シャーマン

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
 
(12人の利用者による、間の45版が非表示)
1行: 1行:
'''シャーマン'''/''Shaman''は、[[クリーチャー・タイプ]]の1つ。
+
{{Otheruses|[[クリーチャー・タイプ]]|デッキ|シャーマン (デッキ)}}
霊界と交わる能力を持ち、予言や治療などを行う宗教的指導者のこと。日本で言えば巫女やイタコなど。
+
 
 +
'''シャーマン'''/''Shaman''は、[[クリーチャー・タイプ]]の1つ。原始宗教や精霊信仰における異能者。巫師とも。霊界と交わるなどの神秘的技能を持ち、予言や治療を行なうほか、時にはコミュニティの指導者の役割も勤める。
  
{{#card:Viridian Shaman}}
 
{{#card:Kiki-Jiki, Mirror Breaker}}
 
 
{{#card:Eternal Witness}}
 
{{#card:Eternal Witness}}
 +
{{#card:Kiki-Jiki, Mirror Breaker}}
 +
{{#card:Deathrite Shaman}}
 +
 +
初出は[[ミラディン]]。それ以前にも[[カード名]]にシャーマン/Shamanを含むカードはあったが、クリーチャー・タイプは[[クレリック]]や[[ウィザード]]だった。それらは徐々に改定されていき、[[クリーチャー・タイプ #ローウィン時の大再編|クリーチャー・タイプ大再編]]によって全てシャーマンのタイプが与えられた。[[神河ブロック]]では大量に登場したほか、[[モーニングタイド]]においては主要クリーチャー・タイプの一つとしてピックアップされ、[[シャーマン (デッキ)|専用のデッキ]]まで組まれるほどの活躍を見せた。
 +
 +
現在の[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]においては広義の「魔法使い」のうち、感情・本能など主に[[赤]]や[[緑]]の[[カラーパイ]]に属するクリーチャーの[[職業]]という位置づけであり、[[システムクリーチャー]]を中心に多数のシャーマンが存在する。全[[色]]に存在するが、イメージ的に[[クレリック]]や[[ウィザード]]と競合するため[[白]]や[[青]]では非常に少なく、[[ミラディン]]以前のものが大半を占める。
  
[[ミラディン]]で初めて登場し、[[神河ブロック]]では大量に登場した。
+
[[タイプ的カード]]も多く存在する。[[マナ能力]]を付与する[[せし郎の娘、さ千/Sachi, Daughter of Seshiro]][[コスト]]軽減能力を持つ[[低木林の旗騎士/Bosk Banneret]][[+1/+1カウンター]]を乗せる[[憤怒の鍛冶工/Rage Forger]][[同族]]・[[装備品]]でもある[[棘噛みの杖/Thornbite Staff]]などがそれに当たる。
[[]]に存在するが、特に[[]][[]][[]]に多く存在し、[[]][[]]にはほとんどいない(名前にシャーマンを持つ者のみ)。
+
  
それほど[[戦闘]]向きでないものが多いが、その代わりに強力な[[能力]]を持つものも多い。
+
[[エレメンタル]]・シャーマン・[[トークン]]を[[生成]]するカードに[[炎族の反乱/Rebellion of the Flamekin]]、[[敵愾/Hostility]]、[[炉かごの巨人/Hearthcage Giant]]が、[[ツリーフォーク]]・シャーマン・トークンを生成するカードに[[枝の手の内/Reach of Branches]]が、[[ゴブリン]]・シャーマン・トークンを生成するカードに[[鏡割りの寓話/Fable of the Mirror-Breaker]]がある。
  
[[ロード]]的存在は[[せし郎の娘、さ千/Sachi, Daughter of Seshiro]]
+
[[伝説の]]シャーマンは[[反転カード]][[両面カード]][[第2面]]も含め、[[モダンホライゾン3]]現在82体存在する([http://whisper.wisdom-guild.net/search.php?supertype%5B%5D=legendary&subtype%5B%5D=Shaman 「伝説の(Legendary)・シャーマン(Shaman)」でWHISPER検索]<ref group="注釈">Whisperデータベース未登録により、検索結果には[[ドラゴン狂、ノギー/Nogi, Draco-Zealot]]、[[Simon, Wild Magic Sorcerer]]、[[Amzu, Swarm's Hunger]]の3枚が表示されません。</ref>)。
[[パワー]][[タフネス]]を上げない代わりに[[マナ能力]]を与える。
+
  
