無尽

提供：MTG Wiki

（版間での差分）
移動： 案内, 検索
(新規作成)
 
 
（7人の利用者による、間の16版が非表示）
3行： 3行：
 
|英名=Myriad
 
|英名=Myriad
 
|種別=[[誘発型能力]]
 
|種別=[[誘発型能力]]
−
|登場セット=[[統率者2015]]
+
|登場セット=[[統率者2015]]<br>[[統率者レジェンズ：バルダーズ・ゲートの戦い]]<br>[[ドクター・フー統率者デッキ]]<br>[[イクサラン：失われし洞窟統率者デッキ]]<br>[[Ravnica: Cluedo Edition]]<br>[[モダンホライゾン3統率者デッキ]]<br>[[ブルームバロウ統率者デッキ]]
 
|リーガル=legal
 
|リーガル=legal
 
}}
 
}}
 
'''無尽'''（むじん）/''Myriad''は、[[統率者2015]]で制定された[[キーワード能力]]。[[クリーチャー]]が[[攻撃]]したときに[[誘発]]する[[誘発型能力]]であり、さらに[[遅延誘発型能力]]を生成することもある。
 
'''無尽'''（むじん）/''Myriad''は、[[統率者2015]]で制定された[[キーワード能力]]。[[クリーチャー]]が[[攻撃]]したときに[[誘発]]する[[誘発型能力]]であり、さらに[[遅延誘発型能力]]を生成することもある。
  
−
{{#card:Broodbirth Viper}}
+
{{#card:Wyrm's Crossing Patrol}}
 
{{#card:Blade of Selves}}
 
{{#card:Blade of Selves}}
  
 
==定義==
 
==定義==
−
'''無尽'''/''Myriad''は、「このクリーチャーが攻撃するたび、このクリーチャーの[[コピー]]である[[トークン]]を、[[防御プレイヤー]]以外の[[対戦相手]]1人につき1体、[[タップ]]状態でその[[プレイヤー]]またはそのプレイヤーが[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]している[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]]を[[攻撃している状態で戦場に出る|攻撃している状態で戦場に出し]]てもよい。これにより[[あなた]]が1体以上のトークンを[[戦場に出す|戦場に出した]]なら、[[戦闘]]終了時に、それらのトークンを[[追放]]する。」を意味する。
+
'''無尽'''/''Myriad''は、「このクリーチャーが攻撃するたび、このクリーチャーの[[コピー]]である[[トークン]]を、[[防御プレイヤー]]以外の[[対戦相手]]1人につき1体、[[タップ]]状態でその[[プレイヤー]]またはそのプレイヤーが[[コントロール]]している[[プレインズウォーカー]]を[[攻撃している状態で戦場に出る|攻撃している状態で]][[生成]]してもよい。これにより[[あなた]]が1体以上のトークンを生成したなら、[[戦闘]]終了時に、それらのトークンを[[追放]]する。」を意味する。
  
 
==解説==
 
==解説==
 
1体のクリーチャーが各対戦相手を同時に攻撃するようなキーワード能力。[[2人対戦]]では意味がなく、[[多人数戦]]を強く意識している[[能力]]である。
 
1体のクリーチャーが各対戦相手を同時に攻撃するようなキーワード能力。[[2人対戦]]では意味がなく、[[多人数戦]]を強く意識している[[能力]]である。
  
−
===ルール===
+
統率者2015では各色に1枚[[サイクル]]として存在し、無尽を与える[[装備品]]として[[我々の刃/Blade of Selves]]が収録されている。[[統率者レジェンズ：バルダーズ・ゲートの戦い]]では[[白]]と[[赤]]の能力としてフィーチャーされ、[[青]]にも1枚追加された。[[ドクター・フー統率者デッキ]]でも幾枚か登場し、トークンが消失しなくなる[[増殖されし者、マスター/The Master, Multiplied]]も存在する。[[ブルームバロウ統率者デッキ]]では無尽を複数持つ[[リスの小走り/Scurry of Squirrels]]が登場した。
−
*無尽を持つプレイヤーが攻撃先として指定したプレイヤー、もしくは攻撃先として指定したプレインズウォーカーの[[コントローラー]]が防御プレイヤーとみなされる。それ以外の各対戦相手に対してトークンを生成できる。
+
 
