ニアンビ/Niambi

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[[テフェリー/Teferi]]と[[スビラ/Subira]]の娘。父テフェリーは極めて老化が遅く、親子ながら外見年齢はほとんど変わらない。
 
[[テフェリー/Teferi]]と[[スビラ/Subira]]の娘。父テフェリーは極めて老化が遅く、親子ながら外見年齢はほとんど変わらない。
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彼女自身も娘のケキア/Kequiaと息子のマブト/Mabuthoを持つ二児の母である。夫はデニク/Denikという50代ほどの人物である。
  
 
ニアンビは[[フェメレフ/Femeref]]で育ち、熟練の癒し手にして、太陽を信奉するフェメレフの聖職者となった。彼女はこれまでに数多くのわがままな人々の面倒を見てきたが、第一かつ最重要であると考えているのは、誰あろう父親の世話である。彼女はその生来の輝かしい知性で、[[ウルザ/Urza]]の遺した謎を解くテフェリーを手助けしている。
 
ニアンビは[[フェメレフ/Femeref]]で育ち、熟練の癒し手にして、太陽を信奉するフェメレフの聖職者となった。彼女はこれまでに数多くのわがままな人々の面倒を見てきたが、第一かつ最重要であると考えているのは、誰あろう父親の世話である。彼女はその生来の輝かしい知性で、[[ウルザ/Urza]]の遺した謎を解くテフェリーを手助けしている。
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テフェリーは飛び来たった[[天使/Angel#ドミナリア|天使]][[ティアナ/Tiana]]に娘を託し、自らは最後に脱出した。ニアンビは子供扱いに憤慨しながらも、父の無事を喜んだ。彼女はウェザーライトで一晩過ごし、ジョイラにテフェリーの半生を語って聞かせた。翌朝、家族の住む町へ送り届けられたニアンビは、ウェザーライトに同行する父親と別れの言葉を交わし、彼を見送った。
 
テフェリーは飛び来たった[[天使/Angel#ドミナリア|天使]][[ティアナ/Tiana]]に娘を託し、自らは最後に脱出した。ニアンビは子供扱いに憤慨しながらも、父の無事を喜んだ。彼女はウェザーライトで一晩過ごし、ジョイラにテフェリーの半生を語って聞かせた。翌朝、家族の住む町へ送り届けられたニアンビは、ウェザーライトに同行する父親と別れの言葉を交わし、彼を見送った。
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===鳥たちへの信念/Faith in Birds===
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[[ドミナリア]]の物語から2年後となる[[AR]]4562年。[[シェオルドレッド/Sheoldred (ストーリー)|シェオルドレッド/Sheoldred]]により蘇らされた旧[[ファイレクシア/Phyrexia]]の怪物がドミナリアに暗い影を落とし、彼女が語り手を務めるフェレメフにも、[[ファイレクシアの巨像/Phyrexian Colossus|巨大な機械生物]]が接近しつつあった。
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ある日、ニアンビは[[あまたの声の評議会/Council of Voices]]が下した布告に異を唱えた。それは[[エフラヴァ/Efrava]]より来た避難民に対し、一切の援助を禁ずるというものであったからだ。エフラヴァの民はかつて[[ヨーグモス/Yawgmoth]]に賛同した歴史的背景があり、また人里離れた場所を放浪しているため潜伏工作員に改造されやすいのだと。恐怖に怯え、噂に踊らされた評議会に、ニアンビの訴えは届かなかった。
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ニアンビは避難民に密かに薬や食料などを分け与え、また彼らが身を隠せるであろう廃鉱を発見した。彼女は最近見た鳥の夢を語りエフラヴァの民を元気づけた――広大な海を彷徨う鳥の群れがたどり着いた島では、一本の木が虫による病に侵されていた。だが最も小さな一羽が虫を食べ始めると、群れの皆でその虫たちを平らげてしまった。ニアンビはこの夢から、エフラヴァの民がフェレメフという木にたどり着いたのは何か意味があるのだと読み解いた。
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ファイレクシアの機械の到来が明日にも迫り、避難民の長[[ザー・オジャネン/Zar Ojanen]]は今晩にもフェレメフを離れ廃鉱へと皆を導こうとしていた。ニアンビは最後の可能性に賭け、もう一度だけ評議会の執政官シダー・テシュンダ/Sidar Teshundaを説得しに向かった。彼もまた鳥の夢を見ていた――ニアンビが評議会に直訴した日に。その夢でテシュンダは木であり、虫に身体を食い荒らされていた。一羽の小鳥が彼を助けようとしたが、テシュンダはそれを拒否し、それ以来眠れなくなってしまったのだ。
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ニアンビはテシュンダを廃鉱へと誘った。そこには新たな命の誕生を祝うエフラヴァの民の姿があった。ニアンビは説いた。彼らは安らぎを求めて虫に食われた木へやってきた鳥であり、恐怖は彼らに与える救いという果実を腐らせてしまうのだと。廃鉱にはニアンビの家族もおり、エフラヴァの民がそうしたように温かいひと時を過ごしていた。その様子を見たテシュンダは考えを改め、エフラヴァの民をフェレメフへと迎え入れた。迫りくるファイレクシアの脅威に対し、共にこの地で戦って欲しいと。
  