[[伝説の]]シャーマンは[[反転カード]]を含めて22体いる([[ローウィン]]まで)
+
*公式としてはどちらかと言えば赤との結びつきが強いクリーチャー・タイプであり、緑担当の「魔法使い」は[[ドルイド]]という扱いであるようだ<ref>[https://markrosewater.tumblr.com/post/187537192898/cleric-wizard-warlock-shaman-and-druid-and "Cleric, Wizard, Warlock, Shaman and Druid" and...]([[Blogatog]] [[2019年]]9月6日)</ref>。
 +
*[[モダンホライゾン3]]を最後に、新規のシャーマンは登場していない。これは[[開発部]]がシャーマンの定義をより正しいものに則したいからであり<ref>[https://markrosewater.tumblr.com/post/774746795132715008/have-you-noticed-the-lack-of-shamans-in-the-last Have you noticed the lack of shamans in the last...](Blogatog [[2025年]]2月6日)</ref>、使用頻度は減らす予定にあるものの、完全に扱わなくなるつもりではない<ref>[https://markrosewater.tumblr.com/post/776281708773441536/hey-mark-youve-answered-to-question-about Hey Mark. You've answered to question about...](Blogatog 2025年2月23日)</ref>。
 +
**[[2023年]]には、現実世界の宗教との兼ね合いで今後のシャーマンおよびドルイドの扱いについて検討していると語られており、このことも関係していると考えられる<ref>[https://markrosewater.tumblr.com/post/729738748608348160/in-reference-to-the-question-about-using-witch-as In reference to the question about using witch as...](Blogatog 2023年9月28日)</ref>
  
*[[クリーチャー・タイプ]]として出たのは[[ミラディン]]が初めてだが、名前にシャーマンがつく[[クリーチャー]]は昔からいた。そのようなクリーチャーは[[再録]]や[[Oracle]]変更で順々にシャーマンになっていき、現在ではそのすべてがクリーチャー・タイプにシャーマンを持っている。
+
==脚注==
*[[ローウィン]]では[[エレメンタル]]・シャーマン・[[トークン]]を出すカードが3枚登場した。
+
===注釈===
 +
<references group="注釈"/>
 +
===出典===
 +
<references />
  
 
==参考==
 
==参考==
 +
*[https://web.archive.org/web/20220817135731/https://magic.wizards.com/en/articles/archive/shamans-cause-2008-03-26 The Shaman's Cause(Internet Archive)] (Savor the Flavor [[2008年]]3月26日 [[Doug Beyer]]著)
 
*{{WHISPER検索/サブタイプ|Shaman|シャーマン(Shaman)}}
 
*{{WHISPER検索/サブタイプ|Shaman|シャーマン(Shaman)}}
 +
*{{WHISPER検索/カードテキスト|{Shaman}|シャーマン(Shaman)}}
 
*[[クリーチャー・タイプ解説]]
 
*[[クリーチャー・タイプ解説]]
  
 
[[Category:クリーチャー・タイプ|しゃーまん]]
 
[[Category:クリーチャー・タイプ|しゃーまん]]
 +
__NOTOC__

2025年2月26日 (水) 21:59時点における最新版

シャーマン/Shamanは、クリーチャー・タイプの1つ。原始宗教や精霊信仰における異能者。巫師とも。霊界と交わるなどの神秘的技能を持ち、予言や治療を行なうほか、時にはコミュニティの指導者の役割も勤める。


Eternal Witness / 永遠の証人 (1)(緑)(緑)
クリーチャー — 人間(Human) シャーマン(Shaman)