 +
*[[カラーシャの山麓/Kharasha Foothills (次元カード)]]は、統率者2015以前の登場だが類似した能力を持つ。差異については当該項目を参照。
 +
 
 +
==ルール==
 +
===誘発関連===
 +
*下記3つのいずれかの条件を満たすものが防御プレイヤーである。それ以外の各[[対戦相手]]に対して[[トークン]]を[[生成]]できる。
 +
#攻撃先として指定したプレイヤー。
 +
#攻撃先として指定したプレインズウォーカーの[[コントローラー]]。
 +
#攻撃先として指定した[[バトル]]の守る者。
 +
*トークンを出すかは対戦相手1人につき選択できる。選択し終わった後、トークンはすべて同時に戦場に出る。
 
*トークンを戦場に出す時点で、そのトークンがプレイヤーを攻撃するのかプレインズウォーカーを攻撃するのかを指定する。
 
*トークンを戦場に出す時点で、そのトークンがプレイヤーを攻撃するのかプレインズウォーカーを攻撃するのかを指定する。
 +
*無尽のトークンはバトルを攻撃している状態で戦場に出すことはできない。一方、バトルを攻撃することは先述の通り無尽の[[誘発条件]]になる。
 +
===トークンの性質===
 
*トークンは攻撃している状態で戦場に出るが、「攻撃した」ものとしてはみなされない。詳細は「[[攻撃している状態で戦場に出る]]」を参照。
 
*トークンは攻撃している状態で戦場に出るが、「攻撃した」ものとしてはみなされない。詳細は「[[攻撃している状態で戦場に出る]]」を参照。
−
*コピーについてのルールは、「[[コピー]]」および[[クローン/Clone]]を参照。
+
*コピーについての基本的なルールは、[[コピー可能な値]]を参照。
 
*[[倍増の季節/Doubling Season]]などによってトークンが各対戦相手に対して2体以上戦場に出る場合、トークンがプレイヤーを攻撃するのかプレインズウォーカーを攻撃するのかは、それぞれのトークンごとに指定できる。
 
*[[倍増の季節/Doubling Season]]などによってトークンが各対戦相手に対して2体以上戦場に出る場合、トークンがプレイヤーを攻撃するのかプレインズウォーカーを攻撃するのかは、それぞれのトークンごとに指定できる。
 +
*1体のクリーチャーが複数の無尽を持つ場合、それらは個別に誘発する。
 +
*[[伝説のクリーチャー]]が無尽を得た場合、トークンが生成された直後に[[レジェンド・ルール]]でオリジナルとコピーの中から1体だけを残して[[墓地]]に[[置く]]。
 +
 +
==その他==
 +
*登場時点で[[待機]]を追い抜いて最も[[注釈文]]の長い[[キーワード能力]]である。
 +
*[[アルケミーホライゾン：バルダーズ・ゲート]]では[[MTGアリーナ]]用の代替能力として[[二体掛り]]が登場した。
  
 
==参考==
 
==参考==

2024年7月20日 (土) 21:26時点における最新版

無尽/Myriad
種別 誘発型能力
登場セット 統率者2015
統率者レジェンズ：バルダーズ・ゲートの戦い
ドクター・フー統率者デッキ
イクサラン：失われし洞窟統率者デッキ
Ravnica: Cluedo Edition
モダンホライゾン3統率者デッキ
ブルームバロウ統率者デッキ
CR CR:702.116

無尽（むじん）/Myriadは、統率者2015で制定されたキーワード能力。クリーチャーが攻撃したときに誘発する誘発型能力であり、さらに遅延誘発型能力を生成することもある。