 
==登場==
 
==登場==
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;[[ドミナリア]]
 
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:忠実な癒し手、ニアンビ/Niambi, Faithful Healer
 
:忠実な癒し手、ニアンビ/Niambi, Faithful Healer
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;[[機械兵団の進軍]]
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:[[精神の交差/Meeting of Minds]]
  
 
====[[絵|イラスト]]に登場====
 
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;[[ダブルマスターズ2022]]
 
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:[[テフェリーの防御/Teferi's Protection]]([[ボーダーレス]]版)
 
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:[[精神の交差/Meeting of Minds]]
  
 
===登場作品・登場記事===
 
===登場作品・登場記事===

2023年6月9日 (金) 01:31時点における最新版

ニアンビ/Niambiドミナリア初出のキャラクター。カードとしてはドミナリアの忠実な癒し手、ニアンビ/Niambi, Faithful Healerが初出。

目次

[編集] 解説

ドミナリア/Dominariaジャムーラ/Jamuraa大陸に住む人間/Human聖職者。女性。年齢は50歳。肌は浅黒く、白髪交じりの長い黒髪を編んでいる(イラスト1イラスト2)。

テフェリー/Teferiスビラ/Subiraの娘。父テフェリーは極めて老化が遅く、親子ながら外見年齢はほとんど変わらない。

彼女自身も娘のケキア/Kequiaと息子のマブト/Mabuthoを持つ二児の母である。夫はデニク/Denikという50代ほどの人物である。

ニアンビはフェメレフ/Femerefで育ち、熟練の癒し手にして、太陽を信奉するフェメレフの聖職者となった。彼女はこれまでに数多くのわがままな人々の面倒を見てきたが、第一かつ最重要であると考えているのは、誰あろう父親の世話である。彼女はその生来の輝かしい知性で、ウルザ/Urzaの遺した謎を解くテフェリーを手助けしている。

[編集] 経歴

[編集] ドミナリアへの帰還 第7話/Return to Dominaria: Episode 7

大修復/The Mendingの約10年後、テフェリーはスビラとの間に娘をもうけた。やがてスビラは隊商の仕事に戻り、テフェリーが中心となって育児を担当していた。

ある日、庭を走り回る幼いニアンビがつまづいたとき、テフェリーは反射的に彼女の時を止めた。宙で静止したニアンビを見て、彼は故郷ザルファー/Zhalfirのことを想った――転ばせないためにこのまま娘の時を止め続ける、そんなのは馬鹿げている。ならばファイレクシア/Phyrexiaから守るためにザルファーをフェイズ・アウトさせたのは正しかったのだろうか?

今のところは、妥協しておくのが最善に思えた。娘の前に進み出て魔法を解くと、ニアンビは父の腕の中へと倒れ込み、声を上げて笑った。

[編集] ドミナリアへの帰還 第6話/Return to Dominaria: Episode 6

時が経ち、中年となったニアンビは父テフェリーとともに、ウルザが築いたティヴァン砂漠/Tivan Desertの遺跡へと繰り返し挑んでいた。いくつもの危険な罠を回避し、偽物ばかりのパズルの中から本命を見つけて正しく解けば、ザルファー帰還の手掛かりとなるアーティファクトが手に入るはずだった。

だがこの日も失敗だった。友であるテフェリーのためにアーティファクトを遺したのに、それをテフェリーから厳重に守る、その意地の悪さがニアンビには理解できなかった。ウルザに私たちと同じ意味での友はいなかった、テフェリーはそう説明した。そこへ現れたのは、修復された飛翔艦ウェザーライト/Weatherlightだった。

