魔法の馬車/Enchanted Carriage
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モチーフは、[[Wikipedia:ja:シャルル・ペロー|ペロー]]版の童話『[[Wikipedia:ja:シンデレラ|シンデレラ]]』に登場する「カボチャの馬車」<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/eldraine-or-shine-2019-09-09 Eldraine or Shine]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0033054/ 何があってもエルドレイン]([[Making Magic]] [[2019年]]9月9日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。[[フェアリーの導母/Faerie Guidemother|妖精のおばあさん]]は魔法でカボチャを馬車に、ハツカネズミを馬に変え、シンデレラを城の舞踏会へと送り出す。 | モチーフは、[[Wikipedia:ja:シャルル・ペロー|ペロー]]版の童話『[[Wikipedia:ja:シンデレラ|シンデレラ]]』に登場する「カボチャの馬車」<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/eldraine-or-shine-2019-09-09 Eldraine or Shine]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0033054/ 何があってもエルドレイン]([[Making Magic]] [[2019年]]9月9日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。[[フェアリーの導母/Faerie Guidemother|妖精のおばあさん]]は魔法でカボチャを馬車に、ハツカネズミを馬に変え、シンデレラを城の舞踏会へと送り出す。 | ||
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2024年9月23日 (月) 03:43時点における最新版
Enchanted Carriage / 魔法の馬車 (5)
アーティファクト — 機体(Vehicle)
アーティファクト — 機体(Vehicle)
魔法の馬車が戦場に出たとき、白の1/1のハツカネズミ(Mouse)・クリーチャー・トークンを2体生成する。
搭乗2(あなたがコントロールしている望む数のクリーチャーを、パワーの合計が2以上になるように選んでタップする:ターン終了時まで、この機体(Vehicle)はアーティファクト・クリーチャーになる。)
ETBで生成されるトークンだけで搭乗コストが満たせるため、クリーチャーがいない状況でトップデッキしても活躍できないという機体の弱点が解消されている。
構築では他の選択肢があるものの、リミテッドでは色を選ばず場持ちの良い戦力を得られる優良アンコモン。2匹生まれるトークンは太っ腹、グラングリー/Grumgully, the Generousをはじめとした「人間でない」を支援するタイプ的カードとも相性が良い。
- 単純比較できないが生体武器の機体バージョンといった使い勝手のカード。同じコンセプトは後のエシカの戦車/Esika's Chariotなどにも採用されている。
[編集] 開発秘話
モチーフは、ペロー版の童話『シンデレラ』に登場する「カボチャの馬車」[1]。妖精のおばあさんは魔法でカボチャを馬車に、ハツカネズミを馬に変え、シンデレラを城の舞踏会へと送り出す。
最初のデザインではハツカネズミが牽いているということを表すため、マナレシオを高くする代わりに、「パワーが1のクリーチャーでしか搭乗できない」というペナルティ能力を持たせていた。しかしこれだと実際に機能させるのが難しかったため、マナレシオを引き下げ、ハツカネズミのトークンを生成するメリット能力を持たせることになった。マジックにおける「ネズミ」はこれまで黒のネズミ(Rat)だったが、それだと雰囲気が失われてしまうので、ハツカネズミ(Mouse)という新しいクリーチャー・タイプが導入され、色も白にされた[2]。
[編集] 脚注
- ↑ Eldraine or Shine/何があってもエルドレイン(Making Magic 2019年9月9日 Mark Rosewater著)
- ↑ Eldraine Check, Part 1/エルドレイン・チェック その1(Making Magic 2019年9月23日 Mark Rosewater著)
[編集] 参考
- 『エルドレインの王権』のトークン(Daily MTG 2019年9月19日)
- カード個別評価:エルドレインの王権 - アンコモン