運命のきずな/Nexus of Fate
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過去の[[カード]]で言えば[[明日の標/Beacon of Tomorrows]]に似ている。[[マナ・コスト]]の[[軽い|軽さ]]や[[インスタント]]である点で優れており、単純な使い勝手で言えばそちらの強化版である。[[置換効果]]であるため[[墓地]]からの再利用などには使えないものの、[[打ち消す|カウンター]]、[[手札破壊]]、[[ライブラリー破壊]]など、基本的な妨害をものともせず確実にライブラリーに戻ってくれるため、「使いまわせる追加ターン[[呪文]]」としての価値は非常に高い。大げさに言えば、これ1枚で[[エターナルブルー]]を体現しているようなものである。 | 過去の[[カード]]で言えば[[明日の標/Beacon of Tomorrows]]に似ている。[[マナ・コスト]]の[[軽い|軽さ]]や[[インスタント]]である点で優れており、単純な使い勝手で言えばそちらの強化版である。[[置換効果]]であるため[[墓地]]からの再利用などには使えないものの、[[打ち消す|カウンター]]、[[手札破壊]]、[[ライブラリー破壊]]など、基本的な妨害をものともせず確実にライブラリーに戻ってくれるため、「使いまわせる追加ターン[[呪文]]」としての価値は非常に高い。大げさに言えば、これ1枚で[[エターナルブルー]]を体現しているようなものである。 | ||
− | 追加ターン系呪文にとっては(隙を作りづらいという長所こそあるものの)インスタントであるメリットは薄いと思われたが、[[ドミナリアの英雄、テフェリー/Teferi, Hero of Dominaria]]との組み合わせで[[土地]]5枚から[[唱える|唱えられる]]という長所として働き、このカードを4枚採用した[[デッキ]]、[[ターボネクサス]]が[[スタンダード]]に登場した。[[マジック25周年記念プロツアー]] | + | 追加ターン系呪文にとっては(隙を作りづらいという長所こそあるものの)インスタントであるメリットは薄いと思われたが、[[ドミナリアの英雄、テフェリー/Teferi, Hero of Dominaria]]との組み合わせで[[土地]]5枚から[[唱える|唱えられる]]という長所として働き、このカードを4枚採用した[[デッキ]]、[[ターボネクサス]]が[[スタンダード]]に登場した。[[マジック25周年記念プロツアー]]では強豪[[プレイヤー]]も持ち込み話題となった。 |
− | * [[Magic Online]] | + | *[[Magic Online]]でも[[ブースターパック]]には封入されず、[[Treasure Chest]]で低確率で入手できるだけだったが、ターボネクサスのように想定よりも多い枚数が使われるようになってしまい、2週間限定でTreasure Chestからの排出率が上がる措置が取られた<ref>[http://wizardsmtgo.tumblr.com/post/176534688819/update-nexus-of-fate Update: Nexus of Fate]</ref>。 |
− | *BOX特典限定であるため、[[プレミアム・カード]] | + | *BOX特典限定であるため、[[プレミアム・カード]]しか存在しない。 |
+ | **このカードに限ったことではないが、[[認定大会]]においてプレミアム・カードしか存在しないカードを用いる際、それがプレミアム・カード特有の吸湿による反りによって[[マークド]]と判断された場合、[[ジャッジ]]による[[プロキシ]]の発行が認められている([[マジック・イベント規定]]3.4)。詳細は[[プロキシ]]の項を参照。 | ||
+ | **マジック25周年記念プロツアーでは、実際にプロキシとして[[山/Mountain]]と差し替えられる試合もあった<ref>[https://www.youtube.com/watch?v=B0pOT58Ib7s&feature=youtu.be&t=35m45s Pro Tour 25th Anniversary Round 12: Sajgalik, Huang, Yam vs. Wilson, Rizzi, Shenhar](Youtube マジック英語公式チャンネル)</ref>。 | ||
==ルール== | ==ルール== |
2018年8月11日 (土) 21:37時点における版
Nexus of Fate / 運命のきずな (5)(青)(青)
インスタント
インスタント
このターンに続いて追加の1ターンを行う。
運命のきずながいずれかの領域から墓地に置かれるなら、代わりに運命のきずなを公開し、オーナーのライブラリーに加えて切り直す。
基本セット2019のBOX特典カードである、追加ターン獲得インスタント。墓地に置かれる際にライブラリーに戻る常在型能力も持つ。
過去のカードで言えば明日の標/Beacon of Tomorrowsに似ている。マナ・コストの軽さやインスタントである点で優れており、単純な使い勝手で言えばそちらの強化版である。置換効果であるため墓地からの再利用などには使えないものの、カウンター、手札破壊、ライブラリー破壊など、基本的な妨害をものともせず確実にライブラリーに戻ってくれるため、「使いまわせる追加ターン呪文」としての価値は非常に高い。大げさに言えば、これ1枚でエターナルブルーを体現しているようなものである。
追加ターン系呪文にとっては(隙を作りづらいという長所こそあるものの)インスタントであるメリットは薄いと思われたが、ドミナリアの英雄、テフェリー/Teferi, Hero of Dominariaとの組み合わせで土地5枚から唱えられるという長所として働き、このカードを4枚採用したデッキ、ターボネクサスがスタンダードに登場した。マジック25周年記念プロツアーでは強豪プレイヤーも持ち込み話題となった。
- Magic Onlineでもブースターパックには封入されず、Treasure Chestで低確率で入手できるだけだったが、ターボネクサスのように想定よりも多い枚数が使われるようになってしまい、2週間限定でTreasure Chestからの排出率が上がる措置が取られた[1]。
- BOX特典限定であるため、プレミアム・カードしか存在しない。
- このカードに限ったことではないが、認定大会においてプレミアム・カードしか存在しないカードを用いる際、それがプレミアム・カード特有の吸湿による反りによってマークドと判断された場合、ジャッジによるプロキシの発行が認められている(マジック・イベント規定3.4)。詳細はプロキシの項を参照。
- マジック25周年記念プロツアーでは、実際にプロキシとして山/Mountainと差し替えられる試合もあった[2]。
ルール
- 2番目の効果は置換効果である。基本的なルールや相互作用などに関してはダークスティールの巨像/Darksteel Colossusや置換効果の項を参照。
ストーリー
このカードは、タルキール/Tarkirにて精霊龍の墓/Tomb of the Spirit Dragonへとたどり着いたサルカン・ヴォル/Sarkhan Volが、ウギンのきずな/Ugin's Nexusに現れた時の扉をくぐり1280年前のタルキールへと旅立つシーンを描いたものである(イラスト)。
サルカンは墓へと迷い込み、時をさかのぼった。
出典
- ↑ Update: Nexus of Fate
- ↑ Pro Tour 25th Anniversary Round 12: Sajgalik, Huang, Yam vs. Wilson, Rizzi, Shenhar(Youtube マジック英語公式チャンネル)