Wyrm's Crossing Patrol / 竜渡り地区の巡回兵 (白)
クリーチャー — 人間(Human) 兵士(Soldier)

無尽（このクリーチャーが攻撃するたび、防御プレイヤー以外の対戦相手１人につきそれぞれ、このクリーチャーのコピーであるトークン１体をタップ状態かつそのプレイヤーかそのプレイヤーがコントロールしているプレインズウォーカー１体を攻撃している状態で生成してもよい。戦闘終了時に、それらのトークンを追放する。）

1/1


Blade of Selves / 我々の刃 (２)
アーティファクト — 装備品(Equipment)

装備しているクリーチャーは無尽を持つ。（そのクリーチャーが攻撃するたび、そのクリーチャーのコピーであるトークンを、防御プレイヤー以外の対戦相手１人につき１体、タップ状態でそのプレイヤーまたはそのプレイヤーがコントロールしているプレインズウォーカーを攻撃している状態で生成してもよい。戦闘終了時に、それらのトークンを追放する。）
装備(４)


[編集] 定義

無尽/Myriadは、「このクリーチャーが攻撃するたび、このクリーチャーのコピーであるトークンを、防御プレイヤー以外の対戦相手1人につき1体、タップ状態でそのプレイヤーまたはそのプレイヤーがコントロールしているプレインズウォーカーを攻撃している状態で生成してもよい。これによりあなたが1体以上のトークンを生成したなら、戦闘終了時に、それらのトークンを追放する。」を意味する。

[編集] 解説

1体のクリーチャーが各対戦相手を同時に攻撃するようなキーワード能力。2人対戦では意味がなく、多人数戦を強く意識している能力である。

統率者2015では各色に1枚サイクルとして存在し、無尽を与える装備品として我々の刃/Blade of Selvesが収録されている。統率者レジェンズ：バルダーズ・ゲートの戦いでは白と赤の能力としてフィーチャーされ、青にも1枚追加された。ドクター・フー統率者デッキでも幾枚か登場し、トークンが消失しなくなる増殖されし者、マスター/The Master, Multipliedも存在する。ブルームバロウ統率者デッキでは無尽を複数持つリスの小走り/Scurry of Squirrelsが登場した。

[編集] ルール

[編集] 誘発関連

  • 下記3つのいずれかの条件を満たすものが防御プレイヤーである。それ以外の各対戦相手に対してトークンを生成できる。
  1. 攻撃先として指定したプレイヤー。
  2. 攻撃先として指定したプレインズウォーカーのコントローラー。
  3. 攻撃先として指定したバトルの守る者。
  • トークンを出すかは対戦相手1人につき選択できる。選択し終わった後、トークンはすべて同時に戦場に出る。
  • トークンを戦場に出す時点で、そのトークンがプレイヤーを攻撃するのかプレインズウォーカーを攻撃するのかを指定する。
  • 無尽のトークンはバトルを攻撃している状態で戦場に出すことはできない。一方、バトルを攻撃することは先述の通り無尽の誘発条件になる。

[編集] トークンの性質

  • トークンは攻撃している状態で戦場に出るが、「攻撃した」ものとしてはみなされない。詳細は「攻撃している状態で戦場に出る」を参照。
  • コピーについての基本的なルールは、コピー可能な値を参照。
  • 倍増の季節/Doubling Seasonなどによってトークンが各対戦相手に対して2体以上戦場に出る場合、トークンがプレイヤーを攻撃するのかプレインズウォーカーを攻撃するのかは、それぞれのトークンごとに指定できる。
  • 1体のクリーチャーが複数の無尽を持つ場合、それらは個別に誘発する。
  • 伝説のクリーチャーが無尽を得た場合、トークンが生成された直後にレジェンド・ルールでオリジナルとコピーの中から1体だけを残して墓地に置く。

[編集] その他

[編集] 参考

引用：総合ルール 20231117.0

「http://mtgwiki.com/wiki/%E7%84%A1%E5%B0%BD」より作成
QR Code.gif