北方の精霊/Boreal Elemental
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+ | *[[カード名]]の"Boreal"が「北方の」と訳されている。[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]でBorealといえば、[[コールドスナップ]]の舞台となった[[ドミナリア/Dominaria]]は[[テリシア/Terisiare]]大陸の[[ボリアル/The Boreal]]が有名。過去のカードでは「ボリアルの」と訳されており、{{Gatherer|id=468203}}もボリアルの風景と矛盾しない。しかしながら、この訳が[[誤訳]]であるとは言い切れない。 | ||
+ | **のちの[[カルドハイム]]では同じ訳の[[北方の先導/Boreal Outrider]]が登場。こちらは[[カルドハイム/Kaldheim]]の寒冷地のクリーチャーを描いており、ボリアルと無関係であると同時に北方の精霊のイラスト描写とも矛盾しない。北方の精霊がカルドハイムのクリーチャーを想定して描写されており、それを踏まえて「ボリアル」という訳を使わなかったという可能性は十分考えられる。 | ||
+ | **基本セット2020が初心者向けとして、固有名詞・背景設定への言及を控えていることも無関係ではないだろう。 | ||
+ | ***あるいは、Borealという単語で初心者には「北の」「北風の」と解釈させつつ、昔からのプレイヤーには「[[ボリアル/The Boreal]]」を思い出させるダブルミーニングと判断したか。「北方」という単語を使って初心者には単に「北の方」と解釈させつつ、昔からのプレイヤーには「[[北方/Northland]]」を思い出させる日本語名にしたのかも知れない。意図されたものであるなら、気の利いた翻訳と言えそうだ。 | ||
+ | **日本語訳が同じ[[北方/Northland]]という地名もあるが、英語名が異なる。 | ||
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+ | *[[コスト増加カード]] | ||
*[[カード個別評価:基本セット2020]] - [[コモン]] | *[[カード個別評価:基本セット2020]] - [[コモン]] |
2021年2月4日 (木) 17:45時点における最新版
Boreal Elemental / 北方の精霊 (4)(青)
クリーチャー — エレメンタル(Elemental)
クリーチャー — エレメンタル(Elemental)
飛行
対戦相手が北方の精霊を対象として呪文を唱えるためのコストは(2)多くなる。
氷瀑の執政/Icefall Regentと同じ、自身を対象とする対戦相手の呪文のコストを増加する能力を持ったエレメンタル。
基本セット2020のリミテッドは飛行の多い環境であり、コモンのフライヤーとしては最大のサイズを持ち除去耐性も持つこれは制空権を取る上で有利なので青を使うならば1枚は採用したい。平和な心/Pacifismや殺害/Murderなど、軽くて強力な除去もコモンにあるため除去されるときはあっさり除去されるが、それでも重い除去に依存しがちな色やアーキタイプはあるため、呪禁を持っているかのように振る舞うこともしばしば。逆に相手にする場合、焼印刃/Bladebrandや立腹/Infuriateのような自軍の側にかけるコンバット・トリックを用意しておくと対策になる。
- カード名の"Boreal"が「北方の」と訳されている。マジックでBorealといえば、コールドスナップの舞台となったドミナリア/Dominariaはテリシア/Terisiare大陸のボリアル/The Borealが有名。過去のカードでは「ボリアルの」と訳されており、イラストもボリアルの風景と矛盾しない。しかしながら、この訳が誤訳であるとは言い切れない。
- のちのカルドハイムでは同じ訳の北方の先導/Boreal Outriderが登場。こちらはカルドハイム/Kaldheimの寒冷地のクリーチャーを描いており、ボリアルと無関係であると同時に北方の精霊のイラスト描写とも矛盾しない。北方の精霊がカルドハイムのクリーチャーを想定して描写されており、それを踏まえて「ボリアル」という訳を使わなかったという可能性は十分考えられる。
- 基本セット2020が初心者向けとして、固有名詞・背景設定への言及を控えていることも無関係ではないだろう。
- あるいは、Borealという単語で初心者には「北の」「北風の」と解釈させつつ、昔からのプレイヤーには「ボリアル/The Boreal」を思い出させるダブルミーニングと判断したか。「北方」という単語を使って初心者には単に「北の方」と解釈させつつ、昔からのプレイヤーには「北方/Northland」を思い出させる日本語名にしたのかも知れない。意図されたものであるなら、気の利いた翻訳と言えそうだ。
- 日本語訳が同じ北方/Northlandという地名もあるが、英語名が異なる。