永遠の証人が戦場に出たとき、あなたの墓地にあるカード1枚を対象とする。あなたはそれをあなたの手札に戻してもよい。

2/1


Kiki-Jiki, Mirror Breaker / 鏡割りのキキジキ (2)(赤)(赤)(赤)
伝説のクリーチャー — ゴブリン(Goblin) シャーマン(Shaman)

速攻
(T):あなたがコントロールする、伝説でないクリーチャー1体を対象とする。それが速攻を持つことを除き、それのコピーであるトークンを1体生成する。次の終了ステップの開始時に、それを生け贄に捧げる。

2/2


Deathrite Shaman / 死儀礼のシャーマン (黒/緑)
クリーチャー — エルフ(Elf) シャーマン(Shaman)

(T):いずれかの墓地にある土地カード1枚を対象とし、それを追放する。好きな色1色のマナ1点を加える。
(黒),(T):いずれかの墓地にあるインスタント・カード1枚かソーサリー・カード1枚を対象とし、それを追放する。各対戦相手はそれぞれ2点のライフを失う。
(緑),(T):いずれかの墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とし、それを追放する。あなたは2点のライフを得る。

1/2

初出はミラディン。それ以前にもカード名にシャーマン/Shamanを含むカードはあったが、クリーチャー・タイプはクレリックウィザードだった。それらは徐々に改定されていき、クリーチャー・タイプ大再編によって全てシャーマンのタイプが与えられた。神河ブロックでは大量に登場したほか、モーニングタイドにおいては主要クリーチャー・タイプの一つとしてピックアップされ、専用のデッキまで組まれるほどの活躍を見せた。

現在のマジックにおいては広義の「魔法使い」のうち、感情・本能など主にカラーパイに属するクリーチャーの職業という位置づけであり、システムクリーチャーを中心に多数のシャーマンが存在する。全に存在するが、イメージ的にクレリックウィザードと競合するためでは非常に少なく、ミラディン以前のものが大半を占める。

タイプ的カードも多く存在する。マナ能力を付与するせし郎の娘、さ千/Sachi, Daughter of Seshiroコスト軽減能力を持つ低木林の旗騎士/Bosk Banneret+1/+1カウンターを乗せる憤怒の鍛冶工/Rage Forger同族装備品でもある棘噛みの杖/Thornbite Staffなどがそれに当たる。

エレメンタル・シャーマン・トークン生成するカードに炎族の反乱/Rebellion of the Flamekin敵愾/Hostility炉かごの巨人/Hearthcage Giantが、ツリーフォーク・シャーマン・トークンを生成するカードに枝の手の内/Reach of Branchesが、ゴブリン・シャーマン・トークンを生成するカードに鏡割りの寓話/Fable of the Mirror-Breakerがある。

伝説のシャーマンは反転カード両面カード第2面も含め、モダンホライゾン3現在82体存在する(「伝説の(Legendary)・シャーマン(Shaman)」でWHISPER検索[注釈 1])。

  • 公式としてはどちらかと言えば赤との結びつきが強いクリーチャー・タイプであり、緑担当の「魔法使い」はドルイドという扱いであるようだ[1]
  • モダンホライゾン3を最後に、新規のシャーマンは登場していない。これは開発部がシャーマンの定義をより正しいものに則したいからであり[2]、使用頻度は減らす予定にあるものの、完全に扱わなくなるつもりではない[3]
    • 2023年には、現実世界の宗教との兼ね合いで今後のシャーマンおよびドルイドの扱いについて検討していると語られており、このことも関係していると考えられる[4]

[編集] 脚注

[編集] 注釈

  1. Whisperデータベース未登録により、検索結果にはドラゴン狂、ノギー/Nogi, Draco-ZealotSimon, Wild Magic SorcererAmzu, Swarm's Hungerの3枚が表示されません。

[編集] 出典

  1. "Cleric, Wizard, Warlock, Shaman and Druid" and...Blogatog 2019年9月6日)
  2. Have you noticed the lack of shamans in the last...(Blogatog 2025年2月6日)
  3. Hey Mark. You've answered to question about...(Blogatog 2025年2月23日)
  4. In reference to the question about using witch as...(Blogatog 2023年9月28日)

[編集] 参考

QR Code.gif