕、左腕、全身で繰り返す)'''
 +
|PT=2/2
 +
|背景=old
 +
}}
 +
*原文では「To do the Hokey Pokey, put your right foot in. Put your right foot out. Put your right foot in. Shake it all about.」で、主語Youが抜けて命令文になっていること以外は歌詞そのままである。
 +
*このバージョンでは、前バージョンとは逆に「360度回転する」という後半部分が省略されている。
 +
 
 +
 
 +
その後、[[Unsanctioned]]発売に伴い再度改正され、繰り返さなくともどれか1つやればいいことが明文化された。また、「回転する」部分も歌詞を引用する形で復活している。
 +
{{カードテキスト
 +
|カード名=Knight of the Hokey Pokey
 +
|コスト=(白)(白)
 +
|タイプ=騎士(Knight)の召喚
 +
|カードテキスト=先制攻撃<br>(1)(白),ホーキー・ポーキーを行う:このターン、あなたが選んだ発生源1つが次にKnight of the Hokey Pokeyに与えるすべてのダメージを軽減する。'''(ホーキー・ポーキーを行うには、腕、脚、全身のどれか1つを選び、それを入れ、出す。それを入れ、全体を振る。ホーキーポーキーをしよう! その場でぐるりと回って!)'''
 +
|PT=2/2
 +
|背景=legal
 +
}}
  
*[[カード名]]は、5語というそこそこ長い単語数を誇る。[[Wordmail]]をつけると、3マナ7/7先制攻撃+(恥さえ捨てれば)ダメージ軽減と、驚くべき[[コスト・パフォーマンス]]。[[単色]]であることを考えると、[[Our Market Research Shows That Players Like Really Long Card Names So We Made this Card to Have the Absolute Longest Card Name Ever Elemental]]や[[_____|_____]]よりも相性はいいと思われる。
 
*イラストはかの有名な[[十字軍/Crusade]]({{Gatherer|id=159818}})のパロディである。
 
**ところで馬に乗っているが、この体勢で1回転できるのだろうか?
 
  
 
==参考==
 
==参考==
 
*[[カード個別評価:アングルード]] - [[コモン]]
 
*[[カード個別評価:アングルード]] - [[コモン]]

2020年2月23日 (日) 10:05時点における版


Knight of the Hokey Pokey (白)(白)
クリーチャー — 騎士(Knight)

先制攻撃
(1)(白),ホーキー・ポーキー(立ち上がり、尻を振り、両手を頭の上にあげ、360度回りながら両手をワイルドに振る)を行う:このターン、あなたが選んだ発生源1つが次にKnight of the Hokey Pokeyに与えるすべてのダメージを軽減する。

2/2

騎士としては基本的な2マナ2/2+先制攻撃に加え軽減能力付き。 ホーキー・ポーキーができてマナが潤沢ならダメージでは死ななくなる。 1体でも厄介な優秀ウィニークリーチャーである。

「ホーキー・ポーキー」はアメリカでは定番のお遊戯で、日本でも「ポキポキ踊り」などと訳されて保育園などで行われている。 しかし、アングルード発売時点ではほとんど日本人に知られておらず、銀枠の話が出るたびに質問が出ていた。現在でもちらほら質問があるようである。

  • やり方が注釈文の形で例示されている。注釈文はルールに影響しないので、ホーキー・ポーキーであればこのとおりでなくてもよい。いくつかバリエーションが有る。
    • アングルード版に印刷されている文では分かりづらかったためか、Unstable発売以降注釈文のオラクルが改正されている。詳しくは「オラクルの変遷」の項を参照。
    • ルール・テキストには「歌う」ではなく「やる(Do)」と書かれているので、歌が嫌いな人や、他の銀枠カードでしゃべったり歌うのが禁止されている場合、歌う必要ない。
That's what it's all about.

オラクルの変遷

いずれも主に注釈文の改正であり、機能に影響するルール・テキストの変更はない。

一般的な「ホーキー・ポーキー」は、地面に円を描いてその中に体の一部(例:右手・左手・右足・左足・尻・頭)を出し入れし、振り、両手で何らかのアクション(バリエーションがある)をしながらその場で回る…を繰り返す。

ホーキー・ポーキーのムービー

しかし、アングルード版の注釈文は、文章からそれを想像するのが難しいものだった。また、なぜか「尻を振る/wiggle your butt」という一般的でないアクションが挟まれていた。


旧オラクル

Knight of the Hokey Pokey (白)(白)
騎士(Knight)の召喚

先制攻撃
(1)(白),ホーキー・ポーキー(立ち上がり、尻を振り、両手を頭の上にあげ、360度回りながら両手をワイルドに振る)を行う:このターン、あなたが選んだ発生源1つが次にKnight of the Hokey Pokeyに与えるすべてのダメージを軽減する。

2/2


  • この注釈文は「You do the hokey-pokey and you turn yourself around」の部分を説明したものと思われる。また、「尻を振る」は、前半終わりの部分が「~You put your butt(bottom) in and you shake it all about」だった場合に相当する。
  • 「立ち上がる/Stand up」は、マジックが通常椅子に座って行うゲームであることから付け加えられたものと思われる。このお遊戯はもとより立って行うものである。
  • 「両手をワイルドに振る」の部分と思しき箇所は、人差し指を上に向けて上下に振ったり、五本指をひらひらさせたりといろいろなバリエーションがある。イラストを見るにR&Dが想定していたのは前者と思われる。しかし「ワイルドに振る」と言われてこれが連想できるかというと厳しい。


Unstable発売に伴い銀枠のオラクルが設定されたことで、注釈文の部分がより具体的に改正された。また、キーワード処理の注釈文に使われる「○○を行うには~/to do~」というテンプレートを用いて、末尾に移動したことで読みやすくなっている。


旧オラクル

Knight of the Hokey Pokey (白)(白)
騎士(Knight)の召喚

先制攻撃
(1)(白),ホーキー・ポーキーを行う:このターン、あなたが選んだ発生源1つが次にKnight of the Hokey Pokeyに与えるすべてのダメージを軽減する。(ホーキー・ポーキーを行うには、あなたの右足を入れ、あなたの右足を出す。あなたの右足を入れ、全体を振る。この手順を左足、右腕、左腕、全身で繰り返す)

2/2


  • 原文では「To do the Hokey Pokey, put your right foot in. Put your right foot out. Put your right foot in. Shake it all about.」で、主語Youが抜けて命令文になっていること以外は歌詞そのままである。
  • このバージョンでは、前バージョンとは逆に「360度回転する」という後半部分が省略されている。


その後、Unsanctioned発売に伴い再度改正され、繰り返さなくともどれか1つやればいいことが明文化された。また、「回転する」部分も歌詞を引用する形で復活している。


Knight of the Hokey Pokey (白)(白)
騎士(Knight)の召喚

先制攻撃
(1)(白),ホーキー・ポーキーを行う:このターン、あなたが選んだ発生源1つが次にKnight of the Hokey Pokeyに与えるすべてのダメージを軽減する。(ホーキー・ポーキーを行うには、腕、脚、全身のどれか1つを選び、それを入れ、出す。それを入れ、全体を振る。ホーキーポーキーをしよう! その場でぐるりと回って!)

2/2



参考

QR Code.gif