旧友ジョイラ/Jhoiraと再会したテフェリーは、皆にニアンビを紹介した(外見年齢の変わらない親子に、ラフ/Raffは驚きを隠さなかった)。ベルゼンロック/Belzenlok打倒を目指す一行はテフェリーに助力を求め、代わりに遺跡の解明に協力すると申し出た。ジョイラの見立て通り、この遺跡はテフェリーだけでは決して解けないように設計されていた。リリアナ/Lilianaのような屍術師/Necromancerにしか見えない幽霊も含めてパズルを解かなければいけないのだ。とうとうテフェリーは目的のアーティファクトを手に入れ――遺跡が崩れ出し、砂漠に飲まれ始めた。

テフェリーは飛び来たった天使ティアナ/Tianaに娘を託し、自らは最後に脱出した。ニアンビは子供扱いに憤慨しながらも、父の無事を喜んだ。彼女はウェザーライトで一晩過ごし、ジョイラにテフェリーの半生を語って聞かせた。翌朝、家族の住む町へ送り届けられたニアンビは、ウェザーライトに同行する父親と別れの言葉を交わし、彼を見送った。

[編集] 鳥たちへの信念/Faith in Birds

ドミナリアの物語から2年後となるAR4562年。シェオルドレッド/Sheoldredにより蘇らされた旧ファイレクシア/Phyrexiaの怪物がドミナリアに暗い影を落とし、彼女が語り手を務めるフェレメフにも、巨大な機械生物が接近しつつあった。

ある日、ニアンビはあまたの声の評議会/Council of Voicesが下した布告に異を唱えた。それはエフラヴァ/Efravaより来た避難民に対し、一切の援助を禁ずるというものであったからだ。エフラヴァの民はかつてヨーグモス/Yawgmothに賛同した歴史的背景があり、また人里離れた場所を放浪しているため潜伏工作員に改造されやすいのだと。恐怖に怯え、噂に踊らされた評議会に、ニアンビの訴えは届かなかった。

ニアンビは避難民に密かに薬や食料などを分け与え、また彼らが身を隠せるであろう廃鉱を発見した。彼女は最近見た鳥の夢を語りエフラヴァの民を元気づけた――広大な海を彷徨う鳥の群れがたどり着いた島では、一本の木が虫による病に侵されていた。だが最も小さな一羽が虫を食べ始めると、群れの皆でその虫たちを平らげてしまった。ニアンビはこの夢から、エフラヴァの民がフェレメフという木にたどり着いたのは何か意味があるのだと読み解いた。

ファイレクシアの機械の到来が明日にも迫り、避難民の長ザー・オジャネン/Zar Ojanenは今晩にもフェレメフを離れ廃鉱へと皆を導こうとしていた。ニアンビは最後の可能性に賭け、もう一度だけ評議会の執政官シダー・テシュンダ/Sidar Teshundaを説得しに向かった。彼もまた鳥の夢を見ていた――ニアンビが評議会に直訴した日に。その夢でテシュンダは木であり、虫に身体を食い荒らされていた。一羽の小鳥が彼を助けようとしたが、テシュンダはそれを拒否し、それ以来眠れなくなってしまったのだ。

ニアンビはテシュンダを廃鉱へと誘った。そこには新たな命の誕生を祝うエフラヴァの民の姿があった。ニアンビは説いた。彼らは安らぎを求めて虫に食われた木へやってきた鳥であり、恐怖は彼らに与える救いという果実を腐らせてしまうのだと。廃鉱にはニアンビの家族もおり、エフラヴァの民がそうしたように温かいひと時を過ごしていた。その様子を見たテシュンダは考えを改め、エフラヴァの民をフェレメフへと迎え入れた。迫りくるファイレクシアの脅威に対し、共にこの地で戦って欲しいと。

[編集] 登場

[編集] 登場カード

[編集] フレイバー・テキストに登場

ドミナリア
忠実な癒し手、ニアンビ/Niambi, Faithful Healer
機械兵団の進軍
精神の交差/Meeting of Minds

[編集] イラストに登場

Secret Lair Drop Series: Extra Life 2020
テフェリーの防御/Teferi's Protection
Secret Lair Drop Series: Black is Magic
ドミナリアの英雄、テフェリー/Teferi, Hero of Dominaria
ダブルマスターズ2022
テフェリーの防御/Teferi's Protectionボーダーレス版)
機械兵団の進軍
精神の交差/Meeting of Minds

[編集] 登場作品・登場記事

ドミナリア
団結のドミナリア
その他ストーリー

[編集] 参